小説の書き方講座。なろう小説で視点移動をした方が良い4つのケース

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ざまぁを書く時。主人公がいかにすごいか別視点で語る時

  • 1:ざまぁを書く時
  • 2:他のキャラが主人公がいかにすごいか別視点で語る時
  • 3:敵にヘイトを溜める(ざまぁの伏線)
  • 4:敵が主人公がいかに恐ろしいか語る(2の亜種)

視点移動は、ざまぁ、主人公ヨイショなど、読者が求めている要素を提供するのに効果的な場合のみ行った方が良いです。

これ以外の場合は、主人公視点で書いたほうが良いです。

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視点移動のデメリット

  • 1:主人公が目立たなくなる
  • 2:主人公に対して行われていた感情移入が阻害される
  • 3:新しい視点人物を理解する労力がかかる

視点移動をすると、読者がもっとも読みたい主人公の活躍の場が相対的に減るのが最大のデメリットです。

技巧を凝らしているつもりが逆効果。

なろうランキング上位、書籍化作品を読むと、基本的に一人称で主人公視点で固定して、物語が語られています。

その方が主人公に感情移入でき、主人公が無双して、すげぇと言われる快感を得られるからです。

視点移動をするのは、主人公を追放した連中が、そのせいでひどい目に合うざまぁ回が基本です。

視点を固定していると、わかりやすくなるというメリットもあります。

作者はいろんな視点から物語が語られた方が、ストーリーが理解しやすくなると思いますが、これは間違い。

ストーリーとは主人公の行動の軌跡のことだからです。
なので主人公視点で語られた方が、ストーリーが理解しやすいのですね。

『主人公の主観、主人公の視点での描写が連続するように心がけるーーそれがシナリオ上達への近道です』
書籍【アニメ・シナリオライターへの道!】より引用

小説がうまくなりたければ主人公のエピソードだけを書き続けるという、つらくてしんどいことから逃げちゃだめ。

初心者ほど視点移動をしがち

視点移動は、創作初心者ほどやりがちです。
漫画、アニメなどでは、主人公以外のキャラにカメラが向けられることが当たり前だからです。

しかし、小説は「主人公になりきって楽しむメディア」であるため、別キャラに視点を移すとデメリットが大きいのです。

視点は主人公に固定。これが基本です。

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