最強の師匠キャラは登場させない方が良い!?/新人賞下読みが回答

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2015/07/08(水曜日) 22:58:59の質問

お世話になります。たかセカンドです。いつも疑問に丁寧にお答えいただきありがとうございます。
一つ質問をさせてください。

いわゆる「強キャラ」の作中の扱いに少し悩んでいます。

化物語の「忍野メメ」
ダイの大冒険の「アバン先生」
るろうに剣心の「比古清十郎」

どのキャラも魅力的だと思います。

主人公も読者も絶対的に信頼しているキャラを、作中の事件の際に

・作中の事件の途中になんらかの理由により脱落させ、主人公だけで立ち向かわせる
・直接事件にはは関わらず、縁の下の力持ちな感じで主人公たちに力添えする
・後一歩、事件解決に力及ばなかった主人公に対して、その一歩を埋める役割

など、いくつか使い方はあると思います。

あまり出しゃばらせても、事件の際「このキャラがなんとかしてくれるんだろうな」と読者に思わせてしまうのではないかと悩んでいます。

物語を魅力的に仕上げる、上手い強キャラの使い方についてご意見を頂けましたらと思います。

よろしくお願いします。

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●下読みジジさんの回答

いわゆる「強キャラ」の作中の扱いに少し悩んでいます。

個人的には「出さない」のがもっとも平和かと思いますが、さておき。

 ・作中の事件の途中になんらかの理由により脱落させ、主人公だけで立ち向かわせる
・直接事件にはは関わらず、縁の下の力持ちな感じで主人公たちに力添えする
・後一歩、事件解決に力及ばなかった主人公に対して、その一歩を埋める役割

挙げていただいている例に「実は敵だった」、「ラスボス(ないし作品内最大の壁)に対してのみ弱い設定」、「最強なのにその力が作中で振るわれることはない」を加えると、キャラを活かした展開パターンは出尽くしてしまう感じですね。

私が「出さない」を推すのは、媒体が物語である以上はパターンから抜けられないだろうと思うからです(現実だと、それこそそのキャラの活躍で事件が解決してしまうのが普通ですし)。

ですので、これらのパターンから抜けずに少しでも角度を変えて考えるなら、「主人公に対して問いかけるキャラ」にする。という手は考えられますね。

「おまえが目をそむけて震えていたいなら、私が片づけてもいいぞ?」と、主人公が自ら行動するよう仕向ける道しるべ的な役どころに置くと。
とはいえ、このパターンは主人公が「未熟」でないと使えないので、そうでない場合は「敵」に置くのが物語的には無難でしょうね。

また、強キャラには強キャラとしてそこに存在するに至った理由や意志があるものですので、その部分は心情劇として見せておきたいところです。

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