2月20日(土)から3日間、私が運営する小説家オンラインサロン「エンタメノベルラボ」で、ラノベ新人賞対策合宿を行いました。参加者は13名でした。
受賞を目指す人同士が東京都内に集まり、本気で受賞を狙うために互いの作品を読んで欠点・修正必須点を洗い出す合宿です。
去年は参加者の半数が電撃の二次選考を突破するという快挙を成し遂げました。
合宿では参加者同士でペアを組んで互いの原稿を批評し、200点満点で評価し合います。
これを3日間、約10回ペアを変えながら行い、受賞するためにどこをどう修正すれば良いかという議論を本気で実施しました。
原稿は約4万文字以上。
参加者は、プロが3名。去年の電撃二次選考者も3名参加していました。
厳しくてもその人にとって必要なアドバイスをし合う
プロが参加しているので、この作品では現在の市場ではウケない。といった意見も出ました。
オリジナリティがあっても市場ニーズを外しているとラノベ新人賞ではキツイです。
こういったことが遠慮なく言えるのも、ラノベ新人賞合宿の良いところだと思います。
プロを目指す人に必要なことをちゃんと伝えます。
プロ作家さんが参加していたので、わかりやすく情報を伝えるためのテクニックや工夫なども個別に教えてもらえました。
情報をいかにわかりやすく伝えるか。
おそらく中級者がぶつかるのは、ここの壁だと思います。
なろう系の場合はテンプレとナーロッパ世界観で、ここを突破するのですが、オリジナリティで勝負する新人賞ラノベは、ここができていないと最初の段階で撃沈すると思います。
オリジナリティ=わかりにくい。
これが弱点です
ヒロインの特徴を伝えるために、冒頭は●●からスタートした方が良いんじゃないの?
ここは誤解を与えやすい箇所。
ここは話が繋がっていないなど。
わかりやすく書くのは非常に難しいですね。
Aという独自の設定が出てきて、まだ飲み込めていない間にBという独自の設定が出くる。
あるいはAを理解する前に、一気に大量の登場人物が出てくると、情報が処理しきれなくなってキツイと思います。
小説の冒頭では、いろいろと説明しなくてはならない情報が多いので、このあたりが難しいですね。
夜はカレーを作って食べました。修学旅行みたい
夜はカレーを作って食べました🍛
材料はスーパーで割り勘で買いました。
料理が得意な人がいてくれて、助かりました。
夜も原稿の読み合いと意見交換をやっていました。
まさに修学旅行みたいです。
自分の原稿をその場で、読んでもらうのは、緊張感があって非常に良いです。
笑い声が聞こえたり、なるほどぉ~。とその場で言われたりすると、かなり気になるのですが。
読みながら思ったことを言ってもらえるので、ありがたいです。
複数の人から同じ点を指摘されたら、そこは直した方が良いですね
人によって物語の好みが異なるので、たまに正反対のことを言われることがあるのですが、意見や評価は概ね同じになります。
去年の京都合宿の平均の評価が、ほぼ新人賞の結果と合致していたので、10人くらいから意見をもらうと、自分の小説の正しい評価がわかると思います。
Webに小説を投稿した場合、流行から外れていると、アクセスが伸びずにフィードバックが得られにくいです。
目の前で読んでもらえると生の感想がもらえて良いですね。
Webに投稿しても、これ本当に読まれているのか?と不安になるので。
特にプロや実力者に改善案を言ってもらえるとありがたいです。
今度は秋にまた開催予定なので、あなたもぜひ参加ください!