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接続詞について (No: 1)

スレ主 かろん 投稿日時:

小説家になろうの小説に、以下のような文章を見つけました。


冒険者用の装備を売る店はいくつかある。
 アカヤマ、アオキ、コソト……、それから身体の大きな種族に特化したサカアクやピューマ堂といった店が全国に展開している。

 しかし。
 どの店にいっても、ほとんどが男性向けの装備ばかりが売られており、女冒険者むけの装備は目立たない最上階の片隅にコーナーが設けられている程度だった。

引用元:
https://ncode.syosetu.com/n5920ex/7/

 リンク元をご覧いただくとお分かりの通り、短期間で人気を伸ばしたとても参考になりそうな小説です。このように接続詞の後ろに句点を置いて改行することは有効でしょうか?

 この小説では、ほかにも「〜に。」のように修飾する言葉に対してしばしば句点を打っていますが、このような使い方は読点を打つのと同様、強調のような意味合いがあるものと思われます。

 なろう小説のような小説は労力なく読めるよう文章が簡単になっているそうですが、「しかし。」と書くことで逆説であることが強調され、読みやすくなるのでしょうか?

 個人的に接続詞は省くものだと思っていた分、このように逆説であることをあえて強調することがどれだけ有効であるか、ご意見をいただきたく思います。

カテゴリー: 流行分析(なろう研究)

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接続詞についての返信 (No: 2)

投稿者 サタン : 1 No: 1の返信

投稿日時:

おそらくはそんな難しいことを考えての事ではなく、作者の癖だろうと思われます。

また接続詞というのは、「しかし」「さらに」「および」「だから」などがあります。
これもまあ、人による癖のような部分がありますが、
これら接続詞の後に読点を置く人が多いです。正直書き慣れてない人に多いです。
つまり、「しかし、彼は言った。」とか「さらに、答える。」とか「剣および、短刀は、」とか「だから、気になった。」とか。
で、これだけが原因ではありませんが、このように接続詞のたびに読点を置くと読点だらけで「句読点が多い文章」と言われたりしちゃいます。
なんだろ。頭の中で文章を考えるとき接続詞部分で「タメ」が入るんで、そこでついつい読点を打っちゃうのかな? と思う。
わかりやすさのため接続詞の後に読点を打つのは間違いではありませんが。

しかし一方、接続詞部分で読点ではなく句点を使い、そこで改行してしまえば「句読点が多い」という感じはしなくなります。
同時に「タメ」は残ったまま表現できてると思う。
まあ要するに、タメってのは分析された通り「強調してる」という事でしょう。

ぶっちゃけ、偉そうなことを言えばリンク先の小説も句読点の扱いがなってないです。
句点は文末すなわち英文における終止符と同じであり、文章の主旨や主語または話題が変わるときに使うもので、読点は文章の区切りに使うものです。
読みながら「ココは句点じゃなく読点だろう」とか「主語が変わってるんだからコッチは句点にしなきゃ」って場所がけっこうありました。「読点置く必要ない」ってとこも多いです。
とはいえ。
これらは「記号」なのでそんな難しく考える必要はなく、読みやすけりゃそれで良いので、こんなことは揚げ足取りにすらならない事なんですが。

たぶん、「しかし」で改行したかったんじゃないでしょうか。
でも読点で改行するのがなんか変だと感じたため、句点にして改行してるんじゃないかなと。
>どれだけ有効であるか
さきほど「接続詞の後に句点を置く人が多い」と書きましたが、私もこの回答文で同じようなことを何度かしています。
「ぶっちゃけ、偉そうなことを言えば」とか「たぶん、「しかし」で改行したかった」とか。
読点は基本的に「文章の区切り」で使うものですが、このような使用方法は「文章を強調する」という意味合いが出てきます。
「たぶん」というのは「確実じゃないけど私はそのように感じたよ」という印象を強くしています。後にくる文章がそのまま「たぶん」にかかるわけですね。
接続詞で読点(句点)を置くというのは、そうした強調の意味合いがあり、文章のつながりをわかりやすくする効果があります。
ケースバイケースなので、やりすぎれば「句読点を打ちすぎ」と言われますし、場合によっては逆効果にもなるので「どれほど有効か」という「どれほど」には答えられませんが、そうした効果は確かにあり、有効であることは間違いありません。
読点の場合は、これは「区切り」に使う記号なので「接続詞の後に来る言葉・文章」が接続詞にかかってきます。
句点の場合は、これは「終止符」と同じ文末に使う記号なので、「次の行全て」が接続詞にかかってくるでしょう。

