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まままんさんのランク: 2段 合計点: 3

まままんさんの投稿(スレッド)一覧

プロットでキャラ設定を書いていると稚拙な中二ノートに感じてしまう

投稿者 まままん 回答数 : 4 更新日時:

こんにちは。 現在小説のプロットを書いているのですが、その中でキャラ設定で悩みが有ります。 だいたいキャラ設定って頭の中に浮... 続きを読む >>

カテゴリー: キャラクター

行ったことの無い実在の地域の描写について

投稿者 まままん 回答数 : 10 更新日時:

現在、現代日本を舞台にした小説を書いています。 物語である人物が東京に転向する展開があり、そこから東京の描写も増えてくる予定です。... 続きを読む >>

カテゴリー: 設定(世界観)

王道ヒーロー物における葛藤・成長について

投稿者 まままん 回答数 : 6 更新日時:

自分はOVAゲッターロボに感化されて単純明快で爽快なヒーロー系作品を作りたいと思っています。 しかし、ゲッターのような王道ヒーロー... 続きを読む >>

カテゴリー: キャラクター

まままんさんの返信一覧

元記事:プロットでキャラ設定を書いていると稚拙な中二ノートに感じてしまうの返信

動機づけが中二的だからではないでしょうか。
キャラクター性としては「キレモノのクールな主人公」だけで十分で、「クール」「切れ者」な様子が見て取れるシーンを作れば少なくとも初期案は形になるでしょう。
しかしそれではキャラを作っただけで話に入ってこないため、動機付けを考える。
ところが、この動機付けで「実はこういう過去が」と中二的な要素を入れてしまうと「クール」「切れ者」という場面が「中二」を窓口に物語に加わることになるので、全部が一気に中二的になってしまうのではないかなと思う。
つまり、意図してなくても「実はこういう過去があってクールです」「実はこういう過去があって切れ者です」という印象になってしまってるんじゃないかな。
「動機付け」というのは物語にとってとても大事なものではあるけど、その実、それほど重要なものではありません。
ようは、そのキャラが物語に入っていける要素であれば問題ないので。
だから例えば「実は家族を敵に殺された過去がある」とかそういうキャラクターの行動原理や原風景など根本に触れるような要素であっても良い、というレベルの話。
「で、あっても良い」というレベルね。
主人公は金が大好きで金のためならなんでもやる。という設定なら、「実は~」なんて動機付けは不要でしょう。金を用意する展開にすりゃ主人公は動ける、すなわち物語に入ってくるので。
主人公やキャラクターが積極的に行動するようになる要素であれば、動機はそれで必要十分です。

物語を考えるうえで、おそらく「設定の繋がり」を意識してるんじゃないかなと思うんですが、どうでしょうか。
こういう設定だから、主人公はこういう性格になった。とか。こういう設定があるからこういう能力になった、とか。
因果関係を考えればそれ自体は悪いことではないけど、やりすぎると、そのために用意した感というか作り物感が出てしまうので、しばらく「実は~~」シリーズは封印してみたらどうでしょうか。
闇に蠢く怪物と戦う宿命を持っていなくても、平凡な高校生が戦うことになる過程は書くことができます。

と、言いつつ。
でも、そればっか考えてしまうってことは、たぶん中二的な要素が好きな人だと思うから、それを自分でバカにせず受け入れて中二な物語を書くのが一番楽しいと思いますよ。
それは稚拙でかっこ悪いと感じるのかもしれないけど、中二な物語なんて客観的に見たらどれもカッコいいもんじゃないです。
読者としては物語の中に入り込んでるからかっこよく見えるけど。
プロット、つまり概要だけつまんで見ればたいしてカッコよくないし、下らないうえにダサいことが多いです。
それをカッコよく仕立て上げる作家が凄いので、その稚拙な中二ノートをカッコよく仕上げる練習をしてみる、というのも良いと思います。

なにしろ、「カッコいい設定」を作るのがゴールではないので、たぶん、スレ主さんに必要なことは「納得できるプロット・設定を書く方法」ではなく、「書いたプロット・設定に納得できる手段」だと思う。

