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みずすましさんの投稿(スレッド)一覧

「つらい思いをしている」のは本当に趣味のせいなのか?

投稿者 みずすまし 回答数 : 8 更新日時:

創作には直接関係ありませんが、皆さんの考えを聞かせてもらいたいと思います。 ネットのサブカル界隈を見ていると「オタクへの偏見の... 続きを読む >>

カテゴリー: その他

非オタクコンテンツをバカにするオタクについて

投稿者 みずすまし 回答数 : 15 更新日時:

 半分グチのようなものなので迷ったのですが、どうしても気になることがあり質問します。  まず、ここでは分かりやすくするために、... 続きを読む >>

カテゴリー: その他

みずすましさんの返信一覧

元記事:「つらい思いをしている」のは本当に趣味のせいなのか?の返信の返信

やさかい前提条件が崩壊しとると思うってば。

>人間関係を築く上で、【趣味】の共感されやすさや世間での評価の高さって、それほど重要じゃなくないか?
上記が私、「みずすまし」の感覚であり、他の人ーーーーそれこそ「趣味に苦悩をおぼえている当人」は、「みずすまし」持論について、どう感じ、どう思うかが「みずすまし」は知りたい、というのが、質問の趣旨です。
やと考えるで?違たら訂正ヨロ。
ーーーーーーーーーーーーーーー
まず、ラ研における「趣味に苦悩をおぼえている人」とは、おそらく【執筆活動を趣味としている人】やん。

執筆活動をなんとするか?が個体差がそもそもデカいねん。
Qあなたにとって執筆活動とは?
①趣味②存在証明③承認欲求の救済④社会的帰属へのアプローチ⑤小説家になるための活動⑥呼吸と同レベル⑦戦争⑧エゴイズムの発露⑨自我の確立⑩吐き出す行為⑪ギャンブル

とか、そもそも分類が相当数に分かれてしまうと思うで?それを同じく雑に【趣味】にカテゴライズしとらんけ?知趣味が高じすぎて専門職として金銭を少なからず稼いでしまっとる仲間とかはおらんの?

上記の回答(「つらい思いをしている」のは本当に趣味のせいなのか?の返信の返信の返信)

スレ主 みずすまし : 1 投稿日時:

えーっと、私が言ってもいないことを「考えるで?」と言われても困るというか……。
私は前の補足で、当事者でなくても良いと明言しましたよね?
あと、私はラ研に「趣味に苦悩をおぼえている当人」がいるかなんて知りません。ただ、ここにいる人達は、オタクの振る舞いや周囲の様子を普通の人より注意して見ていたのではないか、と思って質問しただけです。

最近の読むせんさんの書き込みは読んでませんが、過去のものを思い返すに、どうも読むせんさんは、勝手に飛躍した解釈をして相手が言ってもいないことを前提と思い込む傾向があるようです。

また、①~⑪をまとめて「趣味」とすることを「雑」と考えるのも私にはどうも理解できません。
もし、全身全霊を込めて打ち込んでいるのを暇つぶしの趣味と一緒にするな、みたいなことなら、それはオタクやクリエイター志望者の思い上がりだと思います。
いずれにせよ、「何が『趣味』か問題」は本題ではないし、私は興味もないので、突き詰めたいなら新たに質問を立てて下さい。その意思は尊重するし、くだらないとも思いません。

聞かれたので一応答えておくと、私は大学時代にガチのプロ志望者もいるサブカルのコミュニティーに出入りしていたので、プロのクリエイターになった人はそれなりの人数知っています。ゲームクリエイター、ラノベ作家、フリーの映画撮影スタッフなどがいますが、やはりイラストレーターが強いですね。二十代のうちに億稼いだ人が2人もいます。
私は彼らは「趣味」が高じて「趣味兼仕事」または「仕事」になったと認識しています。当人達がどう思っているかは知りません。

正直、本題から大きく外れた話題の上、これ以上やり取りしてもお互いに得るものもなさそうなので、これでおしまいにしたいです。どうしても言いたいことがあれば書き込んでもらって構いませんが、基本的にレスはしないつもりです。

カテゴリー : その他 スレッド: 「つらい思いをしている」のは本当に趣味のせいなのか?

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元記事:「つらい思いをしている」のは本当に趣味のせいなのか?

