小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

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元記事:冒険者ってどんな職業?

超絶今更ですが、ファンタジー小説に出てくる「冒険者」というのはどんな職業なんでしょうか。「勇者」とは何が違うのでしょうか。

上記の回答(冒険者ってどんな職業?の返信)

投稿者 サタン : 3 人気回答! 投稿日時:

私も冒険者って結局何なんだろうと思って考えたことがあるけども、現実にあった職として一番近いんじゃないかって思ったのは、西部開拓時代のカウボーイかなと。
カウボーイは、簡単に説明すると、
当時のアメリカは三角貿易で奴隷を使って発展していった経緯があるから、貿易の拠点である南部側が栄えていて西部を開拓することが一個の目標としてあった。
その開拓のため南部から西部へと物資を運ぶわけだけど、当時は鉄道がなかったから馬車とか人力とかで運ぶ。
そこには冷蔵庫もないし開拓してないから農地も少ないし、新鮮な食べ物は動物を生きたまま運ぶしかなくて、だから大量に牛を運ぶんで牛を運ぶ人のことをカウボーイって言うようになった。
で。
当時のカウボーイは牛を運ぶのはもちろんのこと、牛を生きたまま運ぶってことは道中の牛の食事事情も関係してきて、進行ルートにある農地や開拓中の土地の地主に交渉に行って話を通したり、牛はとても高価だから盗まれないよう警戒したり、開拓時代は盗賊団みたいなのもいたから、そういったトラブルをまるごと解決できるほど屈強で交渉力もたかい人が多く、そういった人が数名から数十名のパーティーを組んで南部から西部まで長い旅をする。
でも、そんなカウボーイは金に困ったりすると自身が簡単に盗賊へとジョブチェンジしちゃうので、そういう荒くれ者が多かったんだろうね。

現実のカウボーイは、どこからか牛を調達するツテがあるとか、開拓業者と知り合いだとかってツテがないとそもそも仕事がないだろうけど、
もし、そこに「ギルド」なんてものがあって依頼という形で手軽に仕事が得られるのだとしたら、割とファンタジー世界にある冒険者と同じじゃねーかな、と思った。
西部開拓時代の酒場でカウボーイ達が酒酌み交わしてる姿とか、もめごと起こして決闘だと息巻く姿とか、銃を剣に変えてみたら割と冒険者じゃない?
牛を運ぶかダンジョンに潜るかとか目的の違いはあるけども。

ちなみにカウボーイは説明した通り、結局は自衛も交渉も全部自己責任な輸送業みたいなもんだから、その輸送問題が解決する横断鉄道が出来ると一気にみんな職を失ってカウボーイはいなくなった。
カウボーイは映画なんかのおかげで名前だけ有名だけど、西部開拓時代から鉄道が出来るまでのわずかな期間にしか存在しえない職だった。
とすると、おそらく冒険者ってのもギルドというものが作られてから ダンジョンが現存するまでの期間 とか モンスターの管理を人間ができるようになるまでの期間 とかの、ファンタジー世界の歴史上そんなに長くない期間にしか存在しない特殊な職業だと思うかな。
物語上そこにフォーカスしてるので、あたかも冒険者が主流みたいな感じだけど、それを言ったら西部開拓時代のアメリカで開拓にフォーカスしたらカウボーイが主流のように見えるしさ。

そんなわけで、「冒険者とはこれだ」って回答はなくて、現実に例えるならカウボーイが近いと思う、そのカウボーイの目的は牛の輸送だから、あくまでカウボーイが似てると思った私の解釈では、冒険者の「目的」次第で「冒険者とは」の答えは変わると思うかな。
対して「勇者」は、言葉の定義で言えば「誰もが恐れるような事に対して勇気をもって行動し、偉業を成し遂げた者」とかそんな感じだから、冒険者の目的がダンジョン攻略だとすりゃ攻略した者を勇者と呼べるけど、一般的には魔王とか大ボスを倒す者の事じゃないかな。
これも、別にダンジョン攻略者に勇者の称号が与えられるって設定してもいいし、勇者は魔王討伐の目的があって冒険者はダンジョン攻略やモンスター退治って目的があって、それぞれ目的が違うから別物ですって設定してもいいと思うよ。