上記の回答(プロットでキャラ設定を書いていると稚拙な中二ノートに感じてしまうの返信の返信)

スレ主 まままん : 1 投稿日時:

あーなるほど!確かに過去が云々と現在の欲望・動機が繋がらないキャラって多いですよね。
「過去に親を殺されて〜」から「復讐の鬼になった」ってのは中二に多いですけど「(なんやかんや社会の荒波に飲まれている内に)金が大好きな汚い傭兵になった」というと何となく大人っぽくなった気がしますね。

私自身、中二要素は嫌いじゃありませんしむしろたまに補充したくなる時が有ります。ただ、僕が今書きたいお話はもうちょっと大人っぽいお話(高二病くらいかナ…)なので大変参考になりました。

サタンさんがいうように「実はシリーズ」で性格・動機づけを封印しようと思います。ありがとうございました。

カテゴリー : キャラクター スレッド: プロットでキャラ設定を書いていると稚拙な中二ノートに感じてしまう

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元記事:行ったことの無い実在の地域の描写について

現在、現代日本を舞台にした小説を書いています。
物語である人物が東京に転向する展開があり、そこから東京の描写も増えてくる予定です。

しかし、私は地方の人間で、実際の東京の地理感覚は観光客程度のものしかありません。まして実際の東京の学生たちの通学事情や日常の買い物についても分かりません。

このように、行ったこと・住んだことのない地域の描写はどのようにすれば違和感のないものになるのでしょうか。やはり憶測ではなく事実に即したリアリティが大切なのでしょうか?よろしくお願いします

上記の回答(行ったことの無い実在の地域の描写についての返信)

スレ主 まままん : 1 投稿日時:

甘粕義政さま、サタンさま

お返事ありがとうございます。googlemapで下調べするという手がありましたね。
それならば確かに大まかな通学路や情景のイメージがつかめそうですね。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 行ったことの無い実在の地域の描写について

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元記事:王道ヒーロー物における葛藤・成長についての返信

 オミクロンです。まず辛辣なことを言わせていただきますが、「単純さ」と「深さ」の両立は至難です。というかぶっちゃけ矛盾してます。「深さ」を言いかえるのなら「思慮深さ」に該当すると思いますので。詳しく説明したいと思います。

 私の所感では、単純キャラの強みは「既に精神が完成している」ことにあります。だからどんなことでもブレないし、見ている側も安心できます。
 逆に葛藤や成長といった要素を組み込んだキャラの場合、「精神構造が変化していく」ことが物語の華となります。

 お分かりいただけるでしょうか? 「既に完成しているのに変化していく」んです。最高の硬さと最高の柔軟性は両立しえないんです。仮に成立するとすれば、そのどちらかが偽りでしかありえません。
 なので「キャラが薄っぺらくなるから」といった薄っぺらい理由で、矛盾する「深さ」を付与すると大失敗すると思います。
 やるのならキャラクター設計や、物語をしっかり構成したうえで計算に計算を重ねてやるものです。

 この成功事例がありますので、そちらを紹介します。私の愛読書である「HELLSING」の「アーカード」です。
 彼は不死身の吸血鬼で、最強で、無敵です。やりたい放題します。(命令の範囲内なら)人間を殺すのが大好きですし、人間に殺されるのも大好きです。ですが同時に、人間でいられなかった自身に対する失望もしています。有名な場面を引用すると、

「俺のような化け物は、人間でいることにいられなかった弱い化け物は、人間に倒されなければならないんだ」
「やめろ人間!! 化け物にはなるな。私のような」

と宿敵相手に懇願しています。

 なので彼のやりたい放題っぷりは、黙っていると鬱るから狂人の仮面を被っている。という「演技」です。その深奥には不死の苦しみがこの上なく刻まれています。それを作中のとあるキャラが解説しています。これも引用しようと思います。

「あの男は幾年月を超えてきたのだろう。幾千幾万もの人々の絶望を喰らってきたのだろう。
 だがもはや彼には何もない。城も領地も領民も、思い人の心も彼自身の心も。闘争から闘争へ。何もかも真っ平になるまで、歩き歩き歩き続ける幽鬼。
 私にはね、インテグラ。あの吸血鬼が、あの恐ろしい夜の世界を統べる不死身の化け物が、ひどく哀れな哀れな弱々しく泣き伏せる童に見える」