でも、繰り返すけど、おそらく作者はそんな変なこと考えてはなく単に癖だと思う。

接続詞についての返信 (No: 3)

投稿者 あまくさ : 0 No: 1の返信

投稿日時:

有効かどうかはケースバイケース、そして感覚の問題でしょう。正解は無いと思います。

接続詞の後に句点をつけるのは本来の使い方としては正しくありませんが、小説ではそう珍しくありません。効果としては「文意の強調」「文章にアクセントをつけてリズムを整える」など。

ちなみに引用元をかるく読んでみましたが、個人的な感覚としては有効に使われているとは思えませんでした。理由は、

◎文意の強調

冒険者用装備店に女性コーナーが少ないというのは「なるほど、そんなものかも」と思わせて面白いのですが、あくまで小ネタ。強調するほどのこともありません。女性コーナーが少ないことに何か重要な意味があるなら話は別ですが、前後を読んだかぎりではそんな感じでもありませんでした。
よって、強調としては無意味です。

◎文章にリズムをつける

これはそれこそ感覚の問題なので何とも言えませんが、個人的にはリズムのいい文章とは感じられませんでした。

もしくは文体の違いかも (No: 4)

投稿者 あまくさ : 0 No: 3の返信

投稿日時:

そもそも、文章全体が改行・行空けを多用したものですからね。部分的に詰まっている方が流れが不自然になるので、接続詞の扱いも自ずとああなってしまうのかもしれません。
しかしその場合、そういう文体そのものがどうかという問題であり、接続詞だけ取り出して有効かどうかを考えても仕方が無いような気がします。

もしくは文体の違いかもの返信 (No: 5)

スレ主 かろん : 0 No: 4の返信

投稿日時:

遅くなり申し訳ございません。たしかにそうかも知れませんね。
拙作は戦闘シーン以外行間を全く開けていなかったので、読んでいる側としては読みにくいことこの上なかったでしょう。
結局は趣味なのでしょうね。

前言、撤回します (No: 8)

投稿者 あまくさ : 0 No: 3の返信

投稿日時:

他の方の書き込みを拝見して。
あげられている作品には女性蔑視主義への反発が書かれているという件。そういうことなら問題のくだりは小ネタとは言えませんね。ならば、「しかし。」で強調する意味はあるように思います。不明を恥じつつ、撤回します。

接続詞についての返信【意味わかんない】 (No: 6)

投稿者 読むせん : 0 No: 1の返信

投稿日時:

リンク先のは読んだ感想、典型的な女性の文章って感じ。恋愛ランク作品を見たら、結構同じスタイルの書き方している人がいる印象。

あとは・・・・接尾語の句読点についてですが、続けたい言葉が『ひらがな』だから文節が混じっちゃうのを防止するために区切っている感じ。【】とか『』の使い方が分からない筆記ツール使ってるんじゃないでしょうか?(ちなみに私は“の打ち方が未(いま)だにわからない惰弱です)

しかしの部分だと
=======================
冒険者用の装備を売る店はいくつ【も】ある。
 アカヤマ、アオキ、コソト……、それから身体の大きな種族に特化したサカアクやピューマ堂といった店が全国に展開している。

【田舎から出てきた農民でも、巨人種や小人族の隔世遺伝者でも、支店にまでたどり着く幸運と手の中にある、なけなしの金さえあれば王都の中堅冒険者と変わらない、そこそこレベルの装備が手に入る。

どこかで聞いた風の噂だと、小鬼の大群に襲われた村に装備屋の支店があったとかで、老人も子供も支店にあった装備で武装し、死者を出すことなく退(しりぞけ)けたーーーー要は支店でもかなり品ぞろえがあります、品物の質もいいですよって意味の———話もあるくらいだ】

 【だが】しかし。
 どの店にいっても、ほとんどが男性向けの装備ばかり。女冒険者むけの装備は目立たない最上階の片隅にコーナーが設けられている程度だ。

【股間ガードなんかは、なめ茸にピーナッツ専用からギガント・エレファントも真っ青なサイズまで取り揃えているくせに、女用のおっぱいガードは1種類しかない。しかも微妙に高い。それか品質が悪い。】

