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>>>>一番盛上げるべきところは第2幕から第3幕に移行するあたりです。これは最後の4分の1くらいに相当するところで真ん中ではありません。
応募した中で一番新しいものを読み返してみたら、
>>>それによって主人公はかえって最大のピンチに陥り、その難関を克服するのが第2幕の終わりあたり。第3幕は障害を克服したことによって最大の力を得た主人公がラスボスと戦うという流れになります。
という流れになっていました。意図していなかったと思いますけれど。ここが良くて応募した中で一番評価が良かったのかも知れません。
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投稿者 あまくさ 投稿日時: : 0
ミッドポイントについての捕捉です。けっこう難しい概念で私見も入っていたかもしれないので、念のため。
ということなので、そちらから特に何かなければレスは不要です。
ミッドポイントは三幕構成理論のきわめて重要な要素に一つなのですが、その本質は?というと、多くの論者のあいだでイマイチ説明が一致していません。
三幕構成の提唱者はシド・フィールドですが、実は彼自身はミッドポイントについてはそれほど語っていないんですね。その後彼の理論を発展させた論者達によって重要性が強調されるようになった用語のようです。
そんなわけで見解が一致していないとも見えるのですが、だいたい共通していることがいくつかあります。
1)ストーリーのほぼ中間点に置かれる(2時間の映画の場合)。
2)ストーリーを明から暗に突き落とす衝撃的な出来事が置かれることが多い。
3)ミッドポイント以降の第2幕後半に、主人公は最大のピンチに陥ることが多い。
4)ここから第3幕の最終解決に向かい、ストーリーが加速し始める。
最大のピンチということはよく強調されるのですが、それがなぜ4につながるかが重要なんじゃないかと思うんですよ。
最大のピンチは最大のチャンス。
簡単に言えばそういうことなんだろうと。
主人公の成功をはばむ真の敵、困難な状況の本質。その全貌が見え始める瞬間がここなのだろうと思います。
先の書き込みで私は、主人公が敵の全貌を捕捉して勝利に向かって前進し始めることによって敵の反撃も強力になり、その結果として最大のピンチに陥ると書きました。
しかし、これはむしろ逆に考えた方がいいのかもしれません。つまり敵が真の姿をあからさまにして全力で反撃してきたために、敵の姿がはっきりと見え始めたということなのかもしれないと。
まあ、鶏が先か卵が先かはともかくとして、最大のピンチを最大のチャンスに変え、最終決着に向かって前進し始めるストーリーの折り返し地点。
それがミッドポイントなのだと思います。
カテゴリー : ストーリー スレッド: 構成の評価が上がらない