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厨二的漢字表現の限界の返信

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厨二的漢字表現の限界(元記事)

 今回は自作品のための質問なので以前のハンドルネームで。
 外国語(漢字みたいなの)を使う異世界を作っています。ふと中学時代を思い返すと「紅蓮の焔」とか「刹那」とか普段使わないけどカッコいい割に普段使わない言葉を見つけるたびに気分が高揚し、辞書をめくっては死蔵用の言葉をガンガン増やし、現在一部で役立っています。が、「慉(そだてる)」や「蹮(よろめく・ふらふらあるく)」とか普段は絶対使わないうえに中二病漢字ドリルにさえ乗らないタイプのを作品に出して、はたして意外と食いつく層はいるのか? というのが心配です。本当に時々、普通の原理で割り切れない時の最終手段にするつもりですが、それでも9割は世界観に合わせて:東洋医学⇔西洋医学 を緩医学⇔鋭医学 みたいにってのにして特に理由もないのに現実の概念ごとぶち壊すことにためらいがあります。もしそれを他の人がやりだしたら、言葉の乱れがますます顕著になり、世界ごとに言葉が違うため混乱が生まれ、さらに混乱を生み、国語の授業である意味マヒが生まれるのが怖いんです。
 もちろん、上記のことは考えすぎなんですけども、実際に使う字(油とか顔とか圧とか)より使わないどころか社会で使わない字を掘り起こしてまで使うことが、一種の破壊的創造みたいで怖いです。
 古文も漢文も日常に出ることは少ない。和歌や俳句はカルチャースクール頼みが多い。英語や中国語のほうが余程役に立つ。仏字新聞読めるほどだったらフランス人とかなり話せる。そっちの方が効率的だと思うじゃないですか。
 好きなものを好きにかけというのは(特に変態に片足つっこんだ)作家の嗜みではありますが、なんというか、思考に行き詰ってしまいました。皆さんからなにがしかの意見をくださると助かります。

 なお、作中の比較的二枚目キャラのネーミングの「呂玄」がハマり役すぎて困ってたところ、玄の字を使った別字でさがし、最終候補が「呂慉」……。意味合い的にも個人的にもバッチリで、一応名前なんかはねのけるぐらい意思が強い人ではあるんですけども、数年前、部落関連の書籍を読んだときの墓石と戒名のところで「畜」の字が彼らを貶めるために使われたというのを思い出し、あえてこれを選ぶべきか心配になりました。
 おまけに病気で床から動けなくなり数年以内に世を去った上、部下に恥ずかしい秘密を知られているタイプのキャラです。もちろん、時代に左右されない使われ方としてはむしろ悪くないだろうとは思いますが、魅せ方を間違えたりしないか相当プレッシャーですね。
 虫のいい話ではありますが、というか名前なんて結局どうでもいいから行動行動という考え方にも比較的賛同できる方でありますが、どなたか背中を押してくださると幸いです、というか押してください、お願いします。
 あと、前回はお見苦しい所をお見せしました。壱番合戦さんをはねのけたのは、作家内での相互癒着を防ぐためです。そのことは本人に伝えてあります。彼を含め皆様大変失礼しました。

厨二的漢字表現の限界の返信

投稿者 にわとり 投稿日時: : 0

 中二病ってよく前世がどうのとか隠された才能が云々っていうファンタジー的な側面が強調されがちだけれど、背景にあるのは、周囲よりちょっと背伸びしてかしこぶりたいっていう素朴な虚栄心だと思ってる。
 だからラノベにおける難読漢字は「おれはクラスの奴らとは違う小難しくて高尚なテキストを人知れず読んでいるんだぜ」というちょっとした優越感を満足させるためのものでしかないというのが個人的見解。難読漢字だけじゃなくて、シュレディンガーの猫とかラプラスの魔とかクロネッカーの青春の夢とかの中二病が好きそうな理系用語の扱いも似たようなものだよね。波動関数もわからないのにシュレディンガーの猫の逸話だけ知っていても現実には何の役にも立たないけれど、なんとなく難しい物理の話を"わかった気になれる"からみんなに愛されているみたいなところがある。

>が、「慉(そだてる)」や「蹮(よろめく・ふらふらあるく)」とか普段は絶対使わないうえに中二病漢字ドリルにさえ乗らないタイプのを作品に出して、はたして意外と食いつく層はいるのか?

 文脈から自然に意味や読みが理解できる書き方をしていればみんなこういうのは好きでしょ。あなたの作風と一致するかどうかはわからないけど、主人公の足がすごくふらつく場面があったとして、一種の強調表現として「僕はよろめいて、蹌踉めいて、酔歩めいて、蹮めいたのだった。」とか書いたら中二病大歓喜なんじゃないですか? 知らんけど。

 問題があるとすれば読者が必ずしも中二病的なメンタリティを持っているとは限らないこと。ふつうに知的好奇心が薄くて勉強嫌いな層にエスプリをぶつけると「スノッブな雰囲気が鼻についてムカつく」というリアクションが返ってくることになる。しかも、最近のラノベ界隈、Web小説界隈はこの傾向が強いように感じる。
 高橋弥一郎とか奈須きのこみたいな文体、2019年じゃもう通用しないでしょ。まあ逆にあの文体がウケた時代のほうが異常だったっていう見方もできるけどさ。

 カッコつけるのがダサい時代に、それでもどうやってカッコつけるか、っていう話でもあると思う。まあでも案外、流行りとは真逆だからこそ次の時代の突破口になれる可能性があるのかもしれないし。無責任だけど『名前なんて結局どうでもいいから行動行動』の精神で頑張ってほしい。

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