============================
くらいのニュアンスは勝手に保管できるかなー。文句言いたいんだろうな。
男が女向けアウトレット・モールに引きずられていった時の様な虚無感のある表情を浮かべていそう。
こんな広いのに、俺の欲しいものは一つも無いんやで、ここ。なんでワイここにおるんやろ・・・・・とか

=========================
で、読者としては・・・・・スレ主さんの質問内容を読み込むくらいなら、リンク先の小説を5~6話よむ方が簡単ですね。

要は
「【題名】なーなー、こういう文章スタイルの方が読みやすいんやろか?」

「リンクの小説、人気あるねんけど文法的には正しぃ無いし、どうもワイ的には逆に読みにくなっとる気ぃするねん」

「皆さん、どう思う?読み易い?」

「この文体を真似するべきやと思う?」

ってことですよね?
ごめん、めちゃ分かり難かった。

=========================
悪口と取られたらジャンピング土下座するしかありませんが、スレ主さんの質問文は
男性の文章の難点がもろもろに出まくっていると思います。

なんか頭が良すぎる人の文章みたいな・・・・・何言いたいのか何回読んでも分かんない感じ。女の説明足らずな共感を強要する文章の男バージョンみたいな匂いがします。

ミッキーさんの小説がどこにあるのか、どんな物語なのか探し方がわからず、読んでいないので断定できませんが・・・・たぶんリンク先の方の書き方の取入れができたらガっと読みやすくなりそう。

できたら参考に読んでみたいので、良ければ教えてくださいm(__)m

接続詞についての返信【意味わかんない】の返信 (No: 11)

スレ主 かろん : 0 No: 6の返信

投稿日時:

 返信が遅くなりすみません!
 確かに差別問題に関する説明はしておくべきでしたね……お陰で引きこもりのオタクの典型みたいな文章に……^^;
 小説を載せることはできないんです、ごめんなさい。「読者の夢を壊したくない」というんじゃありませんが、仮に万が一、誰か拙作を読んだ人がまたこれを読んで「ああ、こんな人があの小説を書いてたんだなあ……」と思われたくないのです。

接続詞についての返信【意味わかんない】の返信の返信 (No: 17)

投稿者 読むせん : 0 No: 11の返信

投稿日時:

わお、誤解。誤解!!

1、しかしの部分はリンク先の冒頭にもある「青山に女性用スーツがない。あっても少ない、高い、不便!!」は女には共感できる【笑い話】あるあるネタでしかないです。そこまで差別じゃないです。

2、こっちが謝罪するべき差別ねた。ノリで【これだから(ま~ん)は】系掲示板を冷やかしたことがあるのですが、レスポンス内や本文で、ま~ん女(じょ)狩りをしていた男性の文章スタイルと、スレ主さんの文章の書き方が同じなんです。
 ま~ん女狩りをしていたひと曰く『やたら改行したり、句読点を乱発するのは典型的なま~ん(笑)』なんだそうですが・・・・・私としては逆に、男性はやたら長文なのに句読点や改行をせず、一気呵成の勢いで持論をぶちまけ反論は一切許さず、反論させられるようなブレスの間も空けず言い逃げするような、勝ち逃げするための文ーーーー下手くそなレポート的文章を見かけるんです。
 質問なのに反論や否定的な回答は許さん系。小説なのに読者を置いてきぼりな文章書いて伸びないとキレる系になっちゃっていない?とか思った次第です。本当にスイマセン<(_ _;)>

3、リンク先の小説に関しては読めるけど、はっきり言って別に好きじゃない。
ぶっちゃけ身近に

「身重の妊婦だろうが、幼児だろうが老人だろうが働き盛りの男と同じくらい働くべき!それが平等!!」

「さぼるなら男だろうと女だろうと平等に、全力でぶん殴る。これが男女平等だろう!?そうあるべきだろう!?」

とか言ってはばからない自称、男女平等主義者(男)がいるから、ま~ん(笑)とか蔑視マンの方が安全だしマシ。
【インセル】というみたいですが、女への憎悪をこじらせている物理系キッチーが身近に一人もないくせに安全圏で何言うとるねん・・・・としか思えないorz

