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Web小説の改行について (No: 1)
スレ主 しじま 投稿日時:
なぜ、なろうなどのサイトでは会話文の後の改行が一つ多いのでしょうか?
読みやすいから?
それとも少しでも長く見せるためでしょうか?
解答、どうかよろしくお願いします。
カテゴリー: 流行分析(なろう研究)
この質問に返信する!Web小説の改行についての返信 (No: 2)
投稿日時:
もともと特にコレといった理由はありません。
しいて言うならば、読みやすさを考えての工夫です。
液晶画面は紙と比べて目が疲れてしまい長時間文字読むのに適していないので、話題ごと・ネタごと・「物語」として読み取れる最小単位のブロックごとに改行して小さくまとめたほうが読みやすいためです。
この技術、というか改行を紙媒介よりも頻繁に行う工夫は、元はブログ記事やそれ以前からのテキスト系サイト(エッセイもどきの日記を垂れ流してるサイト)などでよく見られた形です。
なろう が出てくる前からWeb上で小説を公開する事はよくありましたが、当時はそのような改行をしたりしていませんでした。
しかし なろう などの台頭により、「もともとブログ記事を書いてた人」もWeb小説に参加することとなり、そのブログ記事を書くときの癖として改行多めにしたら読みやすくて受けが良かった。
そのため今では多くの人がブログ流の書き方をしている、ということだと思います。
ブログ記事には小説と違ってセリフがないので、セリフがあるタイミングで改行しやすいのは「次の行の文章は地の文とセリフとで文の種類が違うから空行あけて分ける」という考えでしょう。
ブログ記事の書き方としても別段ルールはないので、それぞれの創意工夫です。
今、この返答で私は空行を2つ入れました。
コレと考え方は同じです。
Web小説の改行についての返信 (No: 3)
投稿日時:
ウェブ媒体はページ数を気にしなくていいから、じゃないのかな。
小説にしろ雑誌にしろ、紙媒体だと改行を増やせば増やすほどページ数が増えてしまうし、ページ数が増えると一冊あたりの製造コストも高くなってしまうので、むしろウェブ小説が普及するまでは"うかつに改行できなかった"と考えたほうがいいのかもしれない。
漫画でも、ページの概念がなくて縦スクロールでずるずる読んでいけるタイプのウェブ漫画ってものすごく余白を多用するし、ウェブコンテンツは紙にくらべて余白を贅沢に使っていい世界なんだと思う。物理書籍はやっぱりページを買っていると感覚があるから、中身が改行だらけでスカスカだと損した気分になるけど、ウェブ小説の長さを語るときはたいてい文字数ベースで語られるので、改行が多かったからずるいとか水増しとか、そういう気持ちにはあまりならない。
もっというと、カクヨムで公開されている電撃文庫のラノベをみると、文章は同じでも物理書籍より空行や改行が明らかに増えてたりするので、会話文の前後に空行を挟むのはもうウェブ小説の"文章作法"になりつつあるんじゃないかという認識。数年前はまだ本読みを中心に違和感の表明が目についたけど、もうみんな目が慣れてきた頃だと思うし、そろそろ逆に「ウェブ小説なのに会話文の前後に空行を挟まない奴は読者のことを考えてない」みたいな感想がスタンダードになってくるんじゃないかという気がしています。