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手塚満さんの返信一覧。得点の高い順63ページ目

元記事:現実の創作物

アーサー王物語
ロミオとジュリエット
ディズニー系プリンセス物語

ラノベ書いててどこまで名前を出して良いんですか? 設定は変えるつもりですが、名前は同じとか似た物にしたいのですが

上記の回答(現実の創作物の返信)

投稿者 手塚満 : 0 投稿日時:

作品名でしょうか、作品に登場するキャラ名とかでしょうか。いずれにしても2つの面を考える必要がありそうですが、結論から申せば、

「心配するくらいなら、やめておいたほうがよさそう」

です。以下、少し説明してみます。

1.法律面(現代の作品はヤバい)

最近、以前から広く作られているある二次創作について、原作とは無関係の第三者が商標登録するという騒ぎがありました。その商標登録は受理されていたものの、法律、倫理面などで議論の余地があるとされ、結局、出願者が取り下げの方向で動いたようです。

そういうことすらありますので、ご心配は分からなくもありません。しかし古典作品については、ほぼ心配はいらないと見てよさそうです。「ロミオとジュリエット」なら、異世界への翻案もの等でも(ほぼ)そのままのタイトルです。

作品公開当時に商標権やら著作権はありません。原作者について、その関係の法律が定める有効期限を過ぎています(死後50年等)。実際、例えば「ジュリエット」なる商標の出願では、却下された事例があります。

これが近年の作品だと事情が違います。例えば「ドラえもん」なるタイトルやキャラクター名は商標登録され、保護されています。誰かが新たにキャラを作り「ドラえもん」と名付けることや、いかに作品内容を変えようとも「ドラえもん」や、その類似の作品タイトルにすることはできません。

どうしてもやりたければ、採用しようとしている名前(作品タイトルやキャラ名等)が商標登録されていないか、いちいち調べる必要があります。それで大丈夫となっても、上述しましたように、後出しで商標登録される場合もあります。

ですので、被りそうな個性ある名前を意図的に採用するのは法的には不安だと理解しておくべきです。特にディズニーは権利関係をガチガチに確保しており、違反に厳しいことで知られています。手を出すべき相手ではありません。

2.読者の反応(設定変えるならヤバい)

作品タイトルは作品の顔とも言えます。例えば「ロミオとジュリエット」(や類似の「ロミオ x ジュリエット」等々)という作品タイトルにすれば、読者は古典の「ロミオとジュリエット」であるか、その翻案くらいを期待します。手に取って読んでみて、古典の「ロミオとジュリエット」とは別のオリジナルと分かったら、がっかりするでしょう。

がっかりはすぐに怒りに変わります。読まずにネットで酷評されたら、その作品だけでなく、スレ主さんが書く他の作品にも悪影響があるでしょう。原作に沿う作品でない限り、権利関係が消滅した古典作品でもやめておくべきでしょう。

これがキャラクターやアイテムでも同様です。原作オリジナルの名称は使うべきではありません。

このことは「イメージと異なってがっかり」以外に、「原作のイメージが被って、想像しにくくなる」問題も含みます。例えば瞬間移動装置に「どこでもドア」と名付けたり、「どこでもドアみたいなもの」と説明したら、そのアイテムが登場するたびに、真っ先に思いつくのは「ドラえもんのどこでもドア」です。そこからスレ主さんの作品の「どこでもドア」へ頭を切り替えることになります。大変に面倒で、読みにくさにつながります。

この場合、「扉を開けたら離れた場所に出られる」というアイテムの性質自体は問題ないことが多いです。読者は「ドラえもんのどこでもドア」を連想しますが、名前が全く異なるなら無駄にイメージが被ることは、ほぼありません。

名前が似てると、異なる物でも混同が起きますから避けるべき。物は似てても名前が異なることも大事になります。名前(固有名詞)は一語で大きな情報を持ちます。言葉だけが頼りの文章作品では特に留意すべきです。

カテゴリー : 著作権・オリジナリティ スレッド: 現実の創作物

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元記事:竜の飛ぶ速さについて

ファンタジーの世界観において竜騎士を登場させようと思うのですが、竜が飛ぶ速さの描写が難しいと悩んでいます。
例えば競走馬のように600mを33秒、34秒で飛ぶ、という表現では遅いと感じますでしょうか?
皆さんの意見をお聞かせいただけますとありがたいです。

