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「努力」「友情」「勝利」の法則とラノベの傾向 (No: 1)
スレ主 黒鐘 黒ぅ 投稿日時:
ストーリーを構成する要素のうち、「努力」「友情」「勝利」の法則というものがありますね。
今回は、それについて質問させていただきます、
最近のラノベでは、主人公が「努力」しないというものも人気を集めているようです。
そこで、この法則から「努力」が抜けても、「友情」と「勝利」は成り立つのでしょうか?
また、主人公が努力しない場合、どのような事に気をつければご都合展開になるのを防げるのでしょうか?
皆様のご意見をいただきたいです。
カテゴリー: ストーリー
この質問に返信する!「努力」「友情」「勝利」の法則とラノベの傾向(追記) (No: 2)
投稿日時:
追記:主人公が全く努力しない物語を書きたい訳じゃないです。
物語の中で主人公が成長していくことで、後に「努力」をするようになります。
できればこちらも踏まえてお願いしたいです。
人気回答!「努力」「友情」「勝利」の法則とラノベの傾向の返信 (No: 3)
投稿日時:
少年ジャンプの「努力」「友情」「勝利」の法則は、昭和の時代、まだ日本が成長期にあった時に確立されたものです。
現在では、少年ジャンプもこの法則にこだわらなくなっており、「ToLOVEる」「デスノート」といった、「努力」「友情」「勝利」がまったくない作品も人気を博しています。
現在、連載中で「努力」「友情」「勝利」に則っているのは、「食戟のソーマ」「ハイキュー」くらいかなと思います。
仲間と共に努力すれば必ず勝利できるという価値観は、現在では支持されにくくなっていると言えるでしょう。
ラノベ、特になろう系の異世界ファンタジーは、読者の承認欲求を満たすのが最大の目的です。
これをもっとも効果的に提供するのが、異世界に転生してチート能力で無双するというテンプレートで、このテンプレは漫画界にも大きな影響を及ぼしています。
承認を得るためには友情や努力ではなく、美少女たちからの無条件の肯定、世界から愛され成功を約束されたチート能力、それに伴う周囲からの賞賛こそ重要となっています。
ジャンプも元々、ドラゴンボールの孫悟空や北斗の拳のケンシロウは天才タイプ、作品世界のサラブレットなので、チート能力による無双的な要素があったのですが、ラノベはその部分をさらに極端にし、それ以外の要素を削り落として特化する形になっていると言えるでしょう。
「努力」「友情」「勝利」の法則とラノベの傾向の返信の返信 (No: 4)
投稿日時:
やはり最近はチーレム無双が人気なんですね。漫画にも影響しているとは………。
今では「努力」や「友情」を求める読者は少ないのでしょうか。
うっぴー様、ご意見ありがとうございました。
漫画界でもっとも売れてるのは、少年ジャンプのONE PIECEです (No: 5)
投稿日時:
>今では「努力」や「友情」を求める読者は少ないのでしょうか。
これについてなのですが、漫画界でもっとも売れてるのは、少年ジャンプのONE PIECEです。ONE PIECEだけで集英社の売上の半分を叩き出していると言われます。
ONE PIECEは、友情にかなり大きな重点を置いています。主人公のルフィは仲間を大事にすることで有名です。
また、努力については、最初は名もない弱小海賊団を世界的に有名にしていく過程や、新世界前に修行して強くなるなど、ジャンプの伝統である修行も一応は入っています。
ただ、努力についてはそこまで比重が置かれてはおらず、閃きや勢いで強敵に勝っている感があります。
ONE PIECEは「かなり友情」「勝利」「やや努力」くらいの配分になっているというのが私の印象です。
また、根強い人気のあるHUNTERXHUNTERも、ゴンとキルアの友情がストーリーの根幹にあり、二人は様々な師匠の元で修行して強くなっていくなど、意外と、「努力」「友情」「勝利」に則った作品です。
このことから、ラノベ業界では通用しないが、漫画界では、時代遅れ感がありつつもまだ有効であると言えると思います。
漫画界でもっとも売れてるのは、少年ジャンプのONE PIECEですの返信 (No: 6)
投稿日時:
なるほど。漫画の中でも、人気作には残っているのですね。
ONE PIECEでは3つの要素の割合が違うというのも、納得できました。
更に詳しい意見をありがとうございます。