小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

ハイさんのランク: 2段 合計点: 4

ハイさんの返信一覧

元記事:魔法が使えない理由付け

はじめまして。初めてこのサイトに質問を投稿します。
私は小説家になろうに作品を投稿しています。異世界転移系の長編です。
その作品について、皆さんの知恵を借りたいです。

主人公が転移する異世界には魔術があり、才能を持つ限られた人のみが魔術を使えます。
魔術の属性は、無、火、水、風、土、光、闇の7種類。主人公は、全属性の魔術を使える才能を神様から貰っていますが、最初は魔法をうまく使えず、絶体絶命のピンチになって初めて魔術を使えるようになる、という展開にしたいです。
しかし、ピンチの場面で初めて魔術の才能が開花した理由付けに悩んでいます。
説得力のある理由付けにできるように、皆さんのご意見を聞きたいです。
よろしくお願いします。

上記の回答(魔法が使えない理由付けの返信)

投稿者 ハイ : 2 投稿日時:

はじめまして。
私の方からは、少し別角度からも意見を提供出来るように書かせていただきました。
お役に立ちましたら幸いです。

ではまず、最初に。

>説得力のある理由付けにできるように、皆さんのご意見を聞きたいです。
よろしくお願いします。

●このように『説得力のある理由付けにできるように』、とありますが、より実践的なお話を考えるのであれば『読者が面白いと感じるような』理由付の方がよろしいです。
なぜかと言いますと、お話の面白さは発想、ネタだし、アイディアの時点で概ね決まってしまうからです。
(例 アンパンマンとか、ゴム人間の海賊であるとか)
そして、こういった方向性というのは、書き終えてからつまらないと感じた場合に修正するのが非常に困難です。そもそも要素自体が面白くないわけですから、書き直す場合、大幅な変更を余儀なくされます。
最悪、全直しですね。

反対に。
納得感はあとから修正するのがそれほど難しくありません。
伏線を張る、説明を入れる、不足していたシーンを足す、あるいはセリフを足す、など対策はいくらでもあります。
(注意 ただし、すでに致命的に説得力のない展開や設定を残したまま投稿してしまった場合は取り返しがつかない場合もありえます)

また、納得がいくかどうかだけでは発想が縮こまってしまう、という問題点もあるので、まずは発想を狭めずに面白いかどうかで考えてみるのが良ろしいかと思います。
多少荒唐無稽でも、あとから説得力を出す方法を出せば良いわけですから、そのように考えられたらより発想しやすく、楽しく空想出来るのではないでしょうか。
個人的には、食べただけで〜人間になる悪魔の実というのはすごく荒唐無稽だけど面白い発想ですし、転生系におけるスキルみたいなものも面白さの幅を大きく広げたと思っています。

次に、気になった点ですが。

>初めて魔術の才能が開花した理由

●揚げ足をとるような話になりますが、ちょっと『才能が開花する理由』というものにこだわりすぎているように感じました。

おそらくは、そういう方向性で話を進めたいと思っていらっしゃるので、やや話が変わってくると思うのですが。
私の場合、あくまで『使えなかった魔法が使えるようになった理由』を考えさせていただきました。

これ、どう違うかといいますと。
前者が『主人公の内的要因』に限定されている(ように思える)のに対して、後者はそこにこだわらず、原因に関して『外的要因も含めて』考えている、という点が異なります。

もう少し砕いて説明しますと。
『内的要因』とはつまり、主人公自身に問題があるケース。
『外的要因』は、主人公以外に原因があるケース、です。

何故こうして区別して、話を広げたかと言いますと、最初の話に戻りまして『面白くなるかどうか』で発想を広げてみたからです。

そう言った個人的な理由もあるので、提示された条件をやや無視していますが、ざっと考えてみたものを並べてみますと。

『内的要因』で考えるなら、

1 心理的理由・魔術で人を傷つけてしまい、以後魔術が使えなくなったとか。
あるいは転移系だから、来た当初にひどい目にあって魔術を使うことを恐怖しているとか。
もしくは、魔術の暴走で自滅した人を目にしたトラウマがあるとか(異世界最初の恩人とかだとより良いかも)。
この場合解決手段は、恐怖を上回る気持ちの発露、などですね。