という感じ。

接続詞についての返信【意味わかんない】の返信の返信の返信 (No: 18)

スレ主 かろん : 0 No: 17の返信

投稿日時:

 そうだったんですか……。
 自分は、三点リーダや改行を使って文章を構築するのが、いわゆる初心者の書き方だと聞いていましたし、多分句読点も、それに当てはまるんだろうなーと思って、省いていたのですが……。

 ライトノベルの長所が読みやすさにある以上、句読点や三点リーダも、有効的に活用するべきなのでしょうね。

>安全圏で何言うとるねん・・・・としか思えない

 では、反差別のような小説は、差別の当事者か何かでないと、書けないのでしょうか。
 差別にも、色々な姿があると思います。たしかに、テロのような事件は、当事者でこそ書けるものも、あるかもしれません。
 しかし、単に抑圧を受け、成長の過程で、マイナスな感情を植え付けられていくような人々が、テロ被害者と同じグループに属していながら、テロ以外の場所にも広く存在していることも、事実でしょう。

 例えば、フェミニズム全体を描くのに、インセルによるテロリズムの当事者である必要があったとしても、女性への抑圧に対して、「こういうのってやだよね」と小説で書くことは、別に可能であると、自分は考えます。

 ……こんな感じでいいでしょうか……( ̄^ ̄)

接続詞についての返信【意味わかんない】の返信の返信の返信の返信 (No: 20)

投稿者 読むせん : 0 No: 18の返信

投稿日時:

≫三点リーダや改行を使って文章を構築するのが、いわゆる初心者の書き方

 これ実は読者サイドにも、結構当てはまるんです。
読書なれしていない人が、分からないなりに本文からキーワードや言葉を拾って「あ、こういうこと言いたいんやな」と汲み取ることができるから。

 好きな作者さんで、作中でパワー・ワードという言葉を使うことがあるんですが、
【覆面海パンなら30分だぜ】
【発光する半裸】
【なんで頭が鮭!?】
【「こんにちわ、死ね!!」というより「死ね!!(※こんにちわ)」】
とかは単語としても普通に異様なので、読者が流し読みとかしていても「え!?何事!?いったい何、ヤバいちゃんと知りたい、読み込まねば!」となったりします。

あとは『読者に挑戦する』系の推理小説なんかだと、犯人を当てたい心理から、読者は必要以上に真剣に読みたくなるので、キャラの魅力を読者が拾いやすい。キャラの魅力を押したい作品ほどサスペンス要素やデスゲー(人狼ゲーム)要素があったりします。

そういう工夫や技術で読み飛ばさせない、あるいは読み飛ばし前提で文字を組む、とかは戦略的にありだと思います。
====================
≫反差別のような小説は、差別の当事者か何かでないと、書けないのでしょうか。

 勘違いさせました!!推敲で必要な文章削りすぎた・・・・やっぱ文章は読むに限る。

 伝えたかったテーマは『人気作だからって、誰もが高評価する読者だと思うなよ!?』です。

ただ【人気作を批判したい】とか【理解できないから嫌】とかではなく、一応読んだうえで、こういう理由から好きじゃない。という感じ。同じ男女差別をテーマにした作品だと【乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です (わい/三嶋 与夢)】がすきです(笑)「こっちのが人気作品じゃねーか!?」とか、「いやいやこれ・・・・・・男性蔑視への反発では・・・」とか「これそういう話じゃないからぁ!!?」というツッコミは笑って受け流します。
============================

気のせいなら再びジャンピング土下座案件ですが、文中から「こんなんで人気出るの、おかしくね~?」「この話つまんないよね?俺の書いた物語のがダンゼン面白いよね~?」臭を感知しました。スイマセンm(__)m
その感情がある人に、単に「これ好きじゃない」と伝えると『分かる~駄作だよね~糞だよね~(ディスり仲間)』『はいはいソーダネ(鼻ホジ)』と取られるかなーと思ったので、あんな書き方しました。

接続詞についての返信【意味わかんない】の返信の返信の返信の返信の返信 (No: 21)

スレ主 かろん : 0 No: 20の返信

投稿日時:

>人気作だからって
こちらこそ、誤解してしまってすみません!
自分は割と好きな部類ですね。ちょっと危険な香りもしますが……。
あと、乙女ゲー世界の本も参考にしておきます。

