接続詞についての返信
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接続詞について(元記事)
小説家になろうの小説に、以下のような文章を見つけました。
“
冒険者用の装備を売る店はいくつかある。
アカヤマ、アオキ、コソト……、それから身体の大きな種族に特化したサカアクやピューマ堂といった店が全国に展開している。
しかし。
どの店にいっても、ほとんどが男性向けの装備ばかりが売られており、女冒険者むけの装備は目立たない最上階の片隅にコーナーが設けられている程度だった。
”
引用元:
https://ncode.syosetu.com/n5920ex/7/
リンク元をご覧いただくとお分かりの通り、短期間で人気を伸ばしたとても参考になりそうな小説です。このように接続詞の後ろに句点を置いて改行することは有効でしょうか?
この小説では、ほかにも「〜に。」のように修飾する言葉に対してしばしば句点を打っていますが、このような使い方は読点を打つのと同様、強調のような意味合いがあるものと思われます。
なろう小説のような小説は労力なく読めるよう文章が簡単になっているそうですが、「しかし。」と書くことで逆説であることが強調され、読みやすくなるのでしょうか?
個人的に接続詞は省くものだと思っていた分、このように逆説であることをあえて強調することがどれだけ有効であるか、ご意見をいただきたく思います。
接続詞についての返信
投稿者 あまくさ 投稿日時: : 0
有効かどうかはケースバイケース、そして感覚の問題でしょう。正解は無いと思います。
接続詞の後に句点をつけるのは本来の使い方としては正しくありませんが、小説ではそう珍しくありません。効果としては「文意の強調」「文章にアクセントをつけてリズムを整える」など。
ちなみに引用元をかるく読んでみましたが、個人的な感覚としては有効に使われているとは思えませんでした。理由は、
◎文意の強調
冒険者用装備店に女性コーナーが少ないというのは「なるほど、そんなものかも」と思わせて面白いのですが、あくまで小ネタ。強調するほどのこともありません。女性コーナーが少ないことに何か重要な意味があるなら話は別ですが、前後を読んだかぎりではそんな感じでもありませんでした。
よって、強調としては無意味です。
◎文章にリズムをつける
これはそれこそ感覚の問題なので何とも言えませんが、個人的にはリズムのいい文章とは感じられませんでした。
カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: 接続詞について