創作には直接関係ありませんが、皆さんの考えを聞かせてもらいたいと思います。

ネットのサブカル界隈を見ていると「オタクへの偏見のせいでモテない」とか「学生の時、みんなと好きなものが違ったから友達ができなかった」みたいなことを言っている人が少なくありません。
これが私の実感とどうも合わないんです。
(以下はあくまで私の実体験の範囲内の話になります)

少なくとも私自身や私の周囲にいる人達は、アニメや特撮のオタクであっても、みんなと同じドラマを観ていなかったりゲームをやっていなかったりしても、平均レベルのコミュ力や社会性、一般常識さえ持っていれば、普通に非オタクや陽キャを含めた人達との友達付き合いや恋愛が問題なくできていました。実際、私と付き合いのあるオタクはほとんどが結婚しています。
(だいたい「オタクは陰キャでコミュ障の非モテ」みたいなのも、そうか? と思いますし、それを言っているのがオタクだったら「自分がモテないのをオタク趣味のせいにするなよ」と思います)

たしかにみんなからバカにされたり、孤立したりしているオタクはいましたが、そうなる原因は、TPOをわきまえないとか、他者への配慮を欠いた言動、といった人間性の問題や、遊びや会話に誘われるのを待っているばかりで自分からは誘わない、他の人の好きなことに無関心、といった消極的な態度などであって、趣味とは無関係でした。

私の経験上、それまでに良好な関係さえ築けていれば、アニメ好きと打ち明ければ「へえ、どんな作品が好きなの?」くらいには話に乗ってもらえます。
みんながやっているゲームをやっていなくても「どんなゲームなの?」と聞けばそれをきっかけに会話に入れるし、「自分もやってみたい」と言えば、「じゃあ、うちで一緒にやろう」とか、それが漫画や雑誌なら「じゃあ、貸してあげるよ」と言ってくれる世話好きが一人はいるものです。

長々と書きましたが、短く言うと「趣味のせいでつらい思いをしているとか人生がうまくいかないとか言っている人のそれは、本当に趣味が原因なのか?」というのが私の疑問です。
近年、アニメ、漫画、ゲームをはじめとするオタクカルチャー全般に対する世間の評価が上がってきているにもかかわらず、サブカル界隈の雰囲気があまりに変化しないように見えて、「そもそもが本人の性格や人間性の問題であって、趣味とか関係なかったんじゃないか?」という疑問がわいてきたことから質問させてもらいました。

もっとも私は三十代前半でオタク差別が一番ひどかったとされる頃のことは覚えていません。もしかしたら私が知らないだけで「社交的で明るい性格からみんなの人気者だった人物が、オタクだと分かった途端に仲間外れにされたり、いじめられたりしだした」みたいなことがあったのかもしれません。
皆さんの体験や見聞きしたところはどうでしょうか。

上記の回答(「つらい思いをしている」のは本当に趣味のせいなのか?の返信)

スレ主 みずすまし : 0 投稿日時:

読むせんさん、回答? ありがとうございます。
どうも質問の意図を誤解されているようなので、返信ではなく元記事への回答の形で補足します。

今回の質問には当事者でなくても、もっと言えばオタクでなくても回答できるはずです。見聞きしただけでも良いので実例を多く聞きたいと思っています。だから、別に前提は崩壊していません。(読むせんさんが他者との関係構築を望んでいるかどうかはこの質問とは全く関係のない話です)

私の書き方も良くなかったですが、私は必ずしもオタクは共感や理解を求めているとは思っていません。
要は、人間関係を築く上で、趣味の共感されやすさや世間での評価の高さって、それほど重要じゃなくないか? 全然趣味に共感も理解も示してくれない相手とも深い関係は築けるし、そもそも普通の人は他人の趣味なんて大して興味ないだろう。
というのが、私の実感でそれについてどう思うかが知りたいというのが、質問の趣旨です。

実際、先に紹介したオタク達の結婚相手はオタクでない場合の方が多いです。そして、私が家に遊びに行くと「子どもも生まれたんだから、いい加減、卒業してほしいんですけどね」みたいなグチを聞かされることも多いです。
私自身も、今の連れ合いとは付き合いだすまでお互いの趣味を知りませんでしたし、コンスタントに遊ぶことのある友人たちのうち、私の趣味を細かく知っているのは数人で、趣味を介さずに繋がっている人の方が圧倒的に多いです。

もし、挑発しているように受け取られたのなら、それは申し訳なかったと思います。

カテゴリー : その他 スレッド: 「つらい思いをしている」のは本当に趣味のせいなのか?

