能力が強くて扱いにくいキャラクターの描き方の返信
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能力が強くて扱いにくいキャラクターの描き方(元記事)
質問です。
能力が強くて扱いにくいキャラクターって、皆さんはどういう風に作品の中で描いておりますか?
そもそも最初から登場させない?
副産物的に強くなった場合はどうなりますか?
「そもそもの能力が強すぎてこの先どのように描いていけばいいか分からない」っていうキャラクターっているじゃないですか。
作り手として、「こいつどうやって倒せばいいんだよ」っていう。
例で言いますと、「ジョジョの奇妙な冒険 第5部」の「フーゴ」っていうキャラクターですね。
登場して見せ場があったのは良かったものの、途中で微妙な退場の仕方をしてしまったっていう。
かくいう私も、異能力バトルものの小説を書いており、その中で「刃物で相手を刺したら、その人の人間の生命活動に必要な筋力とか生命力とかが半分になる」という能力を思いついてしまいました。
また「刺せば刺すほど無限に半減していく」、「自分を中心に半径数メートル以内に技や武器が飛んで来ると、その距離が近くなればなるほど、その技や武器の威力と速度が無限に半減してしまい、能力者本人に到達する頃にはゼロになる」という特性も持ち合わせているという、もうまさにチート能力ですね。
思いついたのは良かったものの、この設定を元に弱点とか、対抗できる能力が全く思いつかないという困った事態になりました。
この能力についてはさすがに無理がありますかね……
最後は自分のことになってしまいすみません。
よろしくお願いいたします。
能力が強くて扱いにくいキャラクターの描き方の返信
投稿者 サタン 投稿日時: : 0
私が出す能力系は、だいたい解釈次第のルールを持ってますね。
だから最強に見えてもどうにでもなるというか、こう言っちゃ傲慢だけど、私が最強に見せてるだけなので。
例えばジョジョが出てるんで時間停止の能力で考えてみると、そもそも時間って概念だから本当に時間を止めてるわけではなく実は停止世界で物理法則にとらわれない能力とか、倒し方を考えたらその倒し方にハマるように解釈を変えちゃったりする。
これまでのストーリーに矛盾がなければ土壇場で変えちゃうし、最初から倒し方を考えて解釈を考えてる場合もある。
この時間停止能力の場合、条件下で物理法則にとらわれない能力だから、同じ物理法則関係ない能力を当てれば勝負になるし勝てもする。例えば幻覚能力とか。停止世界で主人公を殺したはずが生きてたり、停止世界のはずが主人公が動いてたりっていう予想外なシーンを書きたいかなと思って幻覚を切り札にしてみた。
読者には「時間停止能力」と思っててもらいたいので時間停止能力って説明で展開させるけど、あとあと自分の首を絞めるから詳しい能力設定は書かないかな。
なので、
>「刺せば刺すほど無限に半減していく」、「自分を中心に半径数メートル以内に技や武器が飛んで来ると、その距離が近くなればなるほど、その技や武器の威力と速度が無限に半減してしまい、能力者本人に到達する頃にはゼロになる」
こういうのは書いてもセリフまで、登場人物がそう言ってるだけで、誤解や別の事実があっても問題ない形にする。地の文で書いちゃうと言い逃れが難しくなる。
でも、あくまで私の考えで言うとだけど、結構いい説明だと思った。
例えば「威力と速度が無限に半減してしまい、能力者本人に到達する頃にはゼロになる」って部分。無限に半減する場合ゼロにはならん。ゼロに限りなく近づいて、それが無限だから永遠に続く。
でも実際にはゼロになる。つまりコイツの能力説明にはフェイクがあって、そこが突破口だ。って展開に持ってける。
私の能力ものは解釈次第のルールがあるって最初に書いたけど、もう一つ、こっちは能力者共通で使用者が対象を認識していないと発動しないっていうのがあった。
だから私が作る能力者はだいたい不意打ちに弱くて、その対策を能力者は各々の能力でしててキャラ立てにも役立ってる。
そんで、その対策に隙を作ればどんな能力でも勝ち目はあるからね。
能力の解釈からの勝ち筋、実は別の能力って勝ち筋、対策の隙を突く勝ち筋、汎用的なもの以外で私が作る能力者にしか通用しないだろう用意できる勝ち筋はこの三つかな。あとは大野さんも言ってるような言葉など勝利条件を別に用意する勝ち筋など。
ぶっちゃけ私が作る能力者は策さえあって上手くすれば一般人にも対処可能な能力者しかいない。それが超人で一般人は手も足も出ないように見せてるのは私の演出だし凄いように見えるだけだったりします。
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