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地の文が下手くその返信

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地の文が下手くそ(元記事)

どうも、小説を投稿し始めてばかりの初心者です
今回聞きたい質問なんですが文章力の低さについてです
ギャグファンタジーの小説を書き始めたのですがどうも上手い表現ができません
試しに他の方の小説を読んでみると地の文が圧倒的に少ないんです
ストーリーキャラクターに自信はあるのですが文章力の低さはやはり小説自体をダメにしますかね?
それと改善方法、練習方法を教えてくれると嬉しいです
それと地の文は出来るだけ多く書いたほうがいいでしょうか?
自分は語彙力がないのですぐに地の文の所で指が止まってしまいます
それと地の文をうまく書けるようになる改善方法をお願いします

地の文が下手くその返信

投稿者 サタン 投稿日時: : 2

個人的には文章力より構成力のほうが大事だと思うよ。物語作りにおいては。
物語では、別にキャラの一挙手一投足や背景の細かい空気感なんてものより、話の流れを理解できるものであることが重要だと思うためです。
だから、私は小説の文章力ってのは漫画家の画力と同じようなものだと思ってる。
素人の雑で画力のない漫画でも面白いものは面白いでしょ?

でも、これは文章力を軽視しているわけではなく、ちゃんとイメージしてるものを書けてるそれを読者に伝えられてるというのが前提で、それが出来るまでの最低限の文章力は必須だろうと思う。
漫画もしっかりペン入れまでされてればアオリかフカンかわからないような絵でもなんとなくわかるけど、ネームのまま、書き込みすぎて何が描いてあるのかわからない、そもそも背景を描いてない、メインになるキャラしか書いてなくてモブもサブキャラも記号の状態、そんな漫画だったら、そもそも読者に伝わりようがない。
たぶん、スレ主さんの状態はこうなんじゃないかと思う。
漫画のネーム、つまり作者にわかれば良いという状態をそのまま作品にしてるんじゃないか、という感じかな。
セリフに出てくることは表面的な部分だけなので、しっかりイメージしてちゃんと書こうと意気込む中級者くらいになるとむしろ地の文が長すぎて ラノベとしてもっとセリフを多くしたほうが良いんじゃないか という悩みを抱えたりする。
もっと上級者になると、モブの人物像(サラリーマンの風貌など)を書くことで主人公の非日常性をアピールするとか、そういう表現の域まで文章力は関わってくるけど、
スレ主さんの場合はまず「読者に伝える」というところじゃないかな。
文章力が低い高いとかじゃなく、「伝える」という意識の問題かなと。

例えば、友人となんらかの笑い話をする場合、知り合いのAがこんなことしたんだよね、と一番笑えるトコをダイレクトに言っても、あんま面白くない。
これを友人に「笑えること」として伝えるためには、まず「Aっているじゃん。そうそうアイツ」と友人に思い出してもらって、「Aって結構変なヤツでさ、前もこんなことあったんだけど……」をフリをいくつかして、「で、そのAがこんなことしたんだよね」ってオチに持っていかないと、話は盛り上がらない。
こういう「面白さを伝える」という意識があればこんな感じで自然と話の構成を組み立てるし、「自分が面白かったと感じた事実」だけを話して、つまりは漫画のネームそのままみたいな自己満足にはならんだろうと思う。

漫画も絵が上手いに越したことはないし、当然のこと小説も文章力があるに越したことはない。
けれど、それ以前の話、伝えようとしてない、ということも多いと思う。
例えば、地の文は多く書けるんだけどその大部分は主人公の自分語りになってる、とか。
作者が書きたいことを書いてるだけで、伝えようとしてないパターン。

なので、
>文章力の低さはやはり小説自体をダメにしますかね?
文章力より構成力だと思うけど、そもそも最低限は必要だし、それ以前に自己満足で伝えようとしてるかどうか。技術の問題じゃなく意識の問題でもあると思う。

>それと地の文は出来るだけ多く書いたほうがいいでしょうか?
ラノベは文芸とくらべてセリフ多め。セリフのみでも伝われば問題ないし、それで成立できるなら多いほうが良いくらい。
確か、どこ調べだったか忘れたけども、若者の平均読者は5行ほど地の文が続くと読まなくなる、と聞いた。
つまりは逆に「いかに短く端的に状況説明する地の文が書けるか」というのがラノベのコツになると思う。
地の文を多く書こうとダラダラ書いてたら確実に逆効果。

>地の文をうまく書けるようになる改善方法をお願いします
これは、個人的に思ったこと、経験談でしかないこと、一般的には違うかも知れんこと、なのだけど、
たぶん、スレ主さんが書くセリフは「はぁ、まったくやってらんねえよ」みたいな文章を書いてるんじゃないかと思う。
この文章の何が悪いのかっていうと、まあ別に悪くはないんだけど、一つの特徴はある。
それは「はぁ」というため息。
あるいは、「――ケッ。反吐が出るヤツだな」とか「うぅう……ひっく……うぅぅ。悲しいよう」とか。
これらは「音」と「言葉」が混ざってるセリフなんですよ。
だから、ため息のセリフは
  Aは深い溜息と共に愚痴を吐き出した。
 「まったくやってらんねえよ」
という感じに、セリフの一部を地の文に落としてしまう。
「音」と「言葉」を分けて、セリフだけで完結させない。
もちろん、こういう「音」とした部分をセリフに入れることは悪いことではないし、プロ・アマ問わず多くの作品でよく見る表現だとは思う。
ただ、普通は十分な状況説明あって文章演出の一環としての「音のセリフ」なので、セリフだけで説明や描写が出来ているわけではないかなと。
基本的にセリフは「言葉」だけだと考えて、「音」や「記号(三点リーダーやダッシュなど)」はキャラ表現のための装飾品。あってもなくてもそれは地の文でしっかり表現する。
これだけで上手くなるわけではないけど、セリフ過多の人に多かろう注意点の一つじゃないかなとは思います。
地の文に書くことをセリフで書いた気になってしまってる、という感じ。そこを意識してみれば多少は変わるんじゃないかな。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 地の文が下手くそ

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