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クズ主人公の扱い方、あるいはその是非について (No: 1)

スレ主 相田ラク 投稿日時:

キャラクター像と冒頭部の書き方についての質問です。
導入部の書き方に細心の注意を払うべきなのは言うまでもありませんが、今回はその冒頭における主人公の人物像描写についてご意見を伺いたく、質問させて頂きました。

私の物語は「邪道な主人公」と「王道のストーリー」をコンセプトとしております。具体的に言うと、舞台は剣と魔法のファンタジー世界で、主人公は猛烈な逃避癖のある冒険者です。
私はこの主人公を、冒頭から徹底的にクズとして描くつもりでいます。理由は、精神的に幼い状態からの成長を物語の題材にしたいと考えているからです。
そして、その要素の一つが「自分がサボっているだけなのに『評価が仕事の割りに合わない』という理由で職務放棄し、放浪の旅に出る」という冒頭シーンです。

ここで重要となるのが、私はこの主人公が読者の共感を得られると考えている点です。ここからは私個人の哲学になるのですが、ラノベの読者層は中高生、それも俗に言う非リア充であると考えられます。また、彼らは日々の学校生活が苦痛で、ただ学問のためだけに通学していると思われます。
しかし、私自身がその一員であるのに言うのも変な話ですが、彼らの人生が楽しくない原因は己の努力不足にあると私は考えます。そして、彼らはわざわざ小説を読むような思考力のある人間ですから、それを自覚していると推測します。
ここから、私は「組織・共同体からの逃避欲求」と「でもそんなことする人って実際クズだよね」という2点を表現することで、よりリアルな現代の中高生像、ひいてはラノベ読者層の「あるある」を引き出せると考えました。

ですが、それを冒頭シーンからやることには一抹の不安があります。私個人としては中高生のリアルな心情を書いているつもりなのですが、何となくそれが選考落ちの理由になる気がします。
また、その後の展開が主人公が成長して普通に格好いい人になる展開なだけに、冒頭で損するのは悔しいというか、それで評価下がるなら別のにするわ、って感じです。

それに、同じクズでもポジティブなクズとネガティブなクズがあると私は考えており、上記の主人公は後者にあたると思います。

中高生に例えると
・ポジティブなクズは普段から授業をサボって悪友と遊びに出かけるヤンキー。女好きで恋愛に飢えている。
・ネガティブなクズは真面目に授業には出席するがヤル気はゼロで、ある日突然引きこもるニート予備軍。
みたいな感じです。

そして、漫画の分野なら勿論、ラノベにおいてすらもポジティブなクズはOKだがネガティブなクズはダメみたいな固定観念があると考えています。
私個人としてはリゼロが流行った時からこの固定観念が崩れつつあると思っており、今ならイケると踏んでいるのですが、信憑性に乏しい推測であることは否定できません。

以上を踏まえて、現代のラノベにおいてクズ主人公は認められるか否か、ご意見を伺わせて下さい。

カテゴリー: キャラクター

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人気回答!クズ主人公の扱い方、あるいはその是非についての返信 (No: 2)

投稿者 サタン : 4 No: 1の返信

投稿日時:

>それを冒頭シーンからやることには一抹の不安があります。
なぜ不安があるのか? と問えば、暗いシーンだからあるいはあまり面白くなさそうなシーンだから、と答えるのではないかと思います。
面白いと自信を持ってりゃ不安になる事はないでしょうから。

では、なぜそんな不安になるシーンを冒頭に置いてしまうのか、と考えると、これは
>その後の展開が主人公が成長して普通に格好いい人になる展開なだけに
とあるように、その成長のカタルシスを描くため、成功の前に失敗を書かなければならないという判断があるものと思います。

似たような作品を紐解くと、確かに冒頭ないし序盤のうちに主人公がダメな様子が書かれていることが多く、そもそもそれが成長する過程を書くのだから、ダメな様子が書かれているのは当たり前でしょう。
だから「最初にダメな様子を書く」という判断をする。
例えば、主人公がうじうじ苦悩する様子を延々と書いたり、家庭内が無茶苦茶になってる状況を丁寧に書いたり。
そういうのは、これから物語を楽しもうとする読者の姿勢を真正面から叩き壊すような冒頭になったりする。
だって、読者は主人公がウジウジする様子を読みたいわけじゃないもの。
相田さんは、自分の作品もそうなってやしないか、と不安になってるわけですよね。

これは、強いて言うなら描写に対する考え方の問題で、少し意識を変えるとまるっと解決します。
先ほど、「主人公がウジウジする様子を読みたいわけじゃない」と書きましたが、じゃあ読者は何を読みたいんでしょう?
言ってしまえば当たり前ですけど「物語を読みたい」んですよね。
「その様子」だけを書いても面白くないんですよ。
「物語」を書かなきゃ。

つまり、「クズな主人公の物語」を序盤に用意しなきゃいけないわけで、「クズな主人公の様子」を書いただけでは面白くないわけです。
さて。もう一度、似たような作品を手にとって、冒頭をよく読んでみて下さい。
短編か掌編規模の小さくまとまった物語がそこにはありませんか?
「ダメな主人公」をテーマにした一つの物語がそこにはあります。決して「ダメな様子を書いてるだけ」の冒頭ではありません。
「楽しもうとする読者の姿勢を叩き壊すような冒頭」は、ほぼ100%が「様子を書いてるだけ」の冒頭です。
ヒロインとキャッキャウフフして友人と漫才コメディーして、そういう楽しい雰囲気の物語であれば「様子」だけでも面白さはある(つまり雰囲気を楽しむ物語の場合)ので、でも、その調子でウジウジな主人公も「様子」だけを書いちゃうと上手くいかないわけです。
「様子」ってのはこれ、要するに「雰囲気しか書けてない」わけだから、「ウジウジ」や「クズ」「ダメ」といったシーンで同じ表現をするとマイナス方向の雰囲気しか表現できてないわけですね。そりゃ面白くないのも当然だわ。という感じ。