んーと、
そもそも言っちゃえば「ただの荒くれ者」なんだけど、例えばこれが西部開拓時代ではなく中世以前の日本とかだと、そういう腕自慢は自分たちの農園を守るために武装して武士となり侍となったし、イタリアでは権力に媚びず次第にマフィアと呼ばれるようになったし、
そういう、「ただの荒くれ者」っていう、オンラインゲーム的に言えばノービス状態の存在に「どういう職を与えるか」っていう部分が作者の設定次第であって、その「様々な作家によって様々な職を与えられた状態」のものを総称してる、って感じだと思うよ。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 冒険者ってどんな職業?

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元記事:せっかく練ったのにキャラに個性がないと言われた

 またまた失礼します。
 自分はストーリーよりキャラを重視しているのですが、それに個性がないと言われました。
 一人称、容姿、服装、喋り方などを特徴的にしたのですが、それらは装置にすぎないと言われました。
 個性とはキャラが人間として成長していくことだと言われました。

 やっぱこれ(https://www.raitonoveru.jp/howto1/kyara/15.html)でしょうか?

 描いている小説は以下の通りです。
 https://kakuyomu.jp/works/16817330648289037307
 https://kakuyomu.jp/works/16817330649292955080
 https://kakuyomu.jp/works/16817330649316735584

 光速の走り屋オオサキショウコにおける、主人公のキャラよりライバルのキャラが評価され、「群れないし、相手の力量を見定めるし、相手に激励するし、準備をするし、個性がある」と言われました。
 一方で主人公は「レズビアンを思わせてキモい奴で小物」と言われました。
 小物感を消すために、https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21114830を描いたほどでした。
 
 肥後の走り屋たちの主人公は競女!!!!!!!!の神無のぞみ、仮面ライダー電王のモモタロス、シャンゼリオンの涼村暁をモデルにしていますが、個性がないと言われてリメイクした(実はリメイク作)際、「師匠キャラを入れる」「憧れの走り屋」を入れるなど、個性を出すことにしましたがhttps://www.raitonoveru.jp/counsel/novels/show/15506にて人間性が見えて来ないと言われたほどでした。

 キャラに個性がないと言われないためにはどうすればいいですか?

上記の回答(せっかく練ったのにキャラに個性がないと言われたの返信)

投稿者 サタン : 3 人気回答! 投稿日時:

> 一人称、容姿、服装、喋り方などを特徴的にしたのですが、それらは装置にすぎないと言われました。
では、その「装置」とはどういう意味なのかと考えてみてください。
装置は起動しなきゃ動かないんです。そこにあるだけでは装置ですらなくただの飾り。
装置を動かすためにはどうしたらいいのかが、テコ入れをする前に考える事ではないかと思います。

御作はざっと読ませていただきましたが、あいにく私自身に車への関心がなく走り屋にも興味がないため読んだのは2話まででそれも内容を咀嚼できてないと思いますが、なのでライバルキャラもまだ未登場かと思いますが、
例えば、
>主人公のキャラよりライバルのキャラが評価され、「群れないし、相手の力量を見定めるし、相手に激励するし、準備をするし、個性がある」と言われました。
この評価は、おそらくライバルキャラが「群れてないところ」「正しく相手を評価するところ」「慎重に準備をするところ」がちゃんと書かれているのではないでしょうか。
それが書かれていて読者にも伝わってくる場面が作られているから、その通りの印象を読者は得た。