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元記事:非オタクコンテンツをバカにするオタクについて

 半分グチのようなものなので迷ったのですが、どうしても気になることがあり質問します。

 まず、ここでは分かりやすくするために、アニメやライトノベルなどが好きないわゆる二次元オタクを「オタク」、オタクが好むコンテンツを「オタクコンテンツ」、それ以外を「非オタクコンテンツ」とします(あくまでこの場での定義です)。

 私は主に実写映画や一般文芸が好きで、アニメやライトノベルも区別せず楽しんでいます。そのため、ネット上のオタクの集まる界隈ものぞいています。そこで近年「アニメはすごい。それにひきかえ実写はクソ」のような意見を目にすることが増え、嫌な気分になることが多くなってきました。

 以前からもオタク界隈では、オタクコンテンツを持ち上げるために一般に受け入れられている非オタクコンテンツをバカにするのを目にしてきました。

アニメを持ち上げるために実写をバカにする
ライトノベルのために純文学や一般文芸を
アニソンのためにJポップやクラシックを
声優のために俳優やアイドルを
など
 ですが、アニメ人気のせいか、近年、特によく目にするようになった気がします。

 最近も、よく視聴していたアニメを紹介するユーチューブチャンネルで配信者が
「日本が誇れる映像コンテンツはアニメだけ。実写はオワコン」
と主張しだして、すぐチャンネル登録を外しました。
(ちなみに、日本の実写映画はぱっと浮かぶところでは、是枝裕和監督、黒沢清監督、北野誠監督は長年評価され続けていますし、園子温監督はカルト的な人気がありますし、若手では滝口竜介監督は今年を含め3年連続で世界三大映画祭で受賞しています。「日本の実写はオワコン」という意見は全くの誤りです。こういうよく知りもしないでイメージだけで批判するって、それこそオタクが長年受けてきた仕打ちのはずなんですけどねえ)

 私が実際に付き合いのあるオタクは皆、他者の好みを尊重できる人達なので、こういう意見を言うオタクはノイジーマイノリティなのか? とも思いますが、実態は分かりません。

 そこで質問ですが、
1、非オタクコンテンツをバカにするオタクをどう思いますか?
「同意見だ」「彼らこそ正しい」といった意見もご遠慮なく。

2、(一部の?)オタクがそうした行為に及ぶ理由は何だと思いますか?

 どの程度の割合でそういう人がいるのか、も知りたいので、1について「私は賛成(反対)だ」の一言だけでも結構です。

上記の回答(非オタクコンテンツをバカにするオタクについての返信)

スレ主 みずすまし : 1 投稿日時:

 もうレスがあっても返信しないつもりだったのですが、主に半額オソーザイさんの指摘で、どうも無用に人を傷付けかねない表現をしてしまったな、と反省したところがあったため、その点を補足しておきます。

 私自身は映画についてもオタクというほどではなく、ごくライトに映像作品全般を楽しんでいる者です。「かぐや様は告らせたい」にも特に悪印象はなく、この作品をしいて挙げたのはアニメ、映画双方のオタクから批判されがちな有名作品で例として扱いやすかったことと、私がより思い入れのある実写側の作品ということで身内のような気安さがあったためです。
 当然「かぐや様は告らせたい」や「今日から俺は!!劇場版」が好きだという人の感性は尊重します(私も観ていますし)。このスレも本来、他者の好みを否定する態度への疑問から立てたものでした。アニメや漫画の実写化作品を批判するオタクを想定し、「今、批判しているものがまさにアニメの未来かもしれないよ」ということを言おうとするあまり、そのような作品が悪いものであるかのような書きぶりをしてしまったのは配慮が足りなかったと思います。

「大衆の嗜好は安易で陳腐で低級」という表現は確かに強過ぎたなと思います。これは「オタクからすると」ということで、「一般人はオタクに都合良く動いてなんかくれないぞ」というニュアンスを持たせようとしてああいう言い方になってしまいました。

 言いたかった要点は、一般人という集団の嗜好は凡庸である(多種多様な嗜好の人達の集まりだから平均化されている)。そんな一般人に受け入れられようとすれば、コンテンツの方が凡庸になるしかない。今のアニメはその方向に向かっているようにも見えるけど、それは本当にオタクが望んでいることなのか? ということでした。