>こんなんで人気出るの、おかしくね~?
>臭を感知しました。

というか、自分はいつも他人の文章の粗探しをするタチなので、それが出てしまったのかもしれません。
例の小説の文章を、否定はしません。が、自分の目指すものと、方向性が違っていて、もしや、自分の文体は、全くウケないのではと、不安になったのです。

とある純文学の書き方の本に、接続詞は省くもの、というように書いてありました。
しかし、ライトノベルの典型とも言えるこの小説は、そうではない。
そればかりか。
句点まで打って、改行し、目立つようにしてある!
であれば、純文学的な文章と、ライトノベルの文章が、相容れないものであると思わざるを得ず。

普段本など読まないのに、気まぐれで読んで、これまでにないほど気持ちいいと感じたあの文章を、極めてやろう、そして、萌え小説に応用してやろう、という心持ちだった自分には、(少なくとも、なろうの)ライトノベルが速読以外を受け付けないのではという予感は、甚だ不安でしかなく。

純文学など、碌に読んだこともないのに、純文学の文章はこうだ、と決めつけるのはどうかと思いますが。
今から純文学的な文章を勉強しよう、という意気込みをもって望むラノベ作家志望には、充分、考えを思いとどまらせるだけの材料だったわけです。

とはいえ、読むせんさんのおっしゃるような、「パワー・ワード」を使うのは、効果的だと思いましたので、再び勉強の気概も湧いてくるというものです。古典の知識を身につけたり、広辞苑を読んだりするのがいつになるかは分かりませんが……。

接続詞についての返信【意味わかんない】の返信の返信の返信の返信の返信の返信 (No: 22)

投稿者 読むせん : 0 No: 21の返信

投稿日時:

・・・・うん。ふと気になって確認したけど・・・・芥川龍之介はかなり接尾語に句読点打ちまくっています。
その方の理論では、芥川は、純文学に、入れてもらえない!!!!!( ̄▽ ̄;)

 手持ちの版が昭和35年の新潮文庫ですから、平成の新装版とかだと、もっと編集して句読点ないかもですが・・・・かなり多いですね~。
むかし父(本好き)に「芥川賞作品は直木賞より読みやすいんだよ。そう・・・・村 上 龍 が 受 賞 す る 前 ま で は(死んだような眼)・・・・」と言われたんですが、やっぱ芥川は読みやすくするための工夫なのか句読点入れまくりでした。

わたしの言葉も、その書き方本の著者の言葉も、あんま気にしない方がいいかと。
==============================
なろうで純文学・・・大変ですよ~?
文字が純文学に向いていないカリグラフィーですから。

父の蔵書もよめるので経験あるのですが、純文系は昔の版ほど文が美しいんです、なんかもう別次元に。そりゃそうなんですよね。
 当時の文字はまだまだ旧仮名ですから「ゑ」とか「かしらん?」が現役だし、漢字もまだ複雑な形をしていて、それを表記するために、かなりキリキリと細い文字で組んであるんです。その細い文字で美しく見えるように字面から調整されているんですよ。
 当時の文字にふさわしい言葉選びで調整されているものを、無理に現代改定するとなんか野暮ったくてダサい(笑)
当時の出腹の顔デカいおっさんほど着物が似合うのであって、現代のジャニ系が着物着るとウェストが締まりすぎていたり足が長すぎたりでコスプレ感が抜けず、なかなか格好良く決まらない感じによく似ています。

なろうだと、ぎりぎり辺境の老騎士がそれっぽいかなぁ・・・・・でもあれゴリゴリのファンタジーだし時代小説調なんですよね・・・柴田錬三郎みたいなテイストというか・・・(;´∀`)

純文学で検索したら割と読んでる作家さんだらけでしたけど・・・なろうでは難しそうですね~

接続詞についての返信 (No: 7)

投稿者 ヘキサ : 0 No: 1の返信

投稿日時:

いや……接続詞はほとんど関係ないと思う。
確かに短めの文体での読みさすさがこの作品の特徴だとは思うけど。

この作品が面白いのは、この短さの割に一話ごとの引きが強いこと、専門用語の説明、伏線の入れ方、登場人物の心情描写の目の付け所などのバランスがいいことだと思うんだけど。

