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お話が書けない… (No: 1)

スレ主 ややま 投稿日時:

自分で話を書いたことは何度かあるし、小説も人並みに読む方だとは思うのですが、話を考えることを進んでしたいと思わないので困っています。
単純な4コマ漫画のような話を作る時でさえ、何か壮大な作業のように感じてしまって長続きしません。
本気で作ろうと思った話だけは考えられますが、そうしたもの以外にも即興で話を作る癖が付いていないと、話を作る技術が養われないと感じています。

以前イラストの勉強をしていたときに、背景を描くのが最初は嫌だったんですが、人物がある程度描けるようになると背景も描きたくなってきました。多分、感覚が追いついたんだと思います。

絵と物語では事情が違うとは思いますが、何かそういう物語を書きたくなるような技術みたいなものがあれば教えてください。

カテゴリー: やる気・動機・スランプ

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お話が書けない…の返信 (No: 2)

投稿者 大野知人 : 1 No: 1の返信

投稿日時:

 根本的には企画能力の問題じゃないでしょうか。

 僕はそういう性質だから困ることがある、という話なのですが『一度やったことがないと大まかな力の入れどころや構成・制作スケジュールが分からない』という人は結構いるように思います。
 そこら辺の『大まかな工程』がつかめずに執筆にとりかかろうとすると、まぁ当然うまくいかないですよね。

 やった方が良い事としては大体2アイデアあります。

 アイデア①
 『取り合えず何でもいいから名作小説を書き写してみる』
 肉筆ではなくワープロ(pc等でも可)で構いません。ただしコピペは禁止です。
 物語の尺はできれば1万字以上が望ましいでしょう。手元に用意があれば、中高生の国語の教科書に載っているような物を写すのが良いです。

 これで何が出来るのかといいますと、まず単純に細かい単位で見てシーンがどう構成されているかが見えやすくなります。
 私たちが小説を読むとき、基本的には『小説家がすでに用意した動線に乗って、物語の流れに沿うように読み進める』ことになるでしょう。
 そうすると、一文一文をシームレスに読み進めてしまいますから、意外と『何故このシーンで違和感なく伏線が入っているのか』『何故このセリフはこんなにも目立って思えるのか』『どうしてこのシーンだけ強くアクション要素を感じるのか』なんてことが作者に騙されて見えなくなってしまいます。

 そこで書き写しながら、つまり一文ごとに区切って読むことで『小説を細分化した時にどう構成されているか』が見えるようになります。

 次に副次的な要素として、台詞と地の文に対する理解力が出てくると思います。
 走れメロスを読むといつも背筋が凍るんですが、恐ろしいことに冒頭700字で『悪い王様が居る』『メロスには結婚を控えた妹がいる』『王様が居るのと同じ町に大親友が居る』『メロスは起こって王様に喧嘩を売ろうとしている』という事を説明しつくした挙句、あと300文字で街の老人との会話劇で情感たっぷりに『王様がいかに非道か』『メロスがどれだけ義憤に駆られているか』を語り、次のシーンではもう王城に飛び込んでいくんですよ。
 太宰は確か西洋演劇とかにそこそこ影響を受けていたはずなので、おそらく『シーンの説明をしてから会話劇を挟む』という形式にしたのもあるでしょうが、『長めの地の文で事情を説明してから、会話劇を挟みつつ最低限キャラの感情を説明すれば読者は物語に乗っかることが出来る』というのがよくわかります。
 同時に、会話同士、シーン同士の繋げ方も見えてきます。

 アイデア②
 『他ジャンル作品の制作方法を輸入してみる』
 質問者さんの場合、イラストの経験があるという事なので、そこから考えて行きましょう。
 ラノベはキャラ文芸とも言われますから、『オタク向けのキャライラスト』と考えて。
 『好きに書いていいよ』と言われた時、まず何から始めますか?
 いきなり清書用の紙に髪飾りや指先などを絵筆で書き始めますか? プロであればそういう人もいるかも知れませんが、執筆においては初心者のつもりで。

 まずは『どんなキャラクターを描くか』『どんなポーズにするか』のアタリを付ける所からやるんじゃないでしょうか?
 前者はまぁ小説においても同じですが、後者はズバリ『物語のテーマ』と言い換えると良いでしょう。主人公の成長でも良いし、ラストシーン20行で見せる必殺技でも、土壇場の名推理でも構いません。『この物語で読者に何を見せたいか』をまずは決めましょう。キャラについてと、そのキャラの持つストーリー性についてです。
 ちなみに『キャライラスト』で例えましたが、これは1キャラ分でも『ヒーロー&ヒロイン』みたいな2キャラ分のイメージでも良いですよ。

