『黄金バット』のような主人公を作りたいの返信
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『黄金バット』のような主人公を作りたい(元記事)
2016/05/13 クリエさんの質問
黄金バットを知らない方が多いかと思いますが…?
私は昔のアニメの『黄金バット』のようなキャラを主人公としたライトノベルを書きたいと思っているのですが、黄金バットが大好きな私でもなぜ彼があれほど魅力あるキャラとして皆に愛されているかが分からないのです。
黄金バットのアニメを見た方なら分かると思いますが、黄金バットはライトノベルのタブーを犯しまくっているような造形やキャラです。見たことのない方のために書けば……
・顔が骸骨というおどろおどろしい造形
・最初から最後までまったく苦戦しないという、敵がかわいそうに感じられるほどの強さ
・サイタマのような無敵系ヒーローとも違い何らかの欠点もない
・最初から完成されていて常に絶対的でわかりやすい正義
たいていのライトノベルの本には「主人公には欠点を設けろ」とか「何らかの成長要素を入れろ」と書かれてありますが黄金バットはそのことごとくを無視しています。そして何故か人気があり、話自体も非常に面白くできています。(少なくとも面白くないと言ってる意見はほとんどないです)
一体なぜ黄金バットのようなキャラクターが皆に人気が得られているのでしょうか?
そのようなキャラクターをライトノベルで主人公にするのは無謀なのでしょうか。というより、ライトノベルでそのようなキャラを出した成功例はあるのでしょうか?
『黄金バット』のような主人公を作りたいの返信
投稿者 よしはむ 投稿日時: : 0
2016/05/13 野崎さんの意見
こんばんは、野崎ともうします。
『黄金バット』がライトノベルのタブーを犯しまくってる? そりゃあそうだ。あれはライトノベルじゃないもの。
うーん、そうだな。
完璧超人を主人公にするなら読者が感情移入できる人物をそばに置いて、その人物の視点からストーリーを書く、というのがオーソドックスなやり方だったかと思います。
ホームズの隣にワトソン、アーカードの隣にセラス、鬼太郎の隣にねずみ男……いや、ユメコちゃん。
その他、探せば枚挙に暇がありません。
ライトノベルの場合、そういう役割に適しているのはヒロインということになるのでしょうが、どうしてもそれが難しいという場合は、主人公がここぞという時だけヒーローに変身する『ウルトラマン』方式を採用するしかないかな、と思います。
ヒーローの正体が主人公であることは主人公と読者しか知らない……とすれば、少なくとも作中の人物にはヒーローが完全無欠であるように見えるはずです。
あるいは、直接変身シーンを書かず、しかしヒーローと主人公が同じシーンに登場しないという形で正体をにおわせつつも明言しない『月光仮面』みたいな演出もアリでしょう。
いま時『黄金バット』のようなレトロなヒーローを登場させるならそういう工夫が必要になってくると思います。
なんか、質問に対して少し斜めった回答になっている気がしますが、参考になれば幸いです。
失礼しました。
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