2 異世界転移系だから、そもそも魔術を使う、という感覚が身についていない。
すでにいくつか意見として上がっていますが、〜が出来るようになる、というのは結構経験や感覚の蓄積が大事です。
解決手段としては、ピンチ下でようやく実を結んだ、とかでしょうか。

3 主人公の体質的理由・才能はあるけど魔力がない、とかで人から供給されないと使えない、とかだとヒロインとの親和性が高くなってよりラノベ的になるかと。他、病気や怪我などの障害、って設定も。
この場合だと、解決手段はヒロインの手を握っていた、とかで魔力が供給された、とか。

4 主人公の行い的理由 世界観ガン無視になるかもですが、日頃の行いの良し悪しで精霊とかマナとかの魔法要因に好かれすぎているとか、嫌われているとかで使えない、とかもありかなと。
解決手段としては、必死さが精霊やマナに伝わった、など。

次に『外的要因』で考えますと。

1 制限系 
 やや内的要因の3とかぶりますが、7つ使えるがゆえに最初から神様? か何かがハンデや制限をかけた、とか。幼女戦記とかの場合だと、確か神に等しい存在Xに制限を受けていたはず。〜をしなければ使えない、〜の犠牲を払う必要がある、など。
ピンチ下での解決手段は、そのままですね。

2 封印系
 転移系であって転生系じゃないですけど、例えば親が子の宿命を心配して封印を施したケース。あるいは、師匠が才能を見抜きつつも、まだ実践は危険だからと密かに封印を施して使えないようにしていたケース。
あるいは、ラノベらしく親しくなった女の子からのプレゼントが密かに封印具で、それを身に着けていたために使えなかったケースとか(この場合女の子にそうするように脅されていた背景とかあると展開させやすい)。
もしくは、クラスメイトとかの嫌がらせで封印されたんだけど、ピンチの時に封印をぶち破って魔術とか使うケースだと、俺ツエー系の話にしやすいですね(主人公が最後まで封印そのものに気づかない、とかだと尚良)。
他、解決手段として。
ピンチ下で師匠が封印を解く、怒りで封印を破る、など。

3 陰謀系
 封印系とややかぶりますが、主人公の才能は認めるところだけど、何らかの理由で主人公に魔術を使われると困る勢力や個人が妨害していた、とかだと話に深みを出しやすいかと。そもそも使えないような方法を教えていたとかで。
解決手段としては。
使えないように教えていたのになぜか使えた、とかだとコメディちっくな俺ツエー系に。
あるいはヒロインとかに正しい方法を教えられるような方向だと、より陰謀的でシリアスな展開を広げやすいですね。じゃあ何故〜さんは間違った方法を教えたのか、とか。間違った方法を続けると死ぬ、とかだとよりシリアスに出来そうです。

とりあえず、私からはこんなところでしょうか。
まだ色々と思いつきそうですが、まあこんなところにしておきます。

では、お役に立ちましたら幸いです。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 魔法が使えない理由付け

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元記事:とても変なスランプ(?)に陥っています、12歳です…

 12歳、女です

 小説家になろうと言うサイトで、1年、必死に書きまくって、
 100ポイント(評価のような感じ)の壁を越えて、
 ブックマークしてくださる方も、予想以上に120件を超えました。
 ただブックマークボタンを押すだけですが、それでも120人という数字に驚いて、
 感激して、毎日自分の評価でうっとりしてる私。

 私は、その作品の前に、ちょちょっと書いてすぐに捨ててしまった作品がありました。
 そのほとんどが、5000文字以内で。
 
 元々なんで小説家になろうに登録したのかと言えば、書籍化できるからとか、
 そんな叶わない夢。
 
 調子に乗ったんです、「このまま本になるんじゃないか」って。
 (自意識過剰です、そこは直さないと……)

 けれども、矛盾点をたくさん指摘され、挙句の果てにストーリーがループすると言う作品でした。

 それから、しばらく書かなくなりました。
 
 作品も、2カ月、3カ月と、放置。
 
 たくさんの、一度でも、いいと思ってブックマークしてくれた120人に対する
 申し訳なさがあったけど、

 もう矛盾点が多いし、8万文字を治していくのは面倒くさい、
 
 と、新たな作品を書いて捨てて書いて捨てて書いて捨てて
 
 アイデアは腐るほどあるんです、すぐに、ぱっと思いつく、
 けれどもそれを文章にして、物語にしてができない。

 今回、ライトノベル研究所にて、いろいろな記事を読み漁りました。
 そしたら、どんな作品でも書いてみる事が大切みたいなことが書いてありました。
 

 本当にそう思った、けれども、やはりできない。

 自分の中での黄金期が頭の中に残って、
 せっかく書いた新しい作品(もうただの文章)
 が人気にならないんじゃないかって……

 わかっているけど、できない
  
 それが本音。

 結局、なろうのアカウントも削除、1年間書いた作品もこの世に存在していません(削除した。)