ちなみにミッキーさんの問題にしているところは、作品のテーマ全体が露骨な女性差別主義社会に反抗する女性冒険者たちの話なんだから、女性専用装備のラインナップに難があるって問題を指摘しているだけのことなのが流れで普通にわかると思うんですけど。

さっきも言ったように入れ込んでる要素のバランスがいい。それを可能な限り短めの文字数で詰め込んでいる。そこが私には魅力的に映りました。

追記です (No: 9)

投稿者 ヘキサ : 0 No: 7の返信

投稿日時:

私が一言でこの作品の特徴を言うと「続きが気になる話」。連載中の作品にとっては最も重要な点であると思っています。週刊誌並みに短いページ数で読者を惹きつける工夫が凝らされていると思います。漫画家で言うと、絵はちょっと下手だけどストーリーがそれ以上にうまい人って感じ。文章の拙さがあまり気にならないタイプとでも言えばいいのでしょうか。

ちなみにミッキーさんの仰る接続詞の重要性に関してですが、私は重要視するほうです。
なんでかというと、こちらのログが残っていないくらい昔に一度見せていただいたある方の文章で、「なんでこんなに文が繋がってねーんだ……」という感想を漏らしてから、「接続詞がおかしい」ことの重要性に気づかされたからです。

ちなみにその方、日本語以外にも複数の言語を扱う方で、接続詞は特に苦手だと仰っていました。
不思議に思って文章を細かく分析した時に、特に引っかかるのが接続詞だったんですね。
「私だったらこの言葉は使わん、こっちにする」の部分がほとんど接続詞だったという……

接続詞は「視点人物の前後の認識の変化」を表していると思っているので、それだけで物語の流れがわかります。逆にないとぶつ切り感が出て結構読みづらかったり、「結局、何が言いたいの?」という話の流れから外れた必要性の薄い文章を無駄に多く書いてしまいがちになります。この作品ほど強調する必要性は感じませんが、私はなるべく入れる派です。

接続詞についての返信の返信 (No: 12)

スレ主 かろん : 1 No: 7の返信

投稿日時:

 回答ありがとうございます!
 全体のバランスですね。心理描写の目の付け所とありますが、よろしければどのような部分でしょうか、お教えください。

接続詞についての返信の返信の返信 (No: 14)

投稿者 ヘキサ : 0 No: 12の返信

投稿日時:

登場人物の心理に関してですが、正直に言うと、私はジェンダーやフェミニズムとかを真っ向から扱う作品ってのはけっこう苦手なんですよね。そうでない相手側の気持ちを考えてなくて、自分たちの権利ばかり主張しているようなものが多いので。

でもそれでも「面白い」「続きが気になる」と思わせられた。理由のひとつには文体の短さ。これを通常の長さかそれ以上の長さでやってたらウザくて見てられなかった。ウザくない程度に女性の「わかるわかる」という共感を引き出している。

あと、三人目のレベル3ヒーラーのパーティ参加の成り行きと、彼女の過去がすごいツボった。
……まあ、それまでの強気の女二人組の心情描写はそこまで気になるほどでもなかったけど、世界観の専門用語から、けっこうしっかり設定練ってあることがわかるし。ふつうそういう設定厨ならそれをベラベラ長く描写したがるもんだけど、それをしてなくてほどほどな分量でおさめている。そこもポイント高い。魔女の過去も伏線としていい感じに引きになっている。

それから、敵チームの女性キャラのフォローもしていて、単なる「ざまぁ系」とはまた違うひと工夫がしてある。
自分がその立場になったら可哀想だよねってとこにもちゃんと目を向けているから、そこも好感が持てる。

何て言えばいいんだろう、普通の物語が「源氏物語」よりだとすると、こっちは「枕草子」よりって感じ。
お喋りで社交性のある人があえて言葉少なめに「こういうのってあるよね」とみんなに伝えているような。
「源氏物語」のほうは美文に頼るところも大きいから、ミッキーさんのようにまず文体のほうに目がいきがちな人にとっては価値を感じないかもしれない。核心だけをズバッと突いてくるような単刀直入さに潔さを感じる人向きだろうか。まあ、もともと枕草子はエッセイなわけだけど、短文化・エッセイ化が進みつつあるweb小説らしいっちゃらしい進化の形をしているような気がする。