一方で主人公は、確かに車に対する熱意や走り屋が好きなことは伝わってくるけど、同時にその熱意を車や走り屋に対してだけでなく主人公は常に同じ熱量でいるので「車に対する熱意」って形ではなく「それだけの熱量を持った性格の元気なキャラクター」といった感じに見える。
これで問題ない場合もあるけど、スレ主さんの作品においては、例えば1話で智姉さんとのドライブで同性相手に「デートみたい」と言ってるセリフがあります。これが「車に対する熱意」と同じ熱量で「デート」と言ってるように見えてしまうので、結果、読者感想の「レズっぽくてキモイ」という印象が生まれていると思います。
まあ、このシーンは主人公の発言だけでなく、それに反応しまんざらでもない受け答えをした智姉さんにも問題があると思うけど。
私も主人公はレズっぽいと思いました。てかまあ主人公は自分でレズビアンだと言ってるしな。
失礼ながら添削のようなことをさせてもらえれば、
このシーンの智姉さんのセリフは「デートねぇ。オオサキの場合相手は私じゃなくて私の愛車R35とのデートだろ」とか、智姉さんは主人公に乗らずちゃんと主人公の熱量の方向を車に軌道修正してやらなきゃいかんのじゃないかなと思う。
主人公の特徴、個性は、2話まで読んだ限りでは「熱意」しか書けていないけど、その熱意が全方向に向いてしまってるため、女性同士のちょっとした絡みが熱意に負けてガチに見えてしまい、結果「熱意」は書けてるけどそれが「車」へ向いておらず「車への熱意」が書けていない・伝わらない。
つまりは、主人公の個性は「ない」わけでなくあるけど、書けてないんだと思う。
正確には書けてるけど別の要素が邪魔をして伝わってきてない、って感じだと思うけども。
だから、主人公に対しては「車への熱意」をちゃんと書く。主人公の周囲にいるキャラクターはちゃんとそれを補佐する。軌道修正する。
ついでに、「それ以外の事」に関しては落差から相対的に車への熱意へ転ずるように冷たい対応をする。特にナンパされたとき「可愛いと言ってくれるのは嬉しいけど」なんて無いと思うよ。「こんなヤツに可愛いと言われても嬉しくない」だと思うし、「気色悪い。声かけるな。何がソーセージだ。ポークビッツ野郎」とかもっと冷たくあしらったほうが、熱量の関節描写になると思う。
まあ、正直主人公の熱量が正しく書けてない原因は主人公と智姉さんのレズ関係だと思う。設定には書いてないからそういうノリの仲良い演出だと思うけど、そのせいで主人公の熱量が車だけに向いてない。

個性を出すにはどうしたら良いか、という悩みは多いと思うけど、基本的には書けてないから出てないだけで、個性を出すには個性を書けばいいだけ。
それが正しく伝わらず 書けてない という事は、今回のスレ主さんの主人公像のように往々にしてあるが、こういう場合はだいたいが、まあ、憶測で物を言うけど、たぶんスレ主さんはこの主人公を書いてるとき「熱量を表現する」とは考えておらず「主人公はこういう言葉遣いをするキャラ」みたいな性格で書いてたと思う。だから車や走り屋に絞れず全方向に熱量が向いてるんじゃないかなと。なので、主人公の個性を出すならどんな個性かをちゃんと把握して押し出すことを意識すればそんな間違えることはないと思う。

一方で「ライバルあるいは敵役のほうがキャラが立ってると言われた」って相談も結構ある。
これはまず、ライバルや敵などは物語を進行する必要がないため比較的自由に行動できてキャラを書けるし、主人公らしくないキャラクター性というか「孤独」とか「復讐心・執着心がある」とか「慎重派」とかそういう「表現しやすい個性」が選ばれやすいというのがあると思う。
例えば「孤独」は孤独であることを書けばいいだけで、「パーティーに誘われたけど断ってソロで活動する」とか孤独になる道を選ぶシーンを書けば問題なく表現できる。
でも主人公の場合、同じ孤独でも「ソロで活動する理由」まで書かなきゃ納得しなかったりするから、そうすると「孤独」の描写ではなく「理由」のほうに注目が向いちゃうので、もっとちゃんと孤独を表現する必要が出てくる。物語の進行上ヒロインが出てくれば「これ孤独?」って状態になっちゃうし。
だから、スレ主さんの場合もライバルの個性が読者に伝わってるのはそういう理由で、書きやすいほうは書けてた、ちゃんと表現できてた。
次は主人公のほうを意識してみよう。まずは主人公の周囲にいるキャラが主人公のキャラ立ての邪魔になってないか、ちゃんとサポートできてるかの確認。