 今では、やる気を出すために音楽かけて、イヤホンして、(耳に悪いのに)感情的になるようにする
 けれども、無理。

 やる気はあるのに、書いた途端に「ああ、無理」とやめてしまう
 読書はあまりしません、確かにそれも関係あるかも……

 けど、かつてのあの日の様に、無我夢中で一日中書いていたい。

 私は、どうしたらいいのでしょう
 聞きたいことは

・この異常なスランプから抜け出せるのか
・↑もし抜け出せるなら、どうすればいいか
・私はそもそも、調子に乗っただけであって、これから書いてもなんにもならないのか
・アイデアが腐るほどあるのは皆さま同じなのか
・これから、作品は書いていっていいのか

 です

上記の回答(とても変なスランプ(?)に陥っています、12歳です…の返信)

投稿者 ハイ : 0 投稿日時:

もう一度好きなように書けるようになりたい、というのが質問者さんの希望、ということでよろしいでしょうか?

とりあえず書き込みを拝見した感じでは、

> 自分の中での黄金期が頭の中に残って、
> せっかく書いた新しい作品(もうただの文章)
> が人気にならないんじゃないかって……
> わかっているけど、できない 
> それが本音。

●このようにあるので、「過去の成功体験」に縛られているように思います。
以前のように上手く行かなかったらどうしよう、であるとか。
上手く書きたい、成功したい。あるいは書籍化出来ないような作品じゃなきゃ意味がない、と思っていらっしゃるのかもしれませんね。
(想像が外れていたらすいません)
そういった感覚は私にもちょっと覚えがあって、同じ作品をずっと直し続けていたり、あるいは乱雑に浮かんでくるアイディアで延々と書いてみては、読者が楽しめると思えなくて放棄した作品が山とあります。

実のところ、そういった向上心や功名心が逆に足を引くケースは多々あります。
なのでまずやってみることは、下手でも良いと思うこと、上手く行かないことを受け入れること、以前の成功はたまたま運が良かっただけだと思うこと、などこのあたりではないかと。
そうして、自分への過大な期待を捨てることから始めてみてはいかがでしょうか?

以下、質問に多少答えておきます。

>・この異常なスランプから抜け出せるのか

●まあ、ひとによりますね。
ただ、性根が変にひねくれていない限りは抜け出せるものと考えています。
ついでにですけど、それは異常ではなくて割とある悩みです。
一本目が意外に受けちゃって、二本目以降に尻込みするとか。

>・↑もし抜け出せるなら、どうすればいいか

●すでに書きましたが、開き直りが一つの手段です。
あるいはですが「様々な不安を吹き飛ばすほどの確固たる技術の習得」なんかも解決手段として有効だと考えています。あまくささんが言うようにインプットすることも効果的です。
ただこの回答例は、原因が「過去の成功体験」にとらわれている場合の話なので、原因が別にある場合はまた別の方法が必要になってきます。
ですので、まず原因がそこなのかどうかを確認してください。

私の場合だと、一定のクオリティをクリア出来ないのが理由だったので、単純に創作論の再考察と技術の底上げ、あるいは上手い人の上手い理由の観察と分析で解決しました。
要するに、自分の作品に満足できるように上手くなった、って感じですかね。
流れとしては。最初の頃はまず下手な自分を受け入れることから始めて、そこから徐々に何が駄目で下手なのかの分析を進めていって、その解決方法を探っていった、って感じです。参考になれば幸いです。

>・私はそもそも、調子に乗っただけであって、これから書いてもなんにもならないのか

●それを決めるのはあなた自身です。
自業自得、という言葉があります。
私が好きな言葉です。
一般には「悪行が自身に害となって返ってくる」みたいな意味で使われますが、本来は「悪い行いは害となって、良い行いは幸運となって返ってくる」みたいな意味です。
何が良い行いで悪い行いかを学びながら色々やってみましょう。

