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初執筆の質について (No: 1)
スレ主 ㎜ 投稿日時:
こんにちわ耶蘇側といものです。
大雑把なプロットを書き終え初めての作品作りを始めました。しかし、プロットでは物語のイベントと登場人物の心情を書いているのですが、イベントの内容を大雑把にこんな事件が発生するといった事しか書いていないので、例えば、事件発生場所に向かうまでの登場人物のちょっとした描写の書き方がうまくいきません。と言うより、物語の流れが自分の満足のいくものになりません。
初執筆なので、自分の満足のいく作品を書き上げるより、多少質が落ちてもいいから作品を書き上げて、書くことに慣れていったほうがいいのでしょうか?
回答お願いします。
カテゴリー: 文章・描写
この質問に返信する!初執筆の質についての返信 (No: 2)
投稿日時:
書き慣れてない頃は、ワンシーンにあれもこれも詰め込みたくなってくるものです。
例えば「移動中に主人公の心情を書く」などですね。
「主人公の心情」を書くのであれば、もっと相応しいシーンがあるはずです。主人公の心情がわかりやすく栄えるシーンを作れるはずです。
キャラの描写なども、確かに移動シーンで出来ることもあるけど、もっとキャラが立つ場面でやったほうが良いのだから移動中のついでで無理にやる事じゃないし、思いつかないなら「移動した」と簡単に済ませてしまったほうが良い。
読者がワンシーンから読み取れる情報は限りがあるので、タイミング良く上手く馴染ませられるとしても、あまり詰め込むと理解が難しくなります。
慣れない頃はワンシーンに一つの情報と考えたほうが良いと思う。同時に、情報がなにもない「ただ移動してるだけ」のようなシーンを作らないように心がける。
慣れてくれば同時に出せる情報の区別がついてくるので、複数の情報も無理なく詰め込めると思う。
そんで、本題の
>多少質が落ちてもいいから作品を書き上げて、書くことに慣れていったほうがいいのでしょうか?
これですが、たぶん多くの人が「質はあんま気にするな、好きに書け」と答えるのではないかなと思う。
というのも、書き慣れてない以上は当然筆が遅いしイメージを具体化する発想も技術もありません。
そこで無理にこだわっても満足するものは作れないし、満足するまでやろうと思ったら無駄に時間がかかるうえ、やりたい事が出来ないつらさに、下手すりゃ病む。
完成前の読み返し禁止、書き直し禁止、設定の変更禁止、そんな感じでとにかく完走させるのが良いと思う。
自分が満足するものを作る事ができるのは、それが可能な経験を積んでから。
なので、別の選択肢として、「自身が満足するレベル」というハードルを思いっきり下げる、というのがオススメです。
ハードルを下げた上で、そのレベルの満足まではしっかり書く。
例えば、文章にはまったくこだわらない、シーンも内容がわかればOKでダイジェストになっても良い。要点が書けていて通して話がわかれば問題ない。とか。
まあ、情熱ある人にハードル下げる事が出来りゃ苦労はないんだけども。
でも、アニメ作りたい人が最初は棒人間のパラパラ漫画を書くとか、ゲーム作りたい人が最初は簡単なシューティングから作るとか、普通はハードルを下げるのは当たり前の事なんだよね。
ところが小説は文字だけなので、俺にも出来そうな気がすると、ハードルを下げようと考える事がほとんどない。
正確には物語の構成とかいろいろあるんで文字だけ書けても小説は書けないんですが。
絵が上手いからって面白い漫画が描けるわけじゃないし。
そんなわけで、「満足いく」というハードルを下げるのがオススメです。
初執筆の質についての返信 (No: 3)
投稿日時:
キャラクターの作り込みが足りないんじゃないですかね?
しっかりと作り込まれたキャラクターになると、場面と状況を与えれば、自ずとそのキャラたちがどう動くかがわかるようになります。いわゆる「キャラが勝手に動く」状態です。
例えば「幼馴染の少女」と休日に2人で出かけることになった「主人公」が、目的地にいく前に偶然「片思いしている女の子」に会うのと、「主人公に密かに想いを寄せている幼馴染のツンデレスポーツ万能少女」と休日に2人で出かけることになった「優柔不断な主人公」が、目的地にいく前に偶然「密かに片思いしてる学園のアイドル的美少女で、ちょっと天然入った真面目で成績優秀なクラス委員長」に会うのでは、その後の話の展開させやすさに差が出て当然です。
上記例の「」の中のデータが多ければ多いほど、状況場面に応じてそのキャラクターがどう動くのかが自然とわかるようになります。
ただ、データが多くなりすぎる事の弊害もありますので、そのキャラクターの役割に応じた適切な分量を心がけることも創作上大切になるでしょう。
キャラが勝手に動いてくれれば話を進めるのは簡単です。(暴走して違う方向に進まれて困ることもありますが)