 これを踏まえると、葛藤を前提として単純さを「演じる」のならば十分に可能な範囲だと思います。参考になれば幸いです。

 長文になりましたが、最後にもう一度だけ要点を伝えたいと思います。

 キャラが薄いからという理由で葛藤を後付けしたキャラに成功例はないと思います。それならばまだ、単純さに突き抜けた方がいいです。もし葛藤をも描きたいのなら、物語とキャラクターを緻密に設計してください。

 以上です。長文失礼しました。

上記の回答(王道ヒーロー物における葛藤・成長についての返信の返信)

スレ主 まままん : 0 投稿日時:

なるほど。単純キャラ=既に完成している、というのは新しい発見でした。付け焼き刃は設定のほうがかえってボロが出るというわけですね。
サタン氏の仰られた「葛藤はconflictの訳語」というのもまた参考になりました。

思い切って突き抜けた作品ができるように努力してまいります。おふた方ともにありがとうございました。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 王道ヒーロー物における葛藤・成長について

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元記事:王道ヒーロー物における葛藤・成長についての返信

相談内容を読む限りでは、「過去や葛藤や成長」=「深み」と受け取れます。
かなり大雑把な言い方ですが、「深み」というのは深けりゃいいんですよ。
「過去」というのはそのキャラクターの目的意識や現在に至る経緯ないしそのキャラクターの行動原理などを深く掘り下げた、という場合使ったりする表現ですね。
「成長」は、成長するということは「成長前の状態がある」というのが前提。これだけでは深みは出ませんが、その成長過程、成長の仕方でキャラクターの内面に深く切り込んでいく、という表現ですね。
それで「葛藤」は、あとで補足を入れますが、心の中の心理的葛藤を意味する場合、そのキャラクターの内面を深く掘り下げている、と言えます。

で、繰り返しますが、「深み」ってのはぶっちゃけ深く切り込んでいく事、またそれによって表現されるモノを指すので、別に「過去・葛藤・成長」にこだわった話ではありません。
これら「過去・葛藤・成長」を扱うことで小気味よさが無くなると感じているのであれば、別の所から切り込んでいけば良い話です。

さて、ここで「葛藤」の補足ですが、これは文字通りの「葛藤」であれば心の中の鬩ぎ合い、と受け取れますが、創作的には「conflict」の和訳なので、講座などで見かける場合はおおよそ「衝突」を意味します。心の中の争いに限定されません。
要するに、「主人公とライバルの争い」というのも創作的に言えば「葛藤」です。「主人公と友人の喧嘩」というのも葛藤です。
そこに「衝突」があればドラマが生まれるので、その過程を指して「葛藤」と書かれています。
主人公がウンウンと悩んでる姿のみが葛藤というわけではありません。
ーーが、ドラマを考えると結果的に主人公が苦悩するシーンというのは出てきたりする。
それで「主人公とライバルの争い」において、これは単に戦ってるだけでなくその争いの意味するところを考えると、このシーンだけでも深く切り込んでいけそうではありませんか?
例えば「正しさを主張する主人公と、正しいだけでは何も成さないと主張するライバル」の争いなんかは王道ですよね。
これは「主人公とライバルの戦い」ではなく「何が正しいのか」を主旨にした戦闘になるので、戦い自体の勝敗はあんま展開に関係なく(基本的には勝利したほうが正しさの証明という表現になる)主旨に対して答えを出せれば問題ありません。
やってることはただの戦闘だけど、その内容は「正しさの証明」というちょっと深いことを語っています。
これは、テーマに対して深く切り込んでいってるわけですね。