まえも似たようなこと書いたと思うけど、
「キャラクターそのもの」に個性があるわけじゃなくて、個性は作者が引き出すもの。
だから作者が扱いやすい個性を追加すれば個性は出てきやすいけど、それは「扱いやすい個性」だから使う頻度が増えて個性が出てきてるんであって、「特定の個性を追加した」から個性が出たわけではない。
言い換えれば、「個性がない」というのはあくまで読者視点の意見で、作者視点になると「個性が引き出せてないだけ」で、ないわけじゃない。ちゃんとある。

カテゴリー : キャラクター スレッド: せっかく練ったのにキャラに個性がないと言われた

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元記事:小説の視点について

「主人公が、誰かの日記や手記、手紙を通して過去を知る」という書簡体のような形式の小説を書きたいのですが、伝聞や記録だけで過去を網羅するのが難しいです。例えば、主人公の読む手紙に登場したキャラの私的な過去の一場面を書きたいと思ったとき、手紙の書き手も主人公も知らない出来事は書けませんよね。そう言ったものを書きたい場合は、やはり手紙形式や誰かの視点から過去を見るという形は諦めて、完全なる三人称視点で書いたほうがいいのでしょうか?

上記の回答(小説の視点についての返信)

投稿者 サタン : 3 人気回答! 投稿日時:

最終手段としては三人称視点ないし一人称視点を差し込むことになるだろうけど、その前に出来る工夫としては、

1.書き手も主人公も知らないから書けないのであればどちらかが知ってる展開にすればいい話で、「それは無理」と考えてるのは意外と作者くらいで完成品を読んだ読者は「普通に知ってる展開にすりゃいいのに」って思ってたりする。
書かれてる作品について何も知らないので確かな事は言えないけど、無理だと思考停止せずに可能性を考えてみるのもいいと思う。

2.書き手と主人公が知らないとしても、読者は知っているという形を取ることは出来る。
例えば、「日記や手記や手紙」と書かれてるあたり、主人公は複数の書き物を読む展開だと読み取れるけど、その手紙や日記を書いた人が特定の一人ではなく複数の人間である場合、その手紙や日記に書かれてることを照らし合わせて考えられるのは主人公と読者の二人だけで、かつ主人公の思考を客観的にとらえることが出来るのは読者だけなので、主人公が気が付かなったことに読者は気が付ける。
例えばゲーム「バイオハザード」とかで探索すると研究員とか関係者の日記などアーカイブが収集できる。ようはこれと同じでしょう。
Aの書類とBの書類、あとCというアイテムがあった場所からして、おそらく書類を書いた人はここで亡くなって、さっき倒したゾンビがそいつだったに違いない。って思えるじゃん? この人物の手記からして恋人を守ろうとしたんだろう、って感じで「書かれてないことを推察できる」でしょ。
そうやって書かずに表現することで、書き手や主人公が知らないことを読者に「伝える」ことが出来る。

3.これは小手先の誤魔化し手段あるいは本来は補間の手段だと思うけど、
書き手あるいは主人公の推察や予想として「たぶんこうだろう」って書いちゃう。例えば軽いジャブ程度の布石としてよくあると思うけど、「敵は既に傷を負っていた。俺の前に誰かがヤツと戦ったのだろう」とか。
書き手も主人公も「その戦い」のことは知らんけど、そのことに触れられるようにする。
そんで、その直後の展開で主人公と近しい人が手首を痛めてて「手首どうしたの? 怪我?」なんて会話があって答えを濁されたら、「ああ、戦ったのはこの人か」ってわかるじゃん?
あくまで登場人物の推察や想像でしかない事だからあんまり深く詳細には書けないけど、積み重ねていくと、読者の中で勝手に「裏で暗躍して主人公を守ってる人」みたいな像が出来てくる。