 ちなみに、私自身に「かぐや様は告らせたい」に悪印象がないのは、売れるものを作るのは当然、というのがひとつと、もうひとつは、そういう一般向け作品が売れるからオタクの言う「良質な作品」を作れるからです(前の書き込みで「一般向け作品」の対義に「良質な作品」を置いたのも、便宜上だったんですが、まずかったかな)。
 作家の中山七里氏が、「大多数の作家は、ごく一部のベストセラー作家が収益を上げるおかげで作品を発表できている」と言っています。一般向け作品に対して「なんであんなものが売れるんだ!」と怒っているオタクが好きな作品も実は「あんなものが売れる」おかげで存在できているわけです。

 最後に手塚満さんへ
 積年の感情があふれ出しているようですね。ネット上の議論は不毛だと思っているので、ディスカッションするつもりはありませんが、あなたの意見は理解しました。
 不用意に大衆批判めいたことをしてしまったのは確かに軽率だったかな、と反省しています。ただ、「オタクは他人の評価を求めていない」と自分に都合よくオタクを定義し、そこから外れた(おそらく一緒にするな、という思いから意図的に排除した)人達を「スノッブ」と蔑称と言ってもいいネガティブな意味合いの強い単語で括るあなたの主張は、あなたが批判した私の行為と同じじゃないですか? とだけ言っておきます。

カテゴリー : その他 スレッド: 非オタクコンテンツをバカにするオタクについて

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元記事:非オタクコンテンツをバカにするオタクについて

 半分グチのようなものなので迷ったのですが、どうしても気になることがあり質問します。

 まず、ここでは分かりやすくするために、アニメやライトノベルなどが好きないわゆる二次元オタクを「オタク」、オタクが好むコンテンツを「オタクコンテンツ」、それ以外を「非オタクコンテンツ」とします(あくまでこの場での定義です)。

 私は主に実写映画や一般文芸が好きで、アニメやライトノベルも区別せず楽しんでいます。そのため、ネット上のオタクの集まる界隈ものぞいています。そこで近年「アニメはすごい。それにひきかえ実写はクソ」のような意見を目にすることが増え、嫌な気分になることが多くなってきました。

 以前からもオタク界隈では、オタクコンテンツを持ち上げるために一般に受け入れられている非オタクコンテンツをバカにするのを目にしてきました。

アニメを持ち上げるために実写をバカにする
ライトノベルのために純文学や一般文芸を
アニソンのためにJポップやクラシックを
声優のために俳優やアイドルを
など
 ですが、アニメ人気のせいか、近年、特によく目にするようになった気がします。

 最近も、よく視聴していたアニメを紹介するユーチューブチャンネルで配信者が
「日本が誇れる映像コンテンツはアニメだけ。実写はオワコン」
と主張しだして、すぐチャンネル登録を外しました。
(ちなみに、日本の実写映画はぱっと浮かぶところでは、是枝裕和監督、黒沢清監督、北野誠監督は長年評価され続けていますし、園子温監督はカルト的な人気がありますし、若手では滝口竜介監督は今年を含め3年連続で世界三大映画祭で受賞しています。「日本の実写はオワコン」という意見は全くの誤りです。こういうよく知りもしないでイメージだけで批判するって、それこそオタクが長年受けてきた仕打ちのはずなんですけどねえ)

 私が実際に付き合いのあるオタクは皆、他者の好みを尊重できる人達なので、こういう意見を言うオタクはノイジーマイノリティなのか? とも思いますが、実態は分かりません。

 そこで質問ですが、
1、非オタクコンテンツをバカにするオタクをどう思いますか?
「同意見だ」「彼らこそ正しい」といった意見もご遠慮なく。

2、(一部の?)オタクがそうした行為に及ぶ理由は何だと思いますか?