>・アイデアが腐るほどあるのは皆さま同じなのか

●人によりますが、私もアイディアは腐るほどあります。
一部、実際に腐ってしまいました。
人の作品に触れるたびに、人と対話するたびに新しいアイディアが浮かんでくるので正直辛いぐらいです。
その割に書くのが好きじゃない……と言うか、満足の行くレベルに仕上げる労力を知っているだけに、あまり手を付けてはいません。
私の場合だと一本書き上げるのに3,4ヶ月欲しいところですけど1,2ヶ月で3,4本のアイディアが沸いて来るのでどうしようもありません。

>・これから、作品は書いていっていいのか

●突き放した言い方になりますが、それを決めるのはあなた自身ですね。
書きたいなら書くと良いですし、書きたくないと思っているなら書かなければいいだけのことです。

●最後に。
もしかすると別の場所でも言われているかもしれませんけど大人としてちょっと言わせてください。
YouTubeであれなんであれ、ネット上で年齢や性別を晒すことは非常に大きなリスクを背負うことになります。
特に女性は。子供であればなおのことです。
(まさかと思いますが、YouTubeで顔とか出してませんよね?)
こう言った場所で安易に情報を晒している点から見て、他の場所でも同様の行動をしている可能性を危惧しているのですが、子供で女性である時点でつけ入る隙は山ほどあります。あなたが思う以上に。
(確実にではないですが、画像一枚、映像のワンシーンから住所を特定する手段もあります)
特に私のようにあなたの心配しているような物言いで近づいてくる輩には細心の注意を払ってください。悪人は悪人らしい見た目や言動をしているとは限りませんから。
もちろん12歳女性が事実でないのならなんの問題ありませんが、一応ということで。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: とても変なスランプ(?)に陥っています、12歳です…

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ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

プロ作家、編集者にアドバイスしてもらえる!勉強会で腕を高めあえる!小説で飯を食べていきたい人のための創作コミュニティ。学生には交通費1000円を支給。

元記事:きらら系列日常系

「きらら系列日常系」を小説で再現しようとしていますが、なかなか難しいです。でも何がどのように難しいのか分かりません。なぜ難しいか説明できる人がいたら教えて下さい。

上記の回答(きらら系列日常系の返信)

投稿者 ハイ : 0 投稿日時:

日常系四コマのノベライズは数多の作家さんや志望さんが討ち死にしてきた分野なんですけど……なんでみんなそんなに小説にしたがるんでしょうね? うーん、私にはわからん。

ちなみに2007年頃(うう、時を感じる)に芳文社KR文庫なるきらら連載中の作品のノベライズがあったんですが……不調だったのかなんなのか、その後は刊行されていないようです。
私が読んだのは「三者三葉」のやつですが、確かオリキャラ(男)視点からの話だったかな。原作と比べると、悪くはなかったけど良くもなかったような印象でした。(他、落花流水、ひだまりスケッチとかあったっぽい)
そんな感じに大本がやってもダメだったっぽいことなのでその難易度はかなり高いものと思われます。

まず、すでに玉城つむぎさんが指摘されていますが、まず絵の有無ですね。
きららやぱれっとなどと言った日常四コマ系における絵のウエイトは非常に大きいので、それを小説において表現するすべが実質的に存在しない、というのが問題です。

一応、アレ系の雰囲気を再現することが可能っぽい文体も存在しないことも無いと思うんですが、私の記憶の中で該当しそうな文体は小中学生向け少女小説の中でもかなりふんわーりとした女の子一人称文体になってしまって、きらら・ぱれっとの読者層的に合わんのじゃないかなーと思っています。
(大昔の記憶なので、今現在の少女小説がそうかはわかりませんけども)

ご存知かどうかわかりませんが、ラノベで言うと文学少女シリーズの野村美月先生の文体のように甘くふんわりと仕上げた文章です。
(文学少女シリーズなら文学少女見習い以降、主人公交代してからの文体)
ただ私はあれがすごく好きなんですけど、あれって一般的な男性にはキッツいのではないかと思うわけで……。

よって、想定読者層を考えると、きらら・ぱれっとのような作品のノベライズは筋違いではないかと思うんですよね。そもそも、読者層がそれを望んでいるのかどうか……いや、割と書きたい人がいるってことは需要があるってことなのかなぁ?