 次にやることは何か。ポーズとキャラデザの詰めです。小説で言い換えれば、見せ場シーンにもっていくための前提条件とキャラの性格を細かく考えて行きます。まぁプロットと設定資料って奴ですね。ただ、細かいプロットはもう1作業挟んでからの方が良いので、あまり詰め過ぎないように。
 
 その次はキャラの背景に少し目を向けましょう。赤い髪のキャラに赤い服を着せて赤い背景を置く人が居ますか? まぁプロがハイセンスにまとめれば綺麗に出来るかも知れませんが、初心者がそうそう上手くはできません。
 メインで描くキャラに対して対比構造になるように、あるいはそうでなくても『メインキャラより目立たないように』背景を配色し、描く必要があります。
 小説に言い換えれば、世界観やモブキャラの設定です。僕もよく壮大な世界観を作ってしまって失敗するんですが、メインキャラや話の流れに比べればぶっちゃけどうでも良いんですそんな設定。
 でも、主人公を食うほど目立ってはいけない。そういうつもりで、『雑に』作りましょう。

 さて、主役とポーズと背景のデザインが決まったらいよいよラフです。小説語に訳すと『プロット』ですね。そっちの方が分かりやすいなら絵コンテでも良いかもしれない。

 このプロットが出来たらいよいよ本格的にメインキャラの輪郭を引き、あるいは陰で輪郭を表現し、色を塗る訳ですが。
 ここまでイラストで考えてみてちょっと物足りなくないですか? 『メインキャラ』と『背景』は確かにきれいな輪郭で書かれていて色も塗られています。
 でも、ちょっと質感が面白くない。主人公が振り切った剣の先にエフェクトがあると格好いい。大きく映し出した主人公の瞳に憧れの父親の影が映っているとなおいいんじゃないか。背景の爆炎の中に飛び散る敵ロボが欲しい。主人公と抱き合って映るヒロインの視線が少し違和感がある。
 個人的に小説を書く時のコツは『ある程度書き切った後に物足りなさが残るようにする』ことだと思います。

 なので、ここからは物足りなさを足していきましょう。キャラの質感が見えないなら現実からテクスチャーーパロネタを持ち込んでも良い。剣先のエフェクトはそのまんまアクションシーンの追加描写、憧れの父親は会話に伏線を入れておこう。爆炎に散るロボは回想でもラスボスでも良い、そしてヒロイン感情が見えるようにモノローグを挟む。

 で、そこまでやった上で。ちょっと足元の影とか背景に不審な人物とか書き足すんですよ。次への期待感を煽るために。
 よく練られた伏線、なんて言い回しもありますが。伏線なんてのは後から書き込んでも、案外読者にバレません。なので、ちょっとだけ不穏な事言わせたり、意味ありげな物を描写して『第一話終わり!』って胸を張るんです。
 胸を張る所までが制作作業ですからね。

 まぁこんな具合に、他のものに例えて工程を考えると意外と『まあやればできそうだね』って思えてくるでしょう? まぁ実際やると清書と色塗り――つまり本編執筆が地獄だったり、書き始めてからラフ(=プロット)が人体構造からズレてると気づくもんですが。

 以上、大体二つくらい『とっかかりどころ』としてのアイデアを出しましたが。
 プロット制作についても目安だけ触れます。

 まずですね。結論言うと工程は三つです。
『書きたい内容と物語の文字数を決める』
『内容と尺に対して、単位で区切って仕分けをする』
『このラストシーンから逆算して、各シーンまでに大まかに必要な前提条件(キャラ・伏線・事件・感情の描写など)を単位に対して決める』
『前提条件とプロット分けした区分の長さに対して各シーンの内容を決める』

 1つ目はニュアンスで分かると思います。物語をどれくらいの文字数にするかと、メインテーマが何かを決めろっつー話です。

 2つ目で言う単位ですが、これも自分で決めろというしかないんですが。要は『どんくらい書いたら次のシーンに行くか』という話です。
 参考までに俺がどういう単位で分けているかというと三種類。『1万2千文字ごと』『4千文字ごと』『アニメで考えて同じ背景使える限り』の三つです。
 三つ目はイメージ的な測り方ですが、1つ目と2つ目にはちゃんと意味があって『1メロス』と『1なろう』と名付けて覚えるとわかりやすいでしょう。