書き手も主人公も知らない事である以上は「直接書く」ことは出来ないから、間接的に書く、あるいは書かずに言外に語るってテクニックが必要になる。
そんで、「登場人物が知らない事」をどうにか知ってる形に持ってくのも作者の技量だし、それでどうしても「知らない」になるなら、それを書かずに伏せたまま物語を成立させるのも作者の腕。
個人的には、作品の作風にもよるけど、物語の本筋に関わらない部分は書かずに伏せてしまって取捨選択、本筋に関わる部分は 知ってる形 にするか視点や人称を変更して差し込むかして、余裕があれば気に入ってる部分は言外に語ったりするかな。
最初から三人称の形で書いてもいいけど、作品を知らないから何とも言えないんだけど、たぶんそれって「手紙を読む」って形だから面白い作品なんじゃない?
例えば「フランケンシュタイン」とかがその形式だけど、三人称で普通に書かれてたらあんま面白くないと思う。「手紙を読んでる」って設定だから読者も同じ手紙を読んでると思えて面白味が増幅される作品なんだし。
そのあたりも考えて三人称でも問題なさそうなら、逆に手紙形式は面倒なだけだから三人称にするのも手段かなと思う。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 小説の視点について

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元記事:国を鎖国状態にしたい

質問の文章がわかりにくいものになっていたら申し訳ありません。

現在、小説を書こうとプロットを立てております。その途中、掲示板の皆様の知恵をお借りしたく質問をしております。

質問(考えが出ない)箇所は、
小説を書く上で作成した「架空の国」を"鎖国している状態"にするための良い理由付け。

このような漠然とした質問で恐縮ですが、もしよろしければ何か知恵をお借りできれば幸いです。

上記の回答(国を鎖国状態にしたいの返信)

投稿者 ドラコン : 3 人気回答! 投稿日時:

 ドラコンと申します。

 ご質問が漠然としていて、お答えしにくいのですが。とはいえ、「鎖国」の理由は、突き詰めれば、「外国に自分たちの習慣や価値観を荒らされたくない」でしょう。

 江戸時代のキリシタン禁制は、キリスト教が(当時のみならず現代を含めて)日本社会と相容れなかったという面もあるでしょう。

 北朝鮮のように、独裁を維持するために、国民に外国の情報を与えない場合が考えられます。北朝鮮を旅行すると、ガイドなしではホテルからの外出も許されません。

「【ゆっくり解説】北朝鮮に旅行に行くとどうなる?」
https://www.youtube.com/watch?v=Pfhlb_ze-YY&t=35s

 離れ小島で、島外人の受け入れ態勢が整っていない場合もありますね。世界で最も孤立した有人島、トリスタンダクーニャ島もある意味「鎖国」に近いでしょう。研究者などの「一時滞在」は認められるのですが、よそ者の「移住」は認められていません。

「世界で最も孤立した有人島!トリスタンダクーニャ島について【ゆっくり解説】」
https://www.youtube.com/watch?v=LouvtlTQs2c&t=17s

追伸
 ドラコン管理の掲示板「エンタメ小説研究交流会」
https://zawazawa.jp/mp3uipllsbmww3zf/
 

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 国を鎖国状態にしたい

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元記事:キャラクターから作るのかストーリーから作るのか

ここでは何度も相談させていただいている者です。
そして一歩が踏み出せない者です。
ストーリーについて、あらすじにしてもプロットにしても何から手を付けるべきなのか悩んでいます。また登場人物もどう魅力的なキャラクターにしたらいいか悩んでいます。
転生するのか、舞台は現代なのかナーロッパなのかは置いておいて、私が書きたい大まかな要素は、
「主人公が複数のヒロインと一緒に敵と戦うファンタジーハーレムもの」
です。
キャラクターから作ってからストーリーを思いついたとしても、「このキャラはこのストーリーに相応しくない」ととなりキャラクターを作り直す。また、ストーリーを考えて、「面白くするにはどういうキャラクターにどんな役割を与えるべきか」が分からなくなりそうです。
自分が何から手をつけるべきなのか、そのために何を学ぶべきなのか教えていただきたいです。

