主人公以外視点の書き方。主人公の目を通して間接的に他のキャラの内面を表現するの返信
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主人公以外視点の書き方。主人公の目を通して間接的に他のキャラの内面を表現する(元記事)
プロ作家がどのようにして、主人公以外のキャラの心情を表現しているか、プロの文章を参考にするのが最も良いと思います。
実際に、最近の作品から引用してみます。
ドワーフの王ギュンターは俺の側まで馬を走らせてくると囁いた。
「しかし、厄介なものだな。武人の矜持というやつは。まあ、ワシも人のことはいえないが」
ギュンターとティンゴッド、種族は違えど似たようなところがあるのだろう。
会話を交わしたことはないが、その生き方に共感めいたものを覚えているのかも知れない。
以上『魔王軍最強の魔術師は人間だった(4) 』(モンスター文庫) 2017/11/30刊行 著者:羽田 遼亮 より引用
ここでは主人公がギュンターというキャラの感じていることをその言動から推測して、「その生き方に共感めいたものを覚えているのかも知れない」と感想を述べています。
主人公の目から見て、このキャラはこのように思っていのだろう、と地の文で書くことで、間接的に他のキャラの内面を表現しているのです。
どんな分野でもプロから学ぶのがもっとも効率が良いですので、いろいろな作品を読んで、その技をマネされると良いと思います。
主人公以外視点の書き方。主人公の目を通して間接的に他のキャラの内面を表現するの返信
投稿者 【本人から削除依頼】 投稿日時: : 1
(No: 6 うっぴーさんへ返信)
引用なさったものは「小説家になろう」サイトにもありますね。商業出版ではいろいろ手直しされたと思いますが、ネット投稿時のものでも参考になるかと思いますので、ご紹介だけしておこうと思います。
「魔王軍最強の魔術師は人間だった」(作者:羽田遼亮)
・第四章 ドラグーン
http://ncode.syosetu.com/n6247dd/138/
引用部分のすぐ続きで、やはり心情を推測で述べる手法を使っています。
> 次いでやってきたのはサキュバスのリリスだ。
> 彼女も武人の端くれなのだろうか、強敵に対する賞賛を惜しまない。
この部分ですと、「だろうか」と推測+疑問の形を取り、より婉曲になっています。また、「武人の端くれ」という立ち位置で性格を伝えている点は、作者と読者の共有知識を用いて、読者側でイメージしてもらう手法だと思います。
カテゴリー : ストーリー スレッド: 主人公以外視点の書き方