さておき。

それでもあれこれ考えてみて、思いついたのは。
一番解決策に近いのは文章を増やした『絵本』ではないかと。
これなら小説的要素を強めつつ、絵も押し出していけるのでご要望のものに近いんじゃないかなぁと思うんですが……え? やっぱりノベライズじゃないとダメですか?w
となると、絵本と小説の中間あたりにライトノベルならぬフェザーノベルって分野でも作って、挿絵多めの文章超軽く少なめなレーベルを創設するとかどうかなと思うんですが……そこまでいくとただ単にどっちつかずになるだけなような気もするわけで。
うーん、ムズい。

戯言だらけですが、参考になりましたら幸いです。

(追記・にわとりさんの指摘も確かにありそう)

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: きらら系列日常系

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元記事:今のライトノベルについて

今のライトノベルはハーレム学園ラブコメしか受けないのですか?

上記の回答(今のライトノベルについての返信)

投稿者 ハイ : 1 投稿日時:

えーと……連想ゲーム?w

という冗談はさておきまして、若干の論理の飛躍を含みますが私の意見を述べます。

長年色々な書き手を見てきて感じたのですが、書き手は大雑把に分けると二種類に分類されます。
それは、意思疎通が円滑に行えるタイプ(以下Aとする)と、そうでないタイプ(以下Bとする)です。

この場合の意思疎通とはつまり、作品に対して感想を書いたり、その返信をしたり、長所や欠点の指摘の際にあまり滞ることなく意見の交換がスムーズに行えるかどうか、という意味です。

要するに、Aタイプはこれが問題なく、または少なく行えるということで。
Bタイプはこれがちょくちょく滞るということです。
このグループには、なんでそう解釈した? 的なケースや、言っている意味がわからないよ……系など。言葉(日本語)は通じるけど理解してないなこいつ、なケースも含みます。

で。

小説において一定のレベルを超えやすい人はAタイプが多く、突出した作品の書き手はBタイプが多い印象です。(あくまで私の印象です)

さらにあくまで私の印象ですが。

Aタイプは一定水準を超えた普通に面白い作品を書く反面、突出部が少ないことも多く、そのために今一歩殻を破れない傾向が強い印象。

Bタイプは突出した部分がAタイプにはない魅力を持っている反面、全体のレベルはおそまつになりがちで、人によって様々ですけど、意味がわからないであるとか、読みにくい場合も多く。そのために評価は常に低い印象です。

何故このようにわかれるのかについては、私はこのように考えています。

「小説とは、文字を使った作者と読者のコミュニケーションだから」

このように考えれば既出の傾向についてはある程度説明が可能で。
円滑なコミュニケーションにおいて、相手のことを考える、相手の意見をきく、自分がどう言うべきか考える、逆に言うべきでないことを考える、というのが重要だというのは周知の事実ですから。それらがあまり器用でないBタイプの方は「小説というコミュニケーション」において読者との友好的関係を築きにくいのは道理でしょう。相手とマトモに向き合っていないのに近い状態ですから。
逆にAタイプにない尖った部分が出てくる理由は、他人への配慮を考えない思い切りの良さゆえになのかなと。このように考えます。
(ちょっと言い方悪いですが意味的には褒めてます)

で、質問の仕方から察するに。
ついでにサタンさんのお話が事実であるならば、質問者さんはBタイプではないかと。
平成が終わって令和になった今の時代にハーレム学園ラブコメしか受けないか? というズレた質問もそうですが、それ以外の情報が全く無い点や、考えがまるで見えてこない(それゆえにどうとでも読める)から一方的にですがそう判断しました、違っていたら申し訳ありません。

そして仮説に仮説を重ねるようですいませんが、もし仮に「今現在ご自身の書いておられる作品が受けない(公募通らないとか)のはハーレム学園ラブコメじゃないからか?」と言う意味であったなら、おそらくそれは違うでしょう。

既出ですが、Bタイプの方は突出型で、総じて作品全体としてのレベルが低い傾向が強い(失礼)ので、問題点は単純な実力不足である可能性が高いです。……質問者さんの作品を読んでいないので、あくまで可能性としての話ですけど。

このケースの解決策としては、まず致命的で一定水準に満たない部分の補完ですね。それをなんとかした上で、それでも上手く行かないのであれば方向性の見直し、って感じですね。