こうした考えを応用すると、例えば「ブルマ派の主人公とスパッツ派のライバルが何か熱い戦いをしている」というシーンが書けたりします。
やってることは熱いんだけど、その内容は実に下らない。このギャップが笑えたりして、こうした表現はコメディではたまにみかけます。
まあ、この例はコメディなんでちょっと違うと思うでしょうが、テーマに対して、というかそのシーンの主旨に対して深く切り込んでいくと、深みは出てきます。
「過去・葛藤・成長」を扱って、そこから深く切り込んでいくのは扱いやすいために広く使われているとは思いますが、それだけが武器ではないというか、本質は「深く切り込む」という事。
「過去・葛藤(心理的葛藤)・成長」は3つともキャラクターに対し切り込んでいくテクニックなので、テーマに対し、展開に対し、設定に対し、何でもいいので切り込んでいけば深みは出せることでしょう。

小気味よさと両立させるなら、コメディの例のようにシーンの主旨に対して切り込んでいくのが良いかと思います。
「過去・葛藤」については「伝われば良い」程度にあまり深く切り込まず、「成長」は成長過程で「深みを出す話題」をやってるから深みが出るんで、そこに「主旨に対して切り込む」などを当てれば良いでしょう。
ただ、まあ、身も蓋もないことを言えば、テンポよくして暗くなる話題にしなけりゃ小気味よさとの両立は出来るんじゃないかなと思います。

上記の回答(王道ヒーロー物における葛藤・成長についての返信の返信)

スレ主 まままん : 1 投稿日時:

あっ!なんだ!物語用語の「葛藤」って単にconflict(=衝突)の訳語だったんですね!
ならばゲッターロボは敵と血みどろの戦いをして生き残るというテーマそのものが「葛藤」に値するわけですね。

今まで葛藤を文字通りウンウン悩むという意味で捉えていたのでこっちまでウンウン悩んでいましたが、これでまた一つ腑に落ちた感じがしました。ありがとうございました。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 王道ヒーロー物における葛藤・成長について

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元記事:『黄金バット』のような主人公を作りたい

2016/05/13 クリエさんの質問

黄金バットを知らない方が多いかと思いますが…?

私は昔のアニメの『黄金バット』のようなキャラを主人公としたライトノベルを書きたいと思っているのですが、黄金バットが大好きな私でもなぜ彼があれほど魅力あるキャラとして皆に愛されているかが分からないのです。

黄金バットのアニメを見た方なら分かると思いますが、黄金バットはライトノベルのタブーを犯しまくっているような造形やキャラです。見たことのない方のために書けば……
・顔が骸骨というおどろおどろしい造形
・最初から最後までまったく苦戦しないという、敵がかわいそうに感じられるほどの強さ
・サイタマのような無敵系ヒーローとも違い何らかの欠点もない
・最初から完成されていて常に絶対的でわかりやすい正義

たいていのライトノベルの本には「主人公には欠点を設けろ」とか「何らかの成長要素を入れろ」と書かれてありますが黄金バットはそのことごとくを無視しています。そして何故か人気があり、話自体も非常に面白くできています。(少なくとも面白くないと言ってる意見はほとんどないです)

一体なぜ黄金バットのようなキャラクターが皆に人気が得られているのでしょうか?
そのようなキャラクターをライトノベルで主人公にするのは無謀なのでしょうか。というより、ライトノベルでそのようなキャラを出した成功例はあるのでしょうか?

上記の回答(『黄金バット』のような主人公を作りたいの返信)

投稿者 まままん : 0 投稿日時:

こんにちは。自分もヒーローモノの創作(マンガですけど)を作りたくて勉強しています。
他の方と回答が被っていたら申し訳ありません。

黄金バットは無敵の完璧超人なのに面白いのは何故か。
黄金バットのアニメが人気なのは他の方が言われる通り、アニメ黎明期の昭和の児童向けアニメという文脈があるだと思います。
また、黄金バットが無敵超人で許されているのは彼が謎に包まれた存在であり、視点もあくまで第三者の目線だからというところも大きいでしょう。

そして絶対無敵の黄金バットとそれを傍観する一般人視点という構図は現代でも大いに通用すると思います。そこから黄金バットの謎やナゾー博士の野望を深く掘り下げる展開になれば深夜アニメ層にもウケる作品になると思います。
ただジュブナイルよりやや渋いイメージになるかもしれませんが…。
最後に、単に強いヒーローと言ってもその違いは千差万別です。共に勉強して作品を作っていきましょう。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 『黄金バット』のような主人公を作りたい

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