以下は、ラノベ作家、餅月望さんに「 プロになれた理由を、ご自分ではどうお考えですか?」と質問した際の回答です。


「早い段階で最初の一本目を書き上げることができたから」だと思っています。
小説を書きたいと願っていながら、書き上げられない方というのが、かなり多いと聞いたことがあります。私はその危機感があったので、最初の一本はともかく振り返らずに書き切りました。
「長編小説を一本書き上げる」
という体験をした人だけが、「面白い長編小説を一本書き上げる」ということを考える段階に上がれるのだと考えています。
長編小説を1本書き上げられる人は作家としての才能がある!
つまり、長編小説を完結させることができた人は100万人に一人の才能の持ち主だ!
以上は、私が主催した小説勉強会で、創作講義をしてくれたプロ作家さんの言葉です。
長編小説を完結させるのは、とても大変なことで、これができるだけでもプロ作家の才能があるそうです。

初心者はとにかく長編小説を1本完結させることを目指しましょう!
小説は完結させると、レベルアップに必要なばくだいな経験値が手に入ります。
しかし、途中で投げ出すと経験値が手に入りません。
これは多くのプロ作家が口を揃えて言う、真理の一つです。
作家・紙吹みつ葉さんのアドバイス
以下は、作家・紙吹みつ葉さんに「小説家を目指して頑張っている方達にアドバイスをいただけますでしょうか?」と質問した際の答えです。

小さなことからコツコツと! 小説自体が「文字」の集合体です。
小さなことから積み上げた結果物語ができます。そしてそれは、小説本文を書くことだけに留まりません。
プロット、執筆、インプット、インプット以前の「情報をキャッチするアンテナ」作り……できたほうがいいことは細かくあげ出すとキリがないし、大変に思うかもしれません。
でも、「小さなことからコツコツ」と、です。小さなことも積み重なると大きな力になります。「大変だ」「難しい」と躊躇う前に、「これくらいならできそう」というところから、少しずつチャレンジしてみてください。

そしてやはり「完成させる」ことをまずは目的として、そこができるようになってからそれ以外のところにも目を向けてみるといいんじゃないかなーと思います。