あるいは原因が方向性である場合は、あまくささんの意見参照です。
小説はエンターテイメントでビジネスですから、需要と供給が重要。ただし、作家志望は自己実現という目的もありますから、この場合は「需要と供給と自己実現」という三軸からなる三次元モデル上において最も満足の行く結果を得られる座標を探すことになります。潜在的需要が見込めて、今現在供給が少なくて、自己実現可能な。
このあたり、経営学とか販売戦略とかその手の本を読むと良いです。
普通に面白いですよ、ランチェスターの弱者の戦略とかゲーム理論とか同化戦略とか。

ここまで色々書かせていただきましたが、これらの話を聞き流すも受け入れるも、それらは質問者さん次第です。ご自由にどうぞ。
でも大体の物事は自身に原因があって、現状は良きにつけ悪きにつけ自業自得と言うのが世の真理ですので、今後どうされるかは慎重にお考えになった方が良いでしょう。

ではこんなところで失礼します。

カテゴリー : その他 スレッド: 今のライトノベルについて

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元記事:陰キャの成長は陽キャとなることなのか?

こんにちは、サイドです。
普段は掌編などでお世話になっている者です。

質問についてですが、タイトルの通り「陰キャの成長は陽キャとなることなのか?」です。

今、応募を目指した学園ラブコメを書いており、物語としては、
「カースト最下位の陰キャ主人公が、トップスリーの陽キャヒロイン達と出会い、ある事件を経て成長する」
がテーマになっています。

最初に作ったプロットの最後は、
「殻に閉じこもりがちだった主人公が、ヒロイン達を大切にし、視野を広めて前向きになる」
でした。

しかし、執筆が終盤に差し掛かり、「陰キャが陽キャへ変化する(陰キャの記号を陽キャのそれへ入れ替える)=成長」ではないのでは? と思う様になりました。
「陰キャ」と「陽キャ」という言葉が使われるようになったのは、ここ数年のことだと思います。
ですが、少し古い小説やアニメを見ても、「内向的な少年が、成長して前向きになる」は存在するので、物語の形としては王道だと理解もしているつもりです。

ここでどうして主人公が陽キャの属性に近付くことに違和感を持ったのかというと、

〇上記した「ある事件」とその解決法が、ヒロイン達といることで広まった妬み、嫌がらせなどの悪い噂の原因を見つけ、対処、解決することに比重が置かれているから

だと、考えました。

もしも、それらの悪い噂にはっきりとした犯人(例 カースト十位の嫌味な優男など)が存在し、それを打ち負かし、成り上がっていく作風であれば、主人公の成長が陽キャへ近づくのは納得できると思います。
しかし、書いていくにつれて主人公の行動指針は「悪い噂の解明と対応、及び解決」だけであり、成り上がりには興味のない人物になっていきました。
結果、競争心のない人物像となり、ラノベらしくないのでは? と感じています。

そこで、最後に辿り着く二つの主人公像を考えてみて、その判断をお聞きしたいと思っています。

一 他と関連、比較させてみて、初めて自身の存在をとらえ、最下位という劣等感を克服しようとする、相対的な判断をする主人公 
(比較という性質を持つため、競争や成り上がりへの意識が強い)

二 他と関連、比較などはせず、出会いを経てカースト最下位という自身の存在をとらえ、劣等感を持っている自分も自分だとする、絶対的な判断をする主人公
(優劣の意識があまりない為、ありのまま気楽に構えていればいいやと割り切っている)

個人的には、僕自身の性格が「二」寄りなので、そちらの方が書きやすくしっくりきます。
繰り返しになりますが、物語に「カースト十位の嫌なやつ」(この場合、悪い噂を流した張本人)などの明確な「敵」が存在せず、交流を経た内面の成長に比重を置き、成り上がりの性質は少ない為、話の流れとしても「二」が納得できると感じています。

ですが、ラノベ的にはカーストというランクがあるのなら、ヒロイン達の助けを借りつつどんどん駆けあがって行く、「一」の様な性格になる方が王道のような気もしています。
また、先に挙げたような「絶対的な評価」の主人公像をラノベ業界であまり見た事がないので、自分の書きたいものを書いているだけで需要や王道を無視しているのでは? とも感じています。

この二つの主人公像や現在の需要、自分としては違和感があっても多くある王道へシフトする方がいいのか? に悩んでいるので、何か助言をいただければ幸いです。

上記の回答(陰キャの成長は陽キャとなることなのか?の返信)

投稿者 ハイ : 1 投稿日時:

うーん、タイトルの内容についていろいろ考えていて、否定する方向で論じてみようと思ったんですが、上手くいきませんでした。

>陰キャの成長は陽キャとなることなのか?