……まあ、今後の展開もうまくいくかどうかまでは保障できませんけどね。
なかなかギリギリのバランスで入れ込んであるから、話が進むほどバランスが保てなくなるか、最初から短めの物語として完結させるつもりか。長くなるようだったら多少ダレていく可能性もありえるし。でも、スタートダッシュの力強さとかインパクトですでに掴みはOKて感じ。

このギリギリのバランスで長編を書こうと思うとけっこうきついかも。無理に真似しなくてもいいとは思うけれど、「長編だから最初は盛り上がらなくても仕方ない」という甘えをなるべく出さずにテーマが分かりやすく、無駄な描写で読者をダレさせずに、先の展開が楽しみになる工夫をする姿勢は大事だと思う。

接続詞についての返信の返信の返信の返信 (No: 15)

スレ主 かろん : 0 No: 14の返信

投稿日時:

 素早い返信ありがとうございます!

 >自分がその立場になったら可哀想だよねってとこにもちゃんと目を向けている

 とても参考になる解説だなと思いました。相手の心理をフォローするのは使えそうな描写ですね。

 >お喋りで社交性のある人があえて言葉少なめに「こういうのってあるよね」とみんなに伝えている

 どんな感じにすれば真似ができるでしょうか。

接続詞についての返信の返信の返信の返信の返信 (No: 16)

投稿者 ヘキサ : 0 No: 15の返信

投稿日時:

だから無理に真似をする必要はないと言ってるんですが……そもそも女性の求めるものは「共感」なので、それが男性にも需要があるかどうかは別だし。

あと、身も蓋もない言い方をすると「社交性」が示すように、作者本人の実生活が反映される。この方社会人経験あるみたいだし、だいたい要素の思い切った取捨選択がうまいのはそういう人。なろう自体が成功を収めているのも、社会人が片手間に投稿できるために、文が拙くても内容が社会人目線から見て鑑賞に耐えうる作品が作られやすくなったってところにあるだろうし。

ちなみに男性作者の作品で例えれば「典型的なスレイヤーズタイプ」とでも言えばいいんだろうか。作者の神坂一氏はサラリーマン経歴が長いから、やはり思い切った要素の取捨選択ができている。「低年齢層にも理解しやすい読みやすい文章」に「社会人の価値観にも耐えうるストーリー」の組み合わせ(キャラクターがどんなに破天荒に見えても、仕事を引き受ける流れなどでおかしいところがない、といったところなど)。「無駄に文章ばかり凝る」&「中身はスカスカか引きこもりの考えそうなこと」の組み合わせの対極みたいなタイプ。

ミッキーさんがどういう方か、どういう作品を作りたいと思っているかは存じ上げませんが、書きたいもの先行型であれば、その作品の「自分はなぜそれを書きたいのか」をつきつめ、無駄をそぎ落とすこと。単に小説家で食っていきたい、売れたいというのであれば売れ筋の徹底研究を。社交性に関しては実生活の経験が何より。自信がなければマナー本などである程度把握したり、自分の身近で「社交性がある」と思える信頼できる人に見てもらったり相談したりするのがいいかもね。

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タイトル:接続詞について 投稿者: かろん

小説家になろうの小説に、以下のような文章を見つけました。


冒険者用の装備を売る店はいくつかある。
 アカヤマ、アオキ、コソト……、それから身体の大きな種族に特化したサカアクやピューマ堂といった店が全国に展開している。

 しかし。
 どの店にいっても、ほとんどが男性向けの装備ばかりが売られており、女冒険者むけの装備は目立たない最上階の片隅にコーナーが設けられている程度だった。

引用元:
https://ncode.syosetu.com/n5920ex/7/

 リンク元をご覧いただくとお分かりの通り、短期間で人気を伸ばしたとても参考になりそうな小説です。このように接続詞の後ろに句点を置いて改行することは有効でしょうか?

 この小説では、ほかにも「〜に。」のように修飾する言葉に対してしばしば句点を打っていますが、このような使い方は読点を打つのと同様、強調のような意味合いがあるものと思われます。

 なろう小説のような小説は労力なく読めるよう文章が簡単になっているそうですが、「しかし。」と書くことで逆説であることが強調され、読みやすくなるのでしょうか?

 個人的に接続詞は省くものだと思っていた分、このように逆説であることをあえて強調することがどれだけ有効であるか、ご意見をいただきたく思います。

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