小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

サタンさんの返信一覧。最新の投稿順1ページ目

元記事:どこまでの設定崩壊なら許されるか?

はじめまして。私は今始めての小説執筆をしているのですが、その設定の作りが甘くなってしまいます。例えば、まず最初に研究員(主人公)が一人で研究船に乗って島に向かうのですが、おそらく一人での操縦などは物理的に無理ですし、第一研究員が一人で研究しに向かうなんてあり得ませんよね?(主人公の先輩があとから来るにしても)
ただ物語の都合上、最初は一人でいなければならなくって…
この程度の設定崩壊なら許されるでしょうか…?また、他にいい案があれば回答お願いします!

上記の回答(どこまでの設定崩壊なら許されるか?の返信)

投稿者 サタン : 1 投稿日時:

設定を知ってる作者が物理的に無理だと言う以上は無理。
こちらは設定も時代や事情の背景もまったく知らないので、そういったことを勝手に補填して妄想すれば、船の操縦は自動航行機能をつければ一人でも操作できるだろうと思うけど、わざわざ「AI搭載の研究船だ」なんて説明あったら近未来のSFかと思うし、一人で向かってるってことだけ書けばなんとかなるんじゃないかな。
あるいは「研究船」ってのが、その必要があるのかわからないけど、普通に近場の漁港から船頭に渡してもらえりゃいいんじゃないかな。島の規模とか研究の目的とかがわからないから何とも言えないけど、普通は船での移動に専用船を用意したりしないんじゃないかなと。金かかるし。物語上その場に研究船が必要なんであれば「帰りは島に研究船があるから片道だけでいい」って話にすりゃ影響ないと思う。
>第一研究員が一人で研究しに向かうなんてあり得ませんよね?
その島の設定がよくわからないから、なんとも。
一人で行くことはあり得ない島ならそうだと思うけど、普通、かどうかはわかんけども、研究は当然のこと研究テーマごとチームで行うから、一人しか研究してないテーマだったらそのフィールドワークは一人+現地のガイドとかじゃないかな。
その島に研究施設がある場合は、施設には当直がいるから一人ってことはない。そこも近未来設定ならAIロボが~で解決するけど、無人の施設でないとすると誰かいるわけだから、そこに主人公が一人で前乗りすることは別になにも違和感ない。
転勤で三日ほど時間をもらったから先に挨拶するため前日にとか普通にあるんじゃないの。主人公には何かしらの目的があって一人で向かってるのだろうけど、「先輩には挨拶のため前乗りすると伝えてある」とかで何も問題ないような。
施設もなにもない島なら、それこそ「先に行って現地の様子を確かめたい」とか「仲間が来るまでに設備の設置をしておくため」とかで一人で行くのは不自然ではないんじゃないかな。

>この程度の設定崩壊なら許されるでしょうか…?
どのあたりの設定が崩壊していると思ったのか、もうちょい詳しく知りたい。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: どこまでの設定崩壊なら許されるか?

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元記事:嫌いな奴を小説に登場させて殺すのってありですか?

学校で嫌がらせをしてきている人の名前を悪役として登場させて、殺そうと思っています!(^^)
名前の読みを同じにして漢字を変えようと思っているんですが、アリだと思いますか?

上記の回答(嫌いな奴を小説に登場させて殺すのってありですか?の返信)

投稿者 サタン : 0 投稿日時:

いいと思うよ。
ついでにネットで偉そうに助言とか説教とかしてくるやつをボロクソ書いちゃえ。

カテゴリー : その他 スレッド: 嫌いな奴を小説に登場させて殺すのってありですか?

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元記事:頭脳戦や駆け引きや政戦を描くための勉強の返信

返信ありがとうございます。
いわゆる換骨奪胎ですね。
「その駆け引き、戦術はその場面でしか使えないのでは」と感じることが多々あるのが不安ですね。
抜き出すのは、例えば、カイジVS班長のチンチロ対決でカイジの勝利過程を抜き出すと「イカサマの内容がバレていないと思わせて、イカサマを使わせ、隙を突いて暴く」「相手へのペナルティとして、互いにイカサマ有りの勝負を持ち掛け、ルールの隙をついて勝つ」というやり方でいいのでしょうか。

上記の回答(頭脳戦や駆け引きや政戦を描くための勉強の返信の返信)

投稿者 サタン : 0 投稿日時:

