無才だけど頑張る恐竜人主人公を登場させるために!の返信の返信
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無才だけど頑張る恐竜人主人公を登場させるために!の返信(元記事)
>厳密には、ドラゴンとダイナソーは似てはいるかもですが、全く違う生き物な訳で、竜人から恐竜人が生まれるのは、やはり矛盾になってしまうのではないかと感じてしまっています。
>一応、竜人族はかつて、我々地球人と似通った異星人によって作り出された生物兵器であり、製造の際に恐竜を用いたーーという裏設定があります。
>なので、主人公はいわば先祖帰りをし、恐竜人として生まれたのですが、だとしたら、竜人達が魔法的な力を駆使できるのも矛盾しているような気がしてしまうのです。
別に矛盾はしていないように感じます。
1)恐竜に特殊能力が付加され、竜人が生まれる。
2)竜人が進化する。
3)主人公が能力を付加される以前の恐竜に先祖返りした状態で生まれる。
こういう流れですから竜人と恐竜人はルーツを同じくする種族ということになります。姿が似ているだけの全く違う生き物ではありません。
また(3)の事情がありますから、能力に格差があってもおかしくはないでしょう。
強いて言えば恐竜人と竜人発生の関係性を上手く読者に伝えないと少し分かりにくくなるかもしれないとは思いますが、そこは設定と書き方を多少工夫すれば解決する問題かと思います。根本的な矛盾ではないでしょう。
* * *
もう少し踏み込んで私見を述べるなら、設定に矛盾があるかどうかよりも、竜人族と恐竜人の関係についての「物語的な意味」を意識してほしいかな。むしろ、そっちが重要かと。
具体的には、
>皇子でありながら無能無才と父からも諦められ、民にも密かに見下される幼少期を過ごします。
>しかし腐らず、一日も欠かさず訓練を続け、同族最強とされる竜人を圧倒するまでの強い戦士に成長しますが、結局認められず星から追放されてしまいます。
ここが肝ではないでしょうか?
ぱっと思ったのは、「みにくいアヒルの子」ならぬ「みにくい竜人の子」だなということ。
あの童話の本筋は、親や兄弟と異質に見えた主人公が、それゆえ「アヒル以下」とみなされてしまった。しかし本当は「アヒル以上(白鳥)」だったという逆転のストーリーなんですね。それによって、主人公に感情移入した読者は満足感を得ることができるという仕組みです。
もちろん、スレ主様が御作で目指す方向がそれと同じでなくてもかまいません。
ただ、分かりやすい例だと思うので一応「みにくいアヒルの子」型にあてはめて考えると、主人公が竜人の能力を持たないことの「ポジティブな意味」を見つけていく物語にする感じです。
ポイントは、
◎主人公がなぜ先祖返りしてしまったのか?
そこに意味を持たせることかもしれません。
あくまで一例ですが、竜人の起源は兵器だったということですから、それによって何か悪しき要素も抱え込んでしまったということにしてみます。それによって生じる竜人社会の歪さや衰退の状況に対し、主人公が純粋な恐竜種だからこそ打開できる道を見つける、みたいなイメージです。
繰り返しますが、以上は分かりやすい一例として書いただけですので、まったく違うストーリー展開でもかまいません。
ただ、主人公が純粋な恐竜として生まれたことの前向きな意味を意識し、それを中盤~終盤のストーリーに盛り込んでいけば、恐竜人と竜人をめぐる設定も意味を持ってくるのではないかということです。
無才だけど頑張る恐竜人主人公を登場させるために!の返信の返信
スレ主 長巻 守宮 投稿日時: : 1
ご意見ご返答ありがとうございます
大変参考かつ励みになりました。
そして、恐れながら質問に少々至らぬ点があったので付け加えさせて頂きたいと思います。
私か矛盾を感じた理由ですが、竜人族の雄は獣頭人身で腕が翼と一体化したワイバーン型が殆どで、ごく一部の天才や皇族のみ背中に翼を持って生まれる。
それに引き換え竜人族の雌は半人半竜であり、頭から臀部までが人間、それから下は蛇竜状であり、ワイバーン型と同じく翼が生えているなど、個体や性別で姿が異なるのですが、人類同様胎生であり、そんな竜人族から本来卵生の恐竜が生まれるのはおかしいのでは? という疑問でした。
予定では、主人公は最後哺乳類系のメスケモヒロインと結婚し、子供を持つ予定なので恐竜とケモノが子供? と読者の皆様に疑問や不快感を与えてしまわないかが心配になってしまっていました。
そして、主人公が迫害される理由ですが、竜人族はかつて自分達を兵器、奴隷としかみなさず、戦争に駆り出すつもりでしたが、主人公の先祖、即ち最初の竜皇が一族を率い、人間を星から撤退させる事で皇国を興します。ですが、その為に竜人族は長年を経て培った騎士道精神的な慣習がが染み付いてしまっています。
この部分は、あまくさ様から頂戴したこちらのアドバイスと一致するかと思います。
〉竜人の起源は兵器だったということですから、それによって何か悪しき要素も抱え込んでしまったということにしてみます。
〉それによって生じる竜人社会の歪さや衰退の状況に対し、主人公が純粋な恐竜種だからこそ打開できる道を見つける、みたいなイメージです。
例を挙げますと、
竜人族は言ってしまえば、才能至上主義であり、作中では、翼がもたらす才能、即ち飛行能力を駆使し、生まれ持った才能である固有のブレスにて空中から圧倒し、無傷で勝利するーー
というのが竜人の戦い方であり、同族同士でも上記の他、尾の打ち合いによる決闘こそが正道だと盲信しております。
特に皇はブレスや飛行能力もさる事ながら、ブレスと同じ属性の爪を生やしての残撃や、巧みな尾による攻撃など天才であります。
それ故に、そういった能力がない息子である主人公に見切りをつけ、、一族もまた主人公を才能がない者として扱います。
主人公はそんな同族を長年茅の外から観察してきた結果、竜人族が同族以外に破れる可能性を見抜きます。
言ってしまえば、竜人族はある意味で清廉潔白であり、反対に野性的な原種である恐竜人の主人公はダーティそのものであり、戦法も勝つためならなんでもやる、というタイプです。
ですが一方で主人公は自身が竜人でも恐竜でもないという事や、戦いを終えた後に訪れる空しさに苛まれ、それでも戦いを求め続けます。
そして迫害されてきた過去がある故に、主人公は多くの存在に対して寛容にかつ柔軟に接します。
恐竜としての野蛮さと持たざる者だからこそ得られる暖かさをという二面性を兼ね備えたのが、今回の主人公です。
とここまで、長々と書いてしまいましたが、竜人族の社会や、主人公の設定はこんな感じです。
主人公が先祖帰りした理由については申し訳ありませんがまだ構築中ですが、予定として、主人公は後に竜人族の星に帰り、一族の為にズタボロになりながらも戦いますが、それでも結局認められる事はない予定です。
ただし、あくまで竜人族としては受け入れられないが、主人公の身内だけは、その努力や活躍を密かに認める、という感じにしていこうと思います。
また、これはどうしようか迷っているのですが、主人公をいっそのこと恐竜人ではなく、獣脚類ーーつまりティラノサウルスやアロサウルスなどを彷彿させる、肉食恐竜そのものの姿にした方が、より悲壮感や孤独感、荒々しさが際立つかな? と考えています。
ですがそれだと、ヒロインと結婚や子作りは無理だなぁ……という理由で迷っております。
重ねて長々と書いてしまい申し訳ありません。
よろしければ、またご指摘ご意見、ご感想をいただければ光栄です!
どうぞよろしくお願い致します!
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