上記の回答(竜の飛ぶ速さについての返信)

投稿者 s.s : 1

このサイトに具体的な数字は余程のことがない限り提示しないのが得策だと書かれています。
ヤモリさんも言っていますが、具体的数字の提示は読んでいる読者の思考の妨げになる可能性があります。
表現の例として、早く移動する竜なら、光の如く速さとか、電光石火の勢いなど、遅く移動する竜なら、竜のくせに亀のようだとか、人間の走る速さとさほど変わらないなどと、表現すれば読者にイメージは伝わると思います。ここら辺はケースバイケース。
六百メートルを三十三秒と言うのは、早いかどうかは、私は競馬には詳しくないので分かりませんが、竜という、まぁそれなりに強そうなモンスターの飛ぶ速さが馬の走る速度と一緒と言うのは、まぁ、早いけど、でも言うほど早くないって感じですかね。
参考になるかは分かりませんが、イヌワシの最高時速は三百二十キロです、これは獲物めがけ急降下する際の速度です。
しかし、普通に考えて六百メートルを三十三秒(大体時速七十二キロ)は早いですよね。
まとめると、別に数字を記さなくて良いなら、こう言った表現ではなく例に挙げた表現を使ってみてはいかがでしょうか?
遅いと感じるか、早いと感じるか、と言った質問は竜ならスポーツカーくらいのスピード(時速百キロくらい)は出るのではないのでしょうか、まぁ、イメージですが。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 竜の飛ぶ速さについて

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投稿日時:

元記事:主人公陣営が最後に滅びる話

私が小説家になろうで連載しようとしている話は、主人公が凄まじい能力で栄華を極めた後に派手に破滅するという内容にしようと考えています。

私はこの作品の主人公を、度々なろう出身作品の主人公像をかなり大袈裟に強調したような人物として描写する予定です。
我ながらかなり鼻持ちならない人物に仕上がったと思っていますが、個人的にはこのままでは満足できないでいます。

ただ嫌な人が上げて落とされる話というだけなら、それこそなろうの中でも多く展開され、なろう作品のパロディというのも既にやり尽くされている題材です。

鼻持ちならないなりにも愛着の湧いた主人公としてなんとか差別化を図りたいと思い、私はこの話に平家物語にあるような悲哀を取り入れたいと思っています。

主人公を相当問題のある人物に設定しておいて結構無茶な話であるかもしれませんが、腹の立つ人物ではあっても最後に同情を引けるような終わりを迎えさせるにはどうすればいいのでしょうか。

上記の回答(主人公陣営が最後に滅びる話の返信)

投稿者 tourdion : 0

なろう系の主人公が嫌な人物に見えるとしても、それを作った作者はその主人公を善人として作ろうとしていたのかもしれません。主人公の凄まじい能力の引き合いにするために他のキャラsageをしたり、主人公をモテさせようと無理な展開をしようとするうちに嫌な人物に見えるようになってしまったのかも。

ですので、それを逆手にとって、なろう系の主人公として本来作者が作ろうとしていたであろう、善い人な主人公の要素を予想して、散る際にそれとなく暗示してみたらいかがでしょう?

カテゴリー : ストーリー スレッド: 主人公陣営が最後に滅びる話

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投稿日時:

元記事:ヒロインはどういうタイプが好まれるか?

小説を書く前に一つ質問をさせていただきます。
ヒロインの設定で姉貴キャラ、妹キャラ、幼なじみキャラが流行っている理由はどう言った理由からかなのでしょうか?

特に妹キャラが多い気がしますが、その理由などはあるでしょうか?

上記の回答(ヒロインはどういうタイプが好まれるか?の返信)

投稿者 手塚満 : 5 人気回答!

