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そうです。16歳時点の僕をモデルにしているので、現在の僕を投影しにくいという欠陥があります。

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壱番合戦さんの障碍者観念について伺いたいところがあります。の返信(元記事)

 ではまず、気を損ねる可能性が高い質問ばかりですよ、と先に言っておきます。

・パクトポーさんが仰ったことを要約すると、仮にも物書きとして障碍者差別をなくそうとしてるのに、しかも本人が多様性の塊とか言ってんのに、昔ならまだしも2019年8月時点でさえ書く本人が露骨に嫌そうな顔をして、むしろ助長しているのがどうなの? ということ。理屈に本人の感情が追い付いていない印象を受けました。
 客観性を求める、というのはいいことだと思いますし、主観との兼ねあいにもなるのでいい作品が生み出しやすいと思います。自分を変えたいという言葉に責任を持ってくださいね

・電車さんや汗疹クリームさんにも、何か考えとかくすぶっている思いがあるとは考えなかったのか、表出したい何かがあるのかと考えなかったのか。私もなかなか人に謝れないタイプですが、壱番合戦さんとのなろうでのメールの件を思い出し、書かせていただきました。もちろん、被害を受けたとかいうのはわかります。しかし、なぜ(おそらく頭脳的?)有利な立場であろう貴方が、あの時事情をひとつも考えられなかったのでしょうか
 ご本人が仰るように、他を受容することや成長することは燃えにつながるとは思います。しかし、内心すっごく見下しまくってるあなたが、本当にレイヤくんをかっこよく書けるんですか?
 作品内の学校で、レイヤくんが周囲を程度の低いやつらと思うことにはイラッとするけど、あくまでも当時のコピーキャラなんですよね? 現在のあなたがこれでどうするのですか。のんきに物語にあわせるつもりですか? 過去の自分は自分だけのものだから、覚えていることを信じてはいかがです?

 

そうです。16歳時点の僕をモデルにしているので、現在の僕を投影しにくいという欠陥があります。

投稿者 壱番合戦 仁 投稿日時: : 0

 僕も、いい加減新しく経験したことを投影すべきなのではないかと、悩んでいました。
 「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」という本を読みました。独特の哲学と、豊かな感性もそうですが、きちんと著書者の方は自分自身のことをよく考えていらっしゃる。

 ああいう風に言いはしましたが、あの時通訳して下さる方がいたとしたら、もっと落ち着いて話したかったと思います。

 >>電車さんや汗疹クリームさんにも、何か考えとかくすぶっている思いがあるとは考えなかったのか、表出したい何かがあるのかと考えなかったのか。 

 多分、電車さんは仲良くなりたかっただけだと思います。相手の好きなことを察するのが難しいという特性を持っているから、「自分が好きな話題を振ったら、喜んでくれるかな?」とお考えになったのだと思います。
 そこで「ごめんなさい。僕は電車のことをあまり詳しく知りません。だからお話には付き合えません」って言われたら、誰だって悲しいと思います。ことによってはパニックになっても仕方ないでしょう。だって、その時の僕は悲しい顔をしていましたから。すると、微妙なニュアンスや状況、表情を読むことが非常に苦手な彼は、ひどく動揺したはずです。

 「……あ、れ? も、もしかして私、初対面の人に失礼なことしちゃった⁈どっ、どうしよう!」

 本当にそう考えていらっしゃったかは、今となっては神のみぞ知ることですが、そう考えても不思議ではありません。
 ですが、ここで特筆すべきは、これらのやり取りが互いの水面下で、一瞬にして行われてしまった摩訶不思議の事です。恥ずかしながら、当時の僕もそれほど状況を整理する能力がありませんでした。
 ですが、今にして思えば、すごい速度で始まって終わったんだな……。と感慨を新たにするのです。

 訪問看護師さんからも指摘されます。「アクシデントが【終わった後に整理する】のは得意だけど、アクシデントの【最中に整理する】のは苦手みたいだね」と言われます。
 僕の大きな弱点の一つだと思います。

 レイヤくんのことですが、彼にはとことん本を読む、ネットサーフィンを繰り返すなどして、旅の経験を総まとめしてもらう必要があるかと思います。おそらく、僕と同じ道をたどらせるなら、避けては通れない道でしょう。それか別ルートをたどらせるか。何らかの人生をひっくり返すレベルの大イベントを体験するとか。

 こういうのはどうですか……?アイルもセツラとして生まれた時に実は障害を抱えて生まれてしまったことが、最後に明かされるとか。

 転校初日、アイルことセツラは屋上にレイヤを呼び出します。

 「レイヤくんは、あの日、私と初めて出会ったとき、白エルフの私を、ちゃんと『一人の私』として見てくれたよね?私はそれが、すごくうれしかった。だから、また一から始めるために、もう一度あの日を繰り返そう」

 「――――私を、もう一度受け入れて」

 そう言って、彼女は通学カバンからクレンジングオイルを取り出して、化粧を落とします。
 そう。その素顔は――――。重度知的障害者の特徴とそっくりでした。

 「――――でいばぐん」

 彼女は、あえて発音のコントロールを放棄し、じっと彼を見つめます。これ以上ないほど、真剣な目で、じっと見つめます。その口からはよだれが出ようとしています。でも、彼女は自分を偽ることはしません。ありのままの自分を受け入れてもらうことが、彼のためにも、自分の幸せにもつながるとわかっていたからです。

アイルが知的障害や重度の発達障害と共通点の多い白エルフだったころに、受容は済んでいるはずです。彼にとっては、白エルフという障害が、別の障害に変わっただけ。そこで、彼は気づくのです。

 「僕は、なんて小さなことにこだわっていたのだろう」と。

 一歩、二歩、と彼女に近づく内に、今まで障害を持つ人を見た時に何も意志を感じないどころか狂気すら感じたのに、彼女からは確固たる清涼な意思が感じられたことに気付くのです。それは目から鱗が落ちて、自身の症状が緩和した瞬間でもありました。
 そして、太陽がその色を次第に増していきます。夕凪の中、日差しに照らされた彼女の姿はどこまでも気高く、尊い。そう思った途端、堪らず彼女のもとへ駆け寄り、ぎゅっと抱きしめます。

 「でいばぐんど、おばじになれでよかっだ」
 「ああそれは僕だって同じだよ君の尊さに触れて本当に良かったさかくなる逢瀬を遂げられて僕も嬉しいよ愛している愛しているよセツラ今の君はとても尊い大好きだ」

 もはや彼も自分を取り繕うことはしません。どんなに聞き手にとって配慮のない喋り方や難しい表現をしても、彼女なら受け入れてくれることをわかっていたからです。もう彼は彼女をいたわることはしても、信頼を示すためならあえて空気を読みません。

 こうして、彼らは結ばれました。という。

 実話の中には、間違い電話から生まれた恋の話があって、相手の顔をお互い知らなかったといいます。会ってみたらびっくり仰天。二十代の若者が電話の向こうで愛した女性は六十余歳だったのです。
 これを参考にしました。

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