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物語のメリハリについて (No: 1)

スレ主 七種八葉 投稿日時:

はじめまして七種八葉と申すものです。
この度当サイトの鍛錬投稿室に過去の作品を投稿させていただきようやく自分の小説の悪いところがわかった次第でございます。
自分の作品は味気がなく淡々としている。そうわかったのですがどのように書けば物語にメリハリが生まれるのでしょうか?
もしコツやこういったところに気を配ればよいというものがございまして教えていただけるならこれ幸いでございます。
ちなみにですが自分は部活やタロットカードを題材にしたものを新人賞へと応募しております。

カテゴリー: 文章・描写

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物語のメリハリについての返信 (No: 2)

投稿者 サタン : 1 No: 1の返信

投稿日時:

物語のメリハリは、端的に言えば物語の動かし方の話だよ。
動かすところは動かす。そうするとメリハリが出る。

クローズドサークルの古典的な推理小説をイメージするとわかりやすいかもしれない。
推理小説は隔絶された村に到着するなど導入部分を省くと、基本的には「第一の殺人」「第二の殺人」「第三の…」とあって、最後に「探偵役の推理ショー」がある。
これは、物語的な要素で言うと「第一・第二・第三の殺人」ってのはそれぞれ物語が動くポイントであって、そこで謎が生まれたりヒントを見つけたりあるいは舞台のバックグランドが語られたりして、物語が動く。
そうして最後に総括する「推理ショー」があって物語は大きく動き、まとめになる。
この「物語が動くポイント」ってのがメリハリになる。

例にした推理小説の場合は「連続殺人モノの推理小説」だから「殺人」が物語の動くポイントになるわけで、じゃあバトルものはと言ったら当然のことバトルになる。
これは言い換えると、「その戦闘で話が動くような展開にしてないないと、そもそもメリハリが機能しない」ということになる。
戦闘モノで戦闘をしたところで、「戦闘シーンだから戦闘をしてる」というだけでは意味がない。
推理モノでも第二の殺人で何の謎もヒントもなく新しい動きがない「殺人」はメリハリにならない。
「そこで話が動く」ようにしなきゃいけない。

つまり、そもそも「何をしたら話が動くか」ということを作者が把握していないと、これを意図的に行うのは難しい。
そして、その「何をしたら話が動くか」という事を読者に伝える工夫も必要。
推理小説なら、第一の殺人があって騒ぎが一段落したあと、主要人物が「事件はまだ終わっていない。また犠牲者が出る」なんて会話をしたりして、そのあとすぐに第二の殺人が起こったりする。
こうして直接示せれば楽だけど、例えばバトルものなら「参加者は出会ったら戦わなければならない」と書いておいて、最初に出会った相手が知人とか一番戦いたくない相手だった、とかにすると「この知人をどうにかして話が進む」って理解できるので、直接でないにしろ間接的に「何をしたら話が進むか」を書いたりと、工夫が必要になる。

テクニックとしては最初に数字を出すのが良い道具になる。
例えば推理小説なら「村に伝わる言い伝えでは、生贄は5人と書いてあったーーあと4人犠牲者が出る」とか。
最初に数字を出すことで その数字が減るような事 = 話が動く要素 と受け取れるので、わかりやすくなる。
バトルものでバトルロイヤル形式・試合形式がよくあるのはそういう意味もある。山場を作りやすく盛り上げやすい。

もちろん、そうしたことをしなくても「話を盛り上げる」ことが出来れば、そこに「話が動く要素」を当てはめればいいだけなので、それだけで山場は作れてメリハリが生まれる。
「山」で話が動かず「谷」で話が動くとすごく地味だし「山」で盛り上がってる意味がわからなくなるから、盛り上げる場所と話を動かす場所のポイントをあわせるのがコツ。
そこがわかれば、推理ものやバトルもののような派手さのない日常や恋愛といったジャンルでも同じことだと理解できると思う。

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タイトル:物語のメリハリについて 投稿者: 七種八葉

はじめまして七種八葉と申すものです。
この度当サイトの鍛錬投稿室に過去の作品を投稿させていただきようやく自分の小説の悪いところがわかった次第でございます。
自分の作品は味気がなく淡々としている。そうわかったのですがどのように書けば物語にメリハリが生まれるのでしょうか?
もしコツやこういったところに気を配ればよいというものがございまして教えていただけるならこれ幸いでございます。
ちなみにですが自分は部活やタロットカードを題材にしたものを新人賞へと応募しております。

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