>というやり方でいいのでしょうか。
いやちがう。
それだとギャンブルネタにしかつかえない。
要素を抜き出すとき最初に どんな物語にも通用する形 に置き換える。たぶんこのステップが抜けてる。
>「イカサマの内容がバレていないと思わせて、イカサマを使わせ、隙を突いて暴く」
これはつまり、「敵の奥の手が筒抜けであること悟られないようにして誘導し奥の手を使わせ、その隙を突いて暴く」って形にする。
こうすると、このカイジのパターンは「奥の手」であれば何でもいいとわかるので、元ネタの場合は「イカサマ」だけど応用して使う場合は政争なら「こちら側の不正疑惑の証拠」とかでも良くなる。
ここで問題になるのは、前回のレスでは面倒で省略したけど、このパターンでは「奥の手を使わせることが何故 隙を突く に繋がるのか?」という部分。
前回の作例で商人の例を出したけど、
>>バカのフリした主人公をカモろうとしてる悪役商人を誘導して隙を作らせ、第三者を装った仲間がその隙をつけばいい
私が書いたこの部分は「誘導することがなぜ隙になるのか」を具体的に書いていない。
何故なら、まあ当然だけど、カイジのパターンで言う「奥の手」をイカサマから変更したら元ネタで使われてる「隙」の前提が変わるわけだから、同じようには使えない。
これはあくまで「話の流れ」を参考にするものであってアイディアを真似てるわけではないから。
だから、「奥の手を出させることがなぜ隙に繋がるのか」は必死に考える必要がある。
「不正疑惑の証拠」であるなら「それは味方が用意したダミー」とかにしておけば通じるかな、とか。
続く展開の
>「相手へのペナルティとして、互いにイカサマ有りの勝負を持ち掛け、ルールの隙をついて勝つ」
こちらも、ようは「相手の弱みを握って対等にやりあう状況に持ち込む」「そのルールの隙をつく」ってことだから、「政敵が出した不正の証拠はダミーで、それを出したことで自身の不正を暴露してしまうことにつながる。しらばっくれる政敵に勝負をもちかける。主人公は勝利するが、そもそも勝敗はどうでもよく、勝負はただの時間稼ぎで政敵が不正を暴露し確証を得た段階で証拠を押さえに動いてて、勝負が終わる頃には政敵はもう終わっていた」とか、こんな感じかな。

最初に どんな物語にも通用する形 に置き換えて、それを自分の作品に当てはめてく。
こうすると、
>その駆け引き、戦術はその場面でしか使えないのでは」と感じることが多々ある
こういうことは、あるにはあるけど、ほとんどないかな。
「その場面でしか使えない」と考える理由は、再三書いてるけど 最初にどんな物語にも通用する形 にしてないから。要約で「イカサマで~」って考えてたらそりゃイカサマが出てくるネタでしか使えないさ。
要約したり要素を抜き出すときは一度、どんな物語にも通用する、フラットな形にして、そっから自分の作品に置き換えると、基本的には何でも使えます。

カテゴリー : その他 スレッド: 頭脳戦や駆け引きや政戦を描くための勉強

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元記事:頭脳戦や駆け引きや政戦を描くための勉強

かっこいい駆け引きや心理戦を書けるようになりたいです。
ゲームでの心理戦とか、商人同士や政治家同士や国同士の駆け引きを上手に書くコツや、勉強になる資料や本や作品があれば教えてください。

上記の回答(頭脳戦や駆け引きや政戦を描くための勉強の返信)

投稿者 サタン : 0 投稿日時:

嘘食いとかカイジとか、ギャンブル系じゃないかな。
というのも政争だと「頭がいい切れ者」ってキャラ描写までで、「かっこいい心理戦」とかまでの演出はあまりない気がする。
一方でギャンブル系はそもそも心理戦で勝敗が決まる話が多いので、バトルもの戦闘をカッコよく演出してるように心理戦がカッコよく見えるような演出で描かれている。
なので、カッコいい駆け引きや心理戦の参考ならギャンブル系が良いのではないかな。

で。
たぶんスレ主さんはそういう資料で勉強して自分でカッコいい心理戦を考えようとしてると思うんだけど、こういうのはそういう資料を参考にするんだよ。
資料から持ってくるの。
例えば『嘘食い』の一話目は、主人公に誘われて借金持ちの男が借金を返すためにルーレットする話で、主人公は目立つ素振りで巧みに負けを演じてディーラーが玉を入れる位置を誘導し、主人公と関係ない顔しながら借金持ちの男が全額当たりに賭けてぼろ儲けするって内容なんだけど、これを政争に置き換えりゃいいだけ。
この話は、ようは主人公が目立ってバカのふりして負けを演出し敵を思い通りに誘導させて、第三者を装った仲間が全て回収するってことだから、
商人ネタならバカのフリした主人公をカモろうとしてる悪役商人を誘導して隙を作らせ、第三者を装った仲間がその隙をつけばいいから簡単。
政争だと状況や立場にもよるけど、おそらく相手も自分のことを知ってるからバカのふりってのは難しいし、主人公と第三者を装った仲間のポジションを逆にして、腰抜けで気弱な下級貴族あたりが公爵的な立場ある政敵にこき使われてるんだけど、これが同じミスばかりをする。下級貴族には年頃の娘がいてという話題をふりながら公爵を調子に乗らせて、いつものミスをしたところで公爵が下級貴族に娘を要求し、ところがそこにはタイミング良く主人公に連れられた王族がいた。公爵は王族に叱責されて立場を失う。これは偶然ではなく下級貴族のミスも意図したものだった。
とか、荒いけどこんな感じ。敵を誘導しておいしいところをいただくって図。
私は心理戦はあんま書きなれてないし上手くない例