姉や妹、幼馴染がヒロインキャラとして流行っているかどうかは別として、使いやすいキャラということはあります。なお、とりあえず姉・妹は家族の、としておきます(姉的、妹的キャラというのは置いておく)。

姉・妹・幼馴染に共通するのは物語開始時点において、

・主人公と既に親しい。
・主人公との関係性が既に確立している。
・主人公とのエピソードを既に多数持っている。

ことが挙げられます。対比されるヒロインとして、例えば「転校生」「高校入学で知り合う生徒」を考えてみます。要は「最初は赤の他人」ということで、主人公とヒロインが「遭遇する→接近する→互いにもっと知り合う」といった段取りが必要になります。

それはそれで面白いドラマが描けるわけで、一目惚れから起こるドラマなんかも可能です。しかし、段取りが必要ということは手間取るということでもあります。少なくとも序盤から中盤にかけては、いかに接近しカップルまで行くか、という筋立てになるでしょう。

もし「カップルまたはカップル寸前となった2人がどうするか」の部分で面白いアイデアがあるなら、既に遭遇から接近までは過去のこととして物語を始めたほうがいい。転校生や入学時に知り合った、となると主人公とヒロインの関係性のありようは多彩です。

一方、姉や妹だとおおよそ見当がつきます。主人公が分かればだいたい分かる。同じ家庭で育ったわけですから、おおよそ同じ傾向を持つと自然に想像できます。幼馴染もそれに準じますが、家庭が異なるので違う傾向を持たせることができます。それでも「長く友達である」ということから、あまり関係性の描写をしなくても、主人公さえ分かれば、幼馴染ヒロインはおおよそ察せられる。

さらに、いきなり過去エピソードを持ち出すこともできます。例えば、

「幼馴染が大事にしているぬいぐるみを主人公が「ボロボロだな、新しいの買えば」と言ったら、ヒロインがショックを受ける(実はぬいぐるみは、主人公が幼い頃にヒロインの誕生日に贈ったものだった)」

みたいなエピソードをいきなり作れます。描かれてない過去は存在しているけど、読者には知らせてないだけだから可能になるサプライズ的な手法です。

知り合うところから描くヒロインだと、そういうことは不可能です。遭遇前の関係性はありませんから。唯一可能なのは「以前に主人公とヒロインは会っているけど、主人公はすっかり忘れている」でしょうか。ですが、そうしてしまうと幼馴染に準じる設定になります。

まとめますと、主人公とヒロインが冒頭から2人セット(カップルないしはバディ的)で動かしやすいのが、姉・妹・幼馴染ヒロインということになります。そのうち、恋愛関係に発展させないなら姉か妹。恋愛関係の可能性を排除しないなら幼馴染ということになります。

姉と妹のキャラの違いは、ヒロインが主人公に対して保護者的であるか(姉)、被保護者的であるか(妹)かのキャラ設定に依存します。別に姉が弟に甘える性格でもいいんですけど、それならそれで姉のキャラ立ての手間を要します。あるいは多少の意外性を出す演出狙い。そういうことがなければ、読者が自然に想像しやすい(いわゆる読者の引き出し)ポジションにしておけばいいでしょう。

とりあえず置いておきましたが、姉的、妹的キャラというのもありますね。本人の性分と不可分ではあるんですが、遭遇から始めるヒロインであれば、普通は親しくなる過程を描く必要があるでしょう(傍若無人とかの設定があれば別ですが、それはそれでキャラに強い特徴を与え、初手からドラマ展開に影響する)。

幼馴染に姉的、妹的性格を付与するなら、幼馴染の立ち位置、性格、さらに年齢差を自然に与える手法となります。姉、妹としただけで、おおよそのイメージが湧くわけですから、最初から幼馴染ヒロインの性質を分かりやすくできる。

もう一度まとめますと、

・姉・妹・幼馴染ヒロインは冒頭からカップル的なドラマを起こすのに向く。
・スタート時に赤の他人ヒロインは、馴れ初めからカップル成立のドラマを描くのに向く。
・姉的・妹的ヒロインはキャラ性質や主人公に対する立ち位置を分かりやすくする手法の1つ。

ということになります。流行っているかどうかはともかく、物語の売りや分かりやすさに応じて選ぶべきヒロイン性質でしょう。

カテゴリー : キャラクター スレッド: ヒロインはどういうタイプが好まれるか?

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