主人公側のキャラクターやストーリーが思いつかないの返信
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投稿者 サタン 投稿日時: : 3
悪役が映えるなら、そりゃ悪役が主人公の話と考えりゃ良いかなと思います。
そうではなく、悪役はあくまで悪役なんだと考えた場合。
個人的には「キャラ」は後回しに考えます。
物語は、単純に考えれば「悪役」は既にいるんだから、主人公を主役に考えれば「主人公が悪役を倒す話」ですよね。
これから書く物語をギュッと凝縮して一行の短い文章で表現するとこうなるでしょう?
――もちろん、「主人公が悪役を改心させる話」でもいいし「主人公が悪役に倒される話」でもいい。
どういう話を書きたいか、と考えた場合に主語と述語を用意して、端的に短く表現すれば、物語の概要が見えてくると思います。
ちなみに、主語は文章の主役なので、基本「主人公」に固定です。
「悪役が~」という主語になってしまった場合、そりゃ悪役が主役の話を考えているってことですね。
そしたら「主人公が悪役を倒す話」みたいな文章ができます。
これからこの物語を作るんだから、ラストはもうこの時点で決まりましたよね。書いてある通り「悪役を倒す」がラストです。そういう話なんだから。
つまり、「主人公が悪役を倒すまでの過程」を考えりゃいいって事がわかる。
次は主語と述語(述部)で区切って考える。
述部がラストになるわけだから、その間に過程になる要素を入れて文章を成立させる。
つまり、
「主人公が」「◯◯で」「悪役を倒す」となる。
設定とか展開のアイディアとかなんも考えないで、気軽に「文章が成立する言葉」を入れてみましょう。
「主人公が」「自分と周囲を守るため」「悪役を倒す」。
ここまで出来ると、一応は「ラスト」と「過程」のすっごく大雑把な流れは出来ています。
まだ曖昧なので具体性もなく解釈次第でどうとでも転がる大筋ですが、一応は過程と結果があるので。
なら、この時点ではじめて設定やキャラ、アイディアと見比べてみて、それが活かせる物語になってるかを考えてみる。
なってなけりゃ最初からやりなおし。「成立する文章」を考え続ける。もしくは「主人公が悪役を倒す話」という前提が自分の勘違いかもしれんので、そこから考え直す。
納得できる大筋ができたら、そっからは個々人の創作論でしょう。
この方法は、イメージが起きなくても「文章を成立させる」と考えるだけで話が作れるので、強引にでも作ることができます。
次第にイメージが湧いてくると思いますが、大筋を作った時点でなおイメージが浮かばなければ、同じ行程を繰り返すことでイメージがなくともどんどん細かく噛み砕いてゆけます。
カテゴリー : キャラクター スレッド: 主人公側のキャラクターやストーリーが思いつかない