すぐに新しい作品を書きたくなるの返信の返信
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すぐに新しい作品を書きたくなるの返信(元記事)
まずプロットについては、全体を考えるのが大事です。
オチを決めると良いというのは、「おわり」を決めれば半ば自動的に「はじまり」が決まるので、「はじまり」と「おわり」が決まれば全体が出来る。という話です。
これはイラストで例えるとわかりやすいかなと思うんだけど、絵描きを知らなければ逆にわかりにくいかな……。まあいいか。
絵を書こうとする初心者は、まず漫画とかを参考にして「目だけ」を描いたり「斜め顔だけ」を描いたりするんですよ。
そういう「一部だけ」をしっかりと自分が納得できるように描いて、できたら次のパーツに手を付けたりする。
コレだとまずまともな絵は描けなかったりします。パーツごとでは上手く描けたとしても、全体のバランスがおかしいんで違和感しかないし、「気合の入ってる部分」と「興味がなくて適当な部分」が無計画に混在してるのでどうあっても見栄えが悪い。
注目させる部分とさせない部分で意図的に雑に描くんであれば、同じくらいの画力でもまとまって見えるんですけどね。
それで、慣れた人の描くイラストというのは、まず全体を描きます。いわゆる「ラフ」ですね。構図やポージング、光源なんかも意識しつつ、全体を描く。
もちろん「しっかりと描く」わけじゃなくアタリ程度に簡易的な感じで。
この全体図が出来たら、それを細かく「書き込んでいく」わけです。
プロットで「全体を書く」というのは、イラストで言う「アタリ」や「ラフ」のことで、「単純な全体の流れ」のこと。
なにも、序盤から終盤までのシナリオを「しっかりと」書き起こすって事じゃありません。
なので、冒頭から作ってく必要というのもありません。
私はこうした「物語を作る」という事に気がついてから一気に書けるようになりましたが(それまではやっぱ序盤しか書けない、設定のアイディアだけはある状態)、ぶっちゃけ、他人に教わったり言われたりしても、自分で気が付かないとわかんないと思う。
「物語」は目に見えないので、感覚でとらえるしかないので。
>完結させたいと思う反面、「初心者なのだからとにかく量を書くことを重視したほうが良いのでは?(新作書き出しちゃえよー)」と思うところもあります。
一般論で言えば完結させたほうが良いです。
完結させることで得られるメリットは数あれど、デメリットはありませんから。
ただ、あくまで個人的な意見として付け加えるならば、
「すぐに別のを書きたい気持ちになっちゃう」とか「別のアイディアが浮かんでくる」ってのは、単純にアウトプットが足りてないってことなので、どんどん吐き出していったほうが良いと思う。
例えば以前書いたネタと同じネタをもう一度ゼロから書いてみて、と言われたら、正直筆が重いですよね。だってすでに書いたことだしさ。
一度吐き出しちゃえば、「同じネタが思い浮かぶ」「それを書きたくてしょうがない」って事はあんまないです。
書き始めの初心者の頃は、当たり前ですが書いてきた作品の数が少ないので、アイディアが脳内で詰まってるんですよね。それを吐き出したくてしょうがない。けど身体は一つなので、蛇口が狭くてなかなか吐き出し切れない。
そしてそのアイディアのカオスが脳内でグルグル回って、いま書いてるネタの考えがまとまらない、なんてことになる。
なので、「物語として書き上げること」を目的とするのではなく、「脳みそをスッキリさせること」を目的として、とにかく雑でも冒頭だけでも適当でも、なんでもいいから思いついたことはガンガン吐き出しちゃって頭をスッキリさせるのも手だと思う。
とはいえ、それでもやはり完結させないと「物語を作る能力」としての技術向上はほぼ無いと思います。
なので、基本は完結させたほうが良いと思う。
上で言ってるのはあくまで「頭をスッキリさせる」という事だけですから。
ほんで、コレを両立させる手段としては、プロットとして吐き出す、というのがオススメです。
プロットは起承転結の最後まで書くわけだから、一応は完結させられてるし、プロットなのでページ数もさしてかからず、かかっても原稿用紙10枚程度でしょう。
プロットがダメならあらすじでも良いと思う。
すぐに新しい作品を書きたくなるの返信の返信
スレ主 もりもり 投稿日時: : 1
返信ありがとうございます!
申し訳ないのですが、前半のところがよくわかりませんでした……。
「物語を作る」ように意識すれば良いとのことですが、設定や冒頭から妄想を膨らませるやり方だと上手くいかないということでしょうか?
また、恥ずかしながら私のプロットは起承転結を書き出しただけのもの(10行程度)で、一応最後まで考えてはいるのですが、これではラフに足らないということでしょうか……?
質問で返すことになってしまい、申し訳ありません。
後半の、完結とアウトプットのメリットについては、とても納得させていただきました。
新作はプロットやあらすじで欲を発散させつつ、できるだけ一作にとりかかるようにしてみます。
アドバイスありがとうございます。
カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: すぐに新しい作品を書きたくなる