 1メロス単位はその名の通り、小説・走れメロスの大まかな文字数であり、要は『会話劇と感情移入挟みつつ、良い感じに起承転結が出来る文字数』の目安です。誤差は大きめで大体±5千字くらい。一般的な文庫本ラノベは10~13万文字と聞きますので、まぁ10メロスくらいです。
 1なろう単位もその名の通り、『小説家になろう』でデイリー連載している作品の1話あたりの文字数でよく見る値です。これは『一つのネタで続けて良いシーンの目安』と思って下さい。例えば『世界観を説明しつつメインキャラがひたすら会話劇』『主人公が一方的に無双or苦戦』みたいなことを4000字以上続けると読者は飽き始める、と思ってもらえればオーケー。誤差は±1千字くらい。

 で、単位ごとに区切ったら、ラストシーンで『かっこよく』決まるように」という前提のもと、そこまでの各シーンで『示しておくべき情報』を纏めて下さい。あ、『』の中身はかっこよくでも可愛くでも面白くでもなんでも良いですよ。
 示しておくべき情報とは何ぞやというと、例えば『ラスボスは父の仇』とか『徐々に主人公に惹かれているヒロインがそれでも一歩踏み出せない理由』とか『殺人事件の犯人が残した決定的証拠』とかそういうやつです。
 9割方事務所でダラダラするシーンでつぶした後、ラストシーンで急に事件現場に現れて『お前が犯人だ!』っていうようなコナンは嫌でしょ? コントになってしまう。

 そして、ラストシーンに必要な事前情報があるのと同じように、その事前情報に辿り着くのにも別の事前情報が居る訳です。主人公がヒロインの悩みとかを考えるヒマもなく『実は私にはあんなトラウマやこんな過去があって、それで意地を張っているからあなたに惹かれていても決してつきあう気にはなれないの!』とかラストシーン手前で唐突に言ってくるヒロインは嫌でしょう? 出オチ要員ならともかく。

 これが『前提条件を整理して、シーンごとに出すべき情報を考える』という工程です。
 で、出すべき情報が決まったらあとは各シーンの内容を決めて下さい。

 以上。参考になれば幸いです。

お話が書けない…の返信 (No: 3)

スレ主 ややま : 0 No: 1の返信

投稿日時:

ありがとうございます。早速メロスを写経しようと思います。

それから物語のテーマですね。自分は設定を説明するように話を作れば良いと思いました。
勿論、読者のことを考えてやる必要はありますが…

お話が書けない…の返信 (No: 4)

投稿者 たまねぎくん : 0 No: 1の返信

投稿日時:

即興で話を作る必要ってありませんよ。
ドラマやアニメでも、登場人物がどういうことを言ったりしたりするかは決まっていて、脚本家の即興で話が作られていくわけではないので。
当然小説も練りに練って話を作るのが普通ですし、時間をかければそれだけよいものができるはずです。
即興なんて所詮は限界があるので、考えられた話には敵いません。
完成された話は理論だった、秩序だったものです。無駄な所は一つもありません。
まず自分の話に無駄な箇所がないか、それを検討してみてはいかがでしょうか。
全ての話がある一つの結論に向かって筋道立っている、という場合、デタラメに考えたものとは違うものができます。

ある一つの部分が、面白みがないという場合、そこは作者の力量が如実に出ます。
考えようによっては、セリフ、ト書き、極端に言うとなにもかも全部、小説というものは自由なので、自分が考えて書いたものより、即興性を重視した話の運びの方が面白くなる、ということはよくあると思います。
つまり、話を練っていけば、際限なく作り込むことができます。だから、即興性はいりません。即興性が必要なのは、ある場面に対して、どういうセリフ運び、どういう登場人物の行動を当てはめるか、それを考える時ですが、誠に残念ながら、即興で思いつく能力を鍛えたとしても、この能力は伸びません。
いくら頭で考えたところで、才能のある人には敵いません。
即興で考える能力を鍛えたら鍛えられそうに思うのですが、実際にはそうではありません。読書する量を増やした方が、よっぽど伸びます。
あるいは、音楽を聴くとかね。これは大事ですよ、本当に。
脳のキャパシティーは、訓練では伸びません。
音楽鑑賞は、脳のキャパシティーを増やします。なにをやるにも大切な能力です。

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自分で話を書いたことは何度かあるし、小説も人並みに読む方だとは思うのですが、話を考えることを進んでしたいと思わないので困っています。
単純な4コマ漫画のような話を作る時でさえ、何か壮大な作業のように感じてしまって長続きしません。
本気で作ろうと思った話だけは考えられますが、そうしたもの以外にも即興で話を作る癖が付いていないと、話を作る技術が養われないと感じています。

以前イラストの勉強をしていたときに、背景を描くのが最初は嫌だったんですが、人物がある程度描けるようになると背景も描きたくなってきました。多分、感覚が追いついたんだと思います。

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