バトル作品と伏線の回収の返信
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バトル作品と伏線の回収(元記事)
どうも如月千怜です。前回で最後にするとか言っておきながら、またスレッドを立ててしまいました。
ただ今後は荒れる可能性が極めて高いキャラクターに関する相談は控えるつもりです。
(もちろんストーリーに関する相談では必要最低限の範囲で触れざるを得ませんので、そこは了承ください……)
今回相談したいのはバトル作品における王道展開の一つ、主人公に敗れた敵が実は生存しているというものです。
今考えているプロットで、主人公の敵になるキャラクターの一人が敗北後生存しているというシーンがあるのですが、その後の展開をどうするか悩んでいます。
基本的に大体のバトル作品では敵が生きていた場合、相手が改心していない限り再戦をすることが多いと思います。
ただ生きていた敵と再会した後、改心したわけでもないのに再戦をしない敵というのはどういうイメージを持たれるのでしょうか?
病気やケガで戦えなくなったとか、そういう背景がなかったら読者は消化不良に感じてしまうような気がして少し不安です。
状況の詳細としてはこんな展開です。
主人公は自分の住む島の平和を脅かす敵を倒すため、旅に出ることになった。
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島を出るために海賊を説得し、敵の拠点がある大陸まで連れて行ってもらう。
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しかし船旅の途中、海賊船内で殺人事件が起こる。
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海賊達は絆が固く、他の船員を疑うことはない。そのため主人公が殺人鬼として疑われる。
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しかし主人公は真犯人を見つける。そいつはヴァンパイアであり、犯罪者を中心に捕食を行うというポリシーを持つ個体だった。
自分のエゴで善悪を決めつけ命を奪うという行為に怒った主人公は戦いを挑む。(この思想はデスノの夜神月などから着想を得ました)
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主人公は毒を塗ったナイフでヴァンパイアに襲い掛かるが、毒が効かず絶体絶命の危機に。
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しかし無実な主人公を疑ったことを恥じた海賊達が改心し、各々が武器を持って戦いを挑む。
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さすがに分が悪いと判断したヴァンパイアはたまらず逃走。海に飛び込み離脱。(遺体は発見されない)
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失った仲間を悔やみながらも海賊達は目的の街に無事たどりつく。主人公は本来の敵を倒すため、彼らと別れる。
この後、このヴァンパイアが主人公が本来倒すべき敵の基地で再登場し、共闘するとかそういうクライマックスを考えています。
ただこのヴァンパイアは、犯罪者をターゲットに殺人及び捕食を行うという考えは相変わらず改めていないという設定です。
最初の戦いは偶然勝てたから、再戦すれば技を見切られている主人公にもう勝ち目はないという状況なので、共闘後の再戦も躊躇われます。
こういう時、相手が改心せずに去っていったら一般的な読者はどのように感じるでしょうか?
バトル作品と伏線の回収の返信
投稿者 s.s 投稿日時: : 1
ドラゴンボールのフリーザが悟空と共闘しても、フルメタル・パニックで何回も殺したと思った敵が改心せずに復活してさらに病気で戦えなくても、私は気になりませんでした。
重要なのは読者がそのヴァンパイヤに好感を持てるかどうかだと思います。確かに人を殺すのはいけないことですが、ヴァンパイヤなりの美学があり、その美学に多少の理解の余地があれば読者としては改心しなくても良いと思えます。
例えば、ヴァンパイヤの両親が犯罪者により殺されたから、犯罪者を殺して自分みたいな境遇を増やさないようにしている、みたいなキャラだったら、私は別に改心しなくても良いと思います。
それと、殺される海賊の方に落ち度を作るのも良いかも、その海賊は子供に暴力を働いたとか、そういうのが有れば読者はその海賊が死んで欲しいと思うので、間接的にヴァンパイヤに共感できるかもしれません。
共闘後の再戦を避ける方法は、その本来倒すべき敵によりヴァンパイヤは負傷し戦えず「また会った時がお前の最後だ」みたいなセリフを言わせ、ライバルキャラにするのも良いかもしれません。
読者に消化不良感を与えない方法は考えれば幾つでもあると思うので、頑張ってください。
カテゴリー : ストーリー スレッド: バトル作品と伏線の回収