これですね。
これ、掌編でも少し触れたので「それは違います」と言い切ろうと思ったんですが、色々考えてみるとなるほどここで迷ったのかな、というのが私の中にも浮かんできたのでちょっと書いてみます。

まず、陰キャというものについて自分自身誤解している可能性を考えてちょっと調べてみましたが、やはり陽キャ陰キャについて上位互換であるような記述はなく、スクールカーストとセットで語られることが多い相対評価……って感じで、概ね自分の理解と齟齬はないようでした。

ってことで、それは違うのでは、という方向で考えていたんですが……引っかかりを覚えたのがスクールカーストを猿山に置き換えて考えていたときです。
実際に猿山のトップに立つのって、優れた猿なんですよね。
となれば、陽キャは優れていて、陰キャは劣っている……確かにな、と思ってしまったわけで。
でも、実際に違うという気持ちもあったわけで。何が問題なのかと俯瞰してみましたが、おそらくはどの枠組みで見ているかが問題なんだと思うんですね。

スクールカースト=猿山=「クラスという小集団としてみた場合」、人心掌握術や気の強さ、力の強さ、体の大きさ、などなど。そのクラスごとの発言力の基準というものがあって。
そのクラス単位の枠組みで見ると、より上位のカーストに登っていく=陽キャ化する、というのは確かに成長と言えるかと思うんですね。

ただここで問題なのは、別の枠組み……「一個の人間的な実力や性質」の枠組みで見た場合、それは成長と言えるのか、ということです。
例えば割とあると思うんですが、勉強やスポーツが出来るわけじゃないけど、話が上手くて明るい性格のムードメーカーってのがカースト最上位よりちょっとしたあたりにいたりしますが、元々全く性格的に違う人間がそうなるってのは考えにくいですし、成長じゃないですよね? それって、変貌とか変質とか、正常じゃない成長だと思うんですよね。
あと、陽キャにも色々あって、必ずしも人間的に優秀でない……というか、割と無能な人間が陽キャカテゴリに入るであろう場合もあるわけで。
えーと、アニメSIROBAKOのソフトモヒカンとか、月刊少女野崎くんの前野さんとか?(どっちもスクールじゃないですけど)
そんなわけで、言葉の上では必ずしも陽キャになるのは成長とは呼べない、なんてケースにもありえますね。

そんな感じに、陰キャと陽キャの意味合いにおいて二つ以上の価値基準(クラスカーストカテゴリと、人間的な意味合いカテゴリ他)を混同、あるいは同一視してしまったために迷われたのではないでしょうか?
そう考えると、回答としては「条件付きで正解」とか、「どちらとも言えない」とか、「どの側面で見るかによる」、という答えになるかと。
そのように思いました。

ただ、一個だけどちらのカテゴリにおいても陽キャになることが利点、または成長と言えるであろう点を挙げますと、「行動力」ですかね。
「前向き」とかでも良いですけど、陰キャはとにかくなにかにつけて行動しない。口だけだったり、頭の中だけで完結している……そんな傾向が強い気が(そうでない人はごめんなさい)。
で、行動しないから失敗しないんだけど、成功もしないって感じが強くて、その点においては明らかに陽キャに軍配が上がる……と思ってます。
このあたりは私の体験も含めてそうですね。
(私自身が二型陰キャですけども)
なので陰キャはあえて陽キャになる必要はないですし、なってみても凄い疲れますが、行動力だけは見習って損はないですし、得るものは多いかと。

つまりは、陰キャは陰キャやってるときが一番落ち着きます(ホントに)w でもそれだけじゃ得られないものは確実にある、って感じですね。

ちなみに。
既出ですが、弱キャラ友崎くんは面白いのでオススメですね。
転生系は面白いは面白いけど、タナボタ的スキルとか人生リセットしたい、努力したくないって読者の下心まで見えてしまうので私的には微妙に忌避感が。
その点友崎くんは純粋に今の人生を頑張りたい、良くしたい、って感じがあってすごく好きです。
こんな作品ばかりになれば良いのになぁw
(人生良ゲー説支持派)

カテゴリー : ストーリー スレッド: 陰キャの成長は陽キャとなることなのか?

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