 どの程度の割合でそういう人がいるのか、も知りたいので、1について「私は賛成(反対)だ」の一言だけでも結構です。

上記の回答(非オタクコンテンツをバカにするオタクについての返信)

スレ主 みずすまし : 2 投稿日時:

 皆さん、ご回答ありがとうございます。

 言葉足らずで意図が伝わらなかった方がいたようなので一応補足すると、私はそういうオタクを論破したいとも黙らせたいとも思っていません。「どうしても気になる」というのは、アニメ関連の情報に接していると否応なく視界に入ってきて鬱陶しい、程度の意味でした。
 これまでもそうしてきましたが、今後も「何か言うとるわい」で聞き流すことにします。

 あまくささんがコンテンツの状況について言及していたので、私も私見を述べておきます。

 日本の実写映画産業は衰退傾向どころか、ここ三十年くらいずっと低迷しています。ただ、件の配信者は明らかにアニメの実写化のような作品しか知らずに語っていたため、一般に広く知られなくとも、国際的に高く評価されている人物、作品が多くあることを示しました。

 名作、駄作のどちらかのみに注目して評価するのは誤りというのは同意です。
 ただ、同じような認知の歪みはアニメについても言えることで、「君の中は。」のような一般人にリーチするように作られた作品の成功をもってオタク向け作品まで世間に受け入れられたように錯覚しているオタクが結構いるな、というのが私の感覚です。
 今月、金曜ロードショーで「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」が放送され、ネット上では大変盛り上がりましたが、放送してみれば、ジブリ、ディズニー、細田守作品など、ほとんどの一般向けアニメ作品が視聴率10%を超える中、特別編集版が6.7%、外伝が6.2%と低調でした。オタクやテレビ局の認識と異なり、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」ほどの作品であっても一般人は一般向けに作られていない作品は知らないし興味もなかった、つまり、あまくささんの言う「壁を突破するパワーを持ったコンテンツ」ではなかったということだと思います。「アニメが好き」と言った時に何を指しているかのオタクと一般人との乖離はまだまだ大きいかと。

 多少挑発的になってしまうかもしれませんが、日本のアニメはこのまま人気が高まっていけば、実写映画の現状に近付いていくと思っています。

 実写映画もかつてはオタクコンテンツ的性格の強いものでした。実写映画の現状は、オタクコンテンツとしての映画を愛する映画オタクが、映画を非オタクコンテンツに変質させようとする一般人に負けた結果です。オタクと一般人が戦えば、数で圧倒する一般人が必ず勝ちます。

 あえて作品名を挙げれば、アニメオタクから大変不評な実写版「かぐや様は告らせたい」は映画オタクからも大変不評です。でも、興行的には成功し続編まで作られました。では、誰が観たのかと言えば一般人つまり「大衆」です。大衆の嗜好は安易で陳腐で低級です(当然ですね。複雑でエッジが利いた高級なものを好んだら、それはもはや大衆ではない)。

 オタクコンテンツが一般に受け入れられるとは、正確には一般人がオタクからオタクコンテンツを取り上げて、自分達の嗜好に合うように変質させ、非オタクコンテンツとして大衆文化に取り込むことです。

 オタクコンテンツを世間に受け入れさせ、かつ、産業として成り立たせようとすれば、

オタクには鑑賞にたえない低質な一般向け作品を量産して収益を上げる陰で、オタクのような分かる人にだけ分かる良質な作品をひっそりと作る。

という形態に必ず向かいます。映画に限らず音楽でも出版でもこれまでそうなってきました。
 アニメオタクがどれだけ批判しようと、アニメ映画の声優に芸能人が起用されるのも同じ原理です。オタクの不興をかってでも一般人にリーチできた方が制作者にとっては得なのです。この流れを断固拒否するなら、世間からの嘲笑に甘んじる覚悟でオタクだけの狭いコミュニティーの中で楽しむしかありません。
 ちなみに、金曜ロードショーの視聴率でいえば、漫画の実写化の「今日から俺は!!劇場版」は11.2%で「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の1.7倍です。これが大衆の嗜好です。
(一応、言っておくと、私自身が多くの分野でその「大衆」の一人である自覚は当然あります)

 以上の理由から、「世間にアニメの価値を認めさせよう」「日本のアニメを世界に誇る一大コンテンツにしよう」とすれば、実写映画の現状にどんどん近付いていくと思います。
(私の身近にいるアニメオタクは最近のアニメブームを「オタクの楽園だったアニメを一般人が侵略してきた」と認識しています)

 実写映画界は、良質な作品を作るより「かぐや様は告らせたい」を作った方が儲かる、という誘惑に勝てませんでした。アニメ界が今後どうなるかは分かりませんが、個人的には「君の名は。」や「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」のような、カップルが一緒に観られるような一般向けのおしゃれな感動路線にリソースが割かれていくのではないかと思っています。

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