叶田キズと申します。
ライト文芸、ライトノベルを執筆しております。
12/28『悪魔に選ばれた優等生の俺は、欲望解放<エロコメ>に夢を見る 1(HJ文庫)』が発売です。
よろしくお願い致します。
- Q1: 初めて小説に出会ったのはいつですか? 初めて小説を書かれたのはいつですか? それはどのような作品でしたか?
- Q2: 小説のアイディアが浮かぶのはどんな時ですか?
- Q3: キャラクターをどのように考案、作成されていますか?
- Q4: 実力を高めるために最も役立ったトレーニング方法はなんでしょうか? その方法をどのようにして知りましたか?
- Q5: 執筆のモチベーションを保つために、どのような工夫をされていますか?うまくいかない時はどうやって乗り越えていますか?
- Q6: スランプになった、もしくは作家になることを諦めようと思ったことはありますか?
- Q7: どのような方法でプロットを作られていますか?
- Q8: 小説の書き方で(例:クライマックスを先に書くなど)、自分なりの書き方がありますか?
- Q9: ストーリーを考える際に重視していること、気をつけていることがありましたら、教えてください。
- Q10: 人気作を書くためには人気作の分析が欠かせないと聞きます。一ヶ月にどれくらいの小説を読まれていますか?
- Q11: 小説家になるためには、どんな能力が一番必要だと思われますか?
- Q12: 小説では文章の読みやさが重視されます。リーダビリティを高めるために、どのような工夫、訓練をされていますか?
- Q13: 執筆は、いつもどのような時間帯にされていますか?一日にどれくらい執筆に時間をかけておられますか?
- Q14: アマチュア時代に参考になった本はありますか? どなたか師匠や先生に教えてもらったりしましたか?
- Q15: 「売れるものを書くべきか」、「書きたいものを書くべきか」、答え辛い質問ではありますが 、もし良ければ意見を聞かせていただけませんか?
- Q16: プロになれた理由を、ご自分ではどうお考えですか?
- Q17: プロになって一番嬉しかったことは何ですか?
- Q18: 最後に、小説家を目指して頑張っている方達にアドバイスをいただけませんか?
Q1: 初めて小説に出会ったのはいつですか? 初めて小説を書かれたのはいつですか? それはどのような作品でしたか?
幼い頃、毎週図書館に通ってたくさん児童書を読んでいました。
初めて小説を書き上げたのは大学生の頃で、純文学の新人賞に応募するための原稿でした。
Q2: 小説のアイディアが浮かぶのはどんな時ですか?
起きてから10分ほどの間です。
頭がすっきりしており、すんなりと考えがまとまったりします。このゴールデンタイムを活かすため、起きてからしばらくは必ず小説のことを考えるようにしています。
Q3: キャラクターをどのように考案、作成されていますか?
そのひとりで小説をパッケージングできるような魅力のあるキャラクターが課題です。
ただし確立されたキャラクターの作成法はなく、思いつけばラッキー。そんな巡り合わせのようなものだと思っています。
その1つ1つの巡り合わせを大事にしながら小説を書いていけばいいと思います。
Q4: 実力を高めるために最も役立ったトレーニング方法はなんでしょうか? その方法をどのようにして知りましたか?
とにかくたくさんのアイディア、ネタを取り入れるため、執筆分野の全ての出版社のHPの新刊案内、新人賞の結果発表には必ず目を通すようにしています。
こんな小説が売れているのか、こんな発想があるのか、などとても勉強になります。自己流の方法ですが、空いた時間にできるのでみなさんにもオススメです。
Q5: 執筆のモチベーションを保つために、どのような工夫をされていますか?うまくいかない時はどうやって乗り越えていますか?
とにかく1日1行でも書くようにしています。1行でも書いていけば小説は完成します。
Q6: スランプになった、もしくは作家になることを諦めようと思ったことはありますか?
あまりありません。
Q7: どのような方法でプロットを作られていますか?
思いついたことをA4の紙にとにかく書き出していき、情報が集まってからワードで清書します。
物語の起承転結はあまり意識しませんが、主人公の心情面での成長は必ず考えて入れるようにしています。
Q8: 小説の書き方で(例:クライマックスを先に書くなど)、自分なりの書き方がありますか?
とにかく最初は手書きしています。
出先や移動時間などに考えた文章をメモ用紙に書いておき、夜にワードへ清書します。
また、絶対にシーンを飛ばして書いたりはしません。小説を書いているうちに登場人物も進化成長していくことがよくあるので、先にクライマックスを書いたりはできません。
Q9: ストーリーを考える際に重視していること、気をつけていることがありましたら、教えてください。
読者が感動する、見せ場作り、です。
感動というのは感情が動くと書き、読者が笑ったり驚いたり悲しんだりすればそれは感動だと考えています。ストーリーを考える際、そんな見せ場をどこに入れられるかを常に意識しています。
Q10: 人気作を書くためには人気作の分析が欠かせないと聞きます。一ヶ月にどれくらいの小説を読まれていますか?
0~1冊ほどです。本当はもっと読むべきだと思いますが、時間がなく、先にあげたトレーニング方法のようなインプット法を実践しています。
Q11: 小説家になるためには、どんな能力が一番必要だと思われますか?
能力というより、自分の小説に自信を持つことが大切だと思います。
Q12: 小説では文章の読みやさが重視されます。リーダビリティを高めるために、どのような工夫、訓練をされていますか?
訓練というほど大げさなことはしていません。たくさん本を読むことが一番大切だと思います。世に出版されている本は全てが正解で、お手本になります。
Q13: 執筆は、いつもどのような時間帯にされていますか?一日にどれくらい執筆に時間をかけておられますか?
兼業なので空き時間、移動時間が多いです。日によりますが、通常1日30分~1時間。締め切り前などの休日は、1日中書いています。
Q14: アマチュア時代に参考になった本はありますか? どなたか師匠や先生に教えてもらったりしましたか?
天気の好い日は小説を書こう 集英社文庫
深くておいしい小説の書き方 集英社文庫
Q15: 「売れるものを書くべきか」、「書きたいものを書くべきか」、答え辛い質問ではありますが 、もし良ければ意見を聞かせていただけませんか?
時代に合わせて売れるものが書ければ一番いいと思います。
ただし売れるものがわかれば苦労しないと思います。
最近はネットで小説を連載し人気になっている例も多く、書きたいものを思う存分書いて公開するスタイルもありだと思います。
Q16: プロになれた理由を、ご自分ではどうお考えですか?
自信を持って1作1作書き上げてきたからだと思います。
小説を書くというのは長い旅のようなもので、人によりますが数ヶ月間、その作品とつき合っていかなければなりません。その中で、諦めてしまいそうになることも多々あると思います。
しかし自信を失わず、書き上げていけばいつか形になると考えます。
Q17: プロになって一番嬉しかったことは何ですか?
自分の書いた文章でお金をいただけることです。
Q18: 最後に、小説家を目指して頑張っている方達にアドバイスをいただけませんか?
根拠のない自信というのは、時に強大な武器となります。みなさん自身が面白いと信じる作品を、たくさん世に生み出してください。