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とある映画監督の感情グラフについての返信の返信の返信(元記事)

> 「不安」を書こうとするのではなく、「緩和」と「苦しい」を書けば、それが自然と「不安」になるということです。「不安」だけを意識するよりは、緊張度と気楽度を複合的に考えた方がやりやすいと思います。
あぁ、そういう考え方か。なるほど。
感情の変化というか、変化なんだけどどっちかっていうと感情表現の演出の話みたいな感じかな。
複合的と書かれているけど、逆に言うと、一個の感情を分割して表現するということでいいのかな。それはとても良い着眼点だと思います。
ただ、やはり「個人の理解として」あるいは「基本形として」で4つの要素に分けてパターン化するのは意味があると思うけど、実践で使うとなると、前述したとおり「それ出来るのか」「思いつけるのか」って事がハードルになることには変わらないので、あくまで「理解するうえでの構造化」って考えを持ったほうが良いと思います。
要するに、「不安を書けばいい」の「不安」が捉えにくいからと言って「緩和 と 苦しい を書けばいい」としても、だからそれ思いつけるのかよ、って同じところで躓いちゃうと思うので。

でもここで「感情を分割する・複合的に考える」という視点は素晴らしくて、「不安」という要素を別角度からとらえて書くことは、すなわち「不安を書く」のではなく「不安を描写してる」と言える。
ただ、うーん……
繰り返し、あくまで基本形として自分の理解としてパターン化するのは良いと思うけど、
感情を分割して複合的に表現するのであれば、単純に「そのキャラはどんなことに不安を感じるか?」という具体例を挙げていって、それを直接書いてしまったほうがいいと思うよ。
そうして挙げた具体例のうち、基本形のパターンと照らし合わせて微調整したり、より効果的と思える候補を決めたりする、そういう、あくまで「思考」のための一助であって、こういう構造化・分析は「書く」ための手助けにはならんと思う。
自分の選択・判断に理由を付けられる、その理由を基準に良し悪しが判断できる、それが自信につながって筆に迷いがなくなる。
そういうことはあると思うから無駄ではないと思うけども。

>「切っ掛け」を採用してみると、上記の表で一番落差がある「苦痛」と「興奮」の間に設置されるのでしょうか?
いや。「切っ掛け」の話はスレ主さんの考えには合わないものだったかもしれん。
スレ主さんは「感情の変化」はグラデーションのように徐々に変化していくものだと考えられてるから、そこが曖昧になってしまう、のかな。勝手な感想でしゃべってるけども。
でも、意外と感情ってスイッチのように唐突に切り替わるもんだと私は思う。
だから、私が「徐々に変化していく感情」を書く場合はスイッチを何個も用意して「徐々に」を表現してる。
そのスイッチのことを「切っ掛け」と書いた。
で。
「平常な状態(変化前)」から「切っ掛け」があって「不安に感じる状態(変化後)」と書けば、読者は「人物がどのタイミングで何を思って不安になったのか」が明確に理解できるようになるから、この過程が曖昧になることはない。
例えば、ファンタジーなんかで「領民に優しい領主とその家族」があって「あるとき強い盗賊団が襲ってきて領主は領民に裏切られ、領土と家族を失った」と展開し「領主は人間を憎む魔族として転生を果たし人間を滅ぼそうとする」ってエピソードを考えた場合。
これって一番印象的な場面は「領民に裏切られてすべてを失った」ってところで、これは「領主が魔族に転生する切っ掛けの出来事」でしょう?
今回は「憎しみ」っていう感情をエピソード表現してみたけど、そもそも感情の変化において最重要な箇所は「切っ掛け」だと私は思うのよ。
あくまで「変化の演出」においての話ね。
スレ主さんは「変化前」と「変化後」に意識が向いていて、その間の穴埋めをどうにかしたい、って感じに思えたから、
いやいや、穴埋めじゃなくて「そこ」が一番重要な「切っ掛け」だから意識したほうがいいですよ。っていう言葉でした。

なので、スレ主さんの考え方で「不安」を表現したとして、その考えとは別にしっかり「切っ掛け」を意識して注目させないといけないと思うので、
>「苦痛」と「興奮」の間に設置されるのでしょうか?
というスレ主さんの考えにそのまま組み込める話ではなかったかもしれないです。

とある映画監督の感情グラフについての返信の返信の返信の返信

スレ主 リトル 投稿日時: : 1

 すみません。「不安」という言葉選びが微妙でした。緊張して苦しい状態ですから、「緊迫」の方が適当です。
 「緊張して苦しい状態」の表現なのですが、そこまで難しい事ではないと思います。例えば、「バトル中、負けそうになる」という状況では、
 バトル→緊張
 負けそう→苦しい
 というように解釈できるので、「緊迫」です。
 他にも、「ベッドで横になり、悩み事をする」という状況は、
 ベッドで横になる→緩和
 悩み事→苦しい
 緩和して苦しい状態→「苦痛」です。

 >スレ主さんは「感情の変化」はグラデーションのように徐々に変化していくものだと考えられてるから、そこが曖昧になってしまう、のかな。勝手な感想でしゃべってるけども。
でも、意外と感情ってスイッチのように唐突に切り替わるもんだと私は思う。
だから、私が「徐々に変化していく感情」を書く場合はスイッチを何個も用意して「徐々に」を表現してる。

 そういうことですか。変化にはきっかけが必要で、「どこにきっかけを置くか」という話をしても、そもそも変化ときっかけはセットな訳だから、その話にあまり意味は無いということですね。

 苦痛、緊迫、安心、興奮の4つの状態の適応先なのですが、読者が感じるものでも、主人公の変化でも、1話単位での変化でも何でもありだと思います。私は主に「1話単位」もしくは「1~数話」での変化を想定しています。これくらい細かくすると、長編とかだと収拾がつかなくなりそうなので、1~数話単位での変化をするなら中短編向きだと思います。

 話は変わるのですが、「苦痛」の状態を読んでいると、時間の流れが遅くなった気がするんです。逆に、「興奮」の状態は時間の流れが速くなった気がします。この差を、「読速度の上昇」と「読速度の低下」と解釈するというのはどうでしょうか。
 これにより、例えば物語での「苦痛」の比率を減らしたり、「興奮」の比率を増やしたりして、「苦しさ:楽しさ」や「緊張:緩和」を調整するというのはどうでしょうか。また、例えば、読速度から見た楽しさと苦しさの比率を、「1:1」にしたり「1:3」などにして没入感を高めるということもやってみたいです。
 この比率の最適値も知りたいです。読者層や趣味趣向によって大分差がありそうです。

カテゴリー : 創作論・評論 スレッド: とある映画監督の感情グラフについて

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