作者側から言う「描写」というのは、読者側からすれば「読み取る」という事です。
そして読者は「物語」を読みに来てるんだから、物語から「クズな主人公」が読み取れれば良いわけです。
別に「クズな様子」を書く必要はないわけですね。読み取れりゃいい。
つまり、物語で描写すると考えれば解決します。
そもそも作品自体が「作品全体でテーマを描写している」と言えるんだから、普段からみんなやってる事のハズなんだけど、物語の中の1要素の描写となると、割りと多くの人が説明で済ませたり「様子」を書くだけにしたりしてる。
この意識改革というか「物語で描写する」ということを覚えると、物語の内容で「読者にウケるだろうか」と悩むことの多くはスッキリ解決します。

何故かって、ホラーが嫌いな人はホラーを読まないでしょ。
冒頭がクズにしても、冒頭にまとまった物語があるんだから、その物語を読んでる時点で読者はクズな主人公を受け入れてます。
個人的に気に入らないなど個人差まで考えたらその限りではないけど、少なくとも新人賞などで「個人的な好み」の如何で作品を落とすようなことはありません。
そのうえで冒頭が受け入れられないのだとしたら、そりゃ単純に「クズ主人公の物語」として用意した冒頭の小物語の内容が面白くなかったというだけ。
「クズな主人公の冒頭」自体にはさほど問題はありません。

冒頭に盛り上がりそうもない不安なシーンを持ってくること自体は何も問題ありません。
しかし「様子」を書くだけのものでは難しく、物語で描写していくなど工夫が必要です。
また、
>現代のラノベにおいてクズ主人公は認められるか否か
実は昔からクズ主人公は一定の人気があります。
古いラノベで言うと「無責任艦長タイラー」ですかね。どことなく憎めないキャラですが。
ファンタジーでは「魔術士オーフェン」や「スレイヤーズ」は当時の主人公像を考えると主人公らしからぬ言動が多いです。
それらの影響があって今があるので、今からするとさほど強烈には思えないでしょうが。
漫画も考慮に入れれば、いつの時代も一定数はいます。
というのも「クズ」というのはわかりやすい「個性」だからですね。
そのなかでリゼロは「ライトノベル層に受け入れられるよう工夫・アレンジした」からこそ受け入れられたわけで、「そのキャラクター性が」というわけじゃないです。

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タイトル:クズ主人公の扱い方、あるいはその是非について 投稿者: 相田ラク

キャラクター像と冒頭部の書き方についての質問です。
導入部の書き方に細心の注意を払うべきなのは言うまでもありませんが、今回はその冒頭における主人公の人物像描写についてご意見を伺いたく、質問させて頂きました。

私の物語は「邪道な主人公」と「王道のストーリー」をコンセプトとしております。具体的に言うと、舞台は剣と魔法のファンタジー世界で、主人公は猛烈な逃避癖のある冒険者です。
私はこの主人公を、冒頭から徹底的にクズとして描くつもりでいます。理由は、精神的に幼い状態からの成長を物語の題材にしたいと考えているからです。
そして、その要素の一つが「自分がサボっているだけなのに『評価が仕事の割りに合わない』という理由で職務放棄し、放浪の旅に出る」という冒頭シーンです。

ここで重要となるのが、私はこの主人公が読者の共感を得られると考えている点です。ここからは私個人の哲学になるのですが、ラノベの読者層は中高生、それも俗に言う非リア充であると考えられます。また、彼らは日々の学校生活が苦痛で、ただ学問のためだけに通学していると思われます。
しかし、私自身がその一員であるのに言うのも変な話ですが、彼らの人生が楽しくない原因は己の努力不足にあると私は考えます。そして、彼らはわざわざ小説を読むような思考力のある人間ですから、それを自覚していると推測します。
ここから、私は「組織・共同体からの逃避欲求」と「でもそんなことする人って実際クズだよね」という2点を表現することで、よりリアルな現代の中高生像、ひいてはラノベ読者層の「あるある」を引き出せると考えました。

ですが、それを冒頭シーンからやることには一抹の不安があります。私個人としては中高生のリアルな心情を書いているつもりなのですが、何となくそれが選考落ちの理由になる気がします。
また、その後の展開が主人公が成長して普通に格好いい人になる展開なだけに、冒頭で損するのは悔しいというか、それで評価下がるなら別のにするわ、って感じです。

それに、同じクズでもポジティブなクズとネガティブなクズがあると私は考えており、上記の主人公は後者にあたると思います。

中高生に例えると
・ポジティブなクズは普段から授業をサボって悪友と遊びに出かけるヤンキー。女好きで恋愛に飢えている。
・ネガティブなクズは真面目に授業には出席するがヤル気はゼロで、ある日突然引きこもるニート予備軍。
みたいな感じです。

そして、漫画の分野なら勿論、ラノベにおいてすらもポジティブなクズはOKだがネガティブなクズはダメみたいな固定観念があると考えています。
私個人としてはリゼロが流行った時からこの固定観念が崩れつつあると思っており、今ならイケると踏んでいるのですが、信憑性に乏しい推測であることは否定できません。

以上を踏まえて、現代のラノベにおいてクズ主人公は認められるか否か、ご意見を伺わせて下さい。

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