上記の回答(キャラクターから作るのかストーリーから作るのかの返信)

投稿者 サタン : 3 人気回答! 投稿日時:

>要素は、
>「主人公が複数のヒロインと一緒に敵と戦うファンタジーハーレムもの」
>です。
では、次に考えるのは「どういう話なのか」です。
考えられた要素には雰囲気しか見えてこないので、「その雰囲気に合う歯車」を作るものの、いざ歯車を組み合わせようと思うと嚙み合わないんじゃないでしょうか。
一応、これは「ストーリーから作れ」という話ではないです。
「どういう話なのか」はストーリーって意味じゃなくコンセプトとかテイストとかそういう言葉に近いです。

掲示板ではあまり言っても伝わらないんですが、とはいえ持論を出ない事なんだけど、
まずいろいろ人によって創作論があると思うけど、伏線とかキャラの魅力とかギャップだとかいろいろあるけど、これらは「物語を作る方法」ではなくて、「物語を面白くする方法」です。
なので、そもそも「面白くするための物語を持ってない」という状態で創作論を身に付けたり実践したりするのは「物語を作る」に関してほとんど意味が無くて、「まず物語を作る(作れる)」というのが前提にあります。
で。
そもそも「それ」が出来ないのではないか? という話です。

じゃあストーリーから作ろうと考え、「勇者は古代王族の末裔で旅に出ることになって魔王幹部と戦って……」なんて、こうやって いきなり物語を作る というのも創作の前提知識・経験がないと成立させるのは難しいですし、そもそも「それ」が出来ないという話だし、出来たところで難しい方法だと思う。

ではどうすればいいのかというと、コツはイラストでも彫刻でも全ての創作に通じることで、ようは「簡単なものからはじめましょう」ってだけです。
簡単なテーマから~とかって意味じゃなく、「簡単な物語・シンプルな話・山も谷もない流れがあるだけの話」っていう、物語的に面白味の欠片もない超絶シンプルな話を作りましょう、という意味。
例えば最初に作る話というのは、「主人公は強くなりたい」「冒険者になって活躍する」「活躍して報酬を得た」とか、これだけ。
ここにもいくつか考え方があって、今回はたぶん基本形だろう「主人公の目的」「目的を達成するための行動」「その結果・得たもの」で考えた。
このまま書くとこの話は「主人公が目的を達成する話」とか「主人公が障害を乗り越える話」とか「主人公が問題解決する話」とか「主人公が活躍する話」といった方向性のコンセプトができる。

で、もちろんこのままだと、まあ最近のWeb小説だとこのまま書いてもいいのかもしれないけど、基本的にこのままじゃ話に起伏がなく面白くはない。
なので、そこに「障害」をはさむ。
「主人公は強くなりたい」「奴隷身分だから冒険者になれない」「奴隷身分から解放される」
障害なので 強くなれないような要素 で障害は考える。
「冒険者になって活躍する」「初心者は討伐依頼は受けられない」「薬草採取の依頼を受けていたらモンスターに襲われて辛くも討伐する」
「活躍して報酬を得た」「初心者に倒せるわけがないモンスターなので報奨金は支払われなかった」「主人公が戦ってたとこを見ていた獣人娘がいて、彼女が仲間になった」
とか。こんな感じで最初は山も谷も起伏の無い話だったけど、障害を差し込むと一気に なろうにありそうな話 になったでしょ。
ちなみに、これが何で なろう系 っぽいかっていうと、障害に対して解決が運とか偶然とか割と都合がいいし、目的も捻りがなく物語的に抑揚がないから。

なので、これは余談になるけど、「主人公は強くなりたい」って目的にもエピソードを作って「主人公は奴隷の現状を諦めている」「主人公を良くしてくれていた先輩奴隷が目の前で殺されてしまう」「自分に力が無いからだと諦めてた自分を後悔し、強くなろうと考えた」とか、ちゃんと主人公形成のエピソードを組み立てたり、「翌日、王国から奴隷解放の御触れが出て突然解放された」とかで あと一日早ければ先輩奴隷は死ななかったのに っていう間の悪さ運の悪さを入れることで都合のいい偶然感をなくしたりして、まあこれでもだいぶ なろう っぽいけども、「偶然感」「都合のいい感」を薄めていったりする。
念のため、これを余談と書いたのは、これは「物語を面白くする手段」の話であって「物語を作る手段」の話ではないからだからね。

物語を作るに関しては、起伏のない簡単な話を作った時点で終わってて、障害を挟む時点ですでに面白さの話をしているんだけど、
えーと、そうなのよね…
「最初に作る話」ってのはすんごいシンプルで起伏が無いから、こんな感じだよって書いても 面白くないんじゃないか と不安になってつい足してしまうのよね。
こうやって説明する側としても悪いのだけど、
つまり、最初に「ストーリーから作るって話じゃないよ」って書いたのは、「物語を作る」のと、その物語に「キャラや設定やアイディアを追加して「面白い」話を作る」ってのは別の話で、ごっちゃにしちゃいかんよ、ってことなんだけども、
えーと、もうちょい別の例えを出すと、
ストーリーから作る場合、こういう主人公でこういう設定でこういう舞台の話で……って、それストーリーじゃなく設定つくってません? ってのあるじゃん。
それらは密接に絡み合ってるからストーリーを作るなら考えなきゃならない要素ではあるけど、そもそも絡み合う前の素の物語そのものを作ろうよって事。
設定なしの物語を作れるなら、「面白さ」は障害を差し込んだ例のように後からいくらでも付け足せるから。
だから、「ストーリーから作るって話じゃない」ってことで、どっちかっていうとコンセプトとかテイストとかって意味に近いかも、ってことです。
まあストーリーを作ってるんだけどさ。

ついでに、「キャラから作る」っていうのは、かなり大雑把だけど本質で言うと、キャラクターの設定をエピソード化するっていう作り方。
だから、そもそもキャラから作ってストーリーを作って設定作ってってそれぞれ別々に作った歯車が合わないのは当然で、
キャラから作る場合はキャラを中心に一番大きな歯車にしてそこに合うように全てを作る。その基本がキャラ設定のエピソード化ね。
こういうことが出来る人は、主人公キャラに合わない物語をやりたい場合「主人公と物語を繋げるキャラ」を作るって方法で解決することが多い。
そんで、キャラから作る手法が向いてる人はそういう主要キャラではない目立たないが物語と上手くかみ合うキャラ(歯車)を作るのが上手い、というかその手のキャラが好きな人が割と向いてる。
例えばおちゃらけキャラというかギャグキャラとまでは行かないけども、シリアスな雰囲気でも皮肉の一言くらい言っても違和感ないキャラ、いきなり出てきて場の空気を壊しても問題ないキャラみたいなの。

まあ話を戻すと、やるべきことは「簡単な話を作る」ってこと。
作ったら面白さを追加していく。その最初にすべきは「障害」を挟むってこと。
その時点でソコソコの物語は出来てるから、それで満足ならそれでいいし、読者層を考えたり作者の自己満足を考えたりして「ご都合感」を薄めていく。
このあたりでキャラとかも形成していって、いちどあらすじに起こしてみたりする。
とにかく最初は「簡単な話を作る」ってことが大事。
例えば上で私が書いた例は、短編くらいのサイズに書き起こしてもそれを読んだ読者は「主人公は強くなりたくて」「そのために冒険者になって」「活躍して金銭の報酬はなかったけど女の子が仲間になった」って話の流れは理解してくれると思う。
つまり、最終的に読者に伝われば話が成立する要素ってのを最初に組み立てた、それが「簡単な話を作る」ってこと。
設定含めた「ストーリーを作る」ってことと「キャラを作る」ってのは、その土台あっての話。

ただ、言い忘れてたけども、これはあくまで書こうとしてるものを想定通りに規格内で書くって前提あっての話で、気の向くまま趣味で思いつき次第書いてるって人に無理して押し付けるものではないです。

カテゴリー : ストーリー スレッド: キャラクターから作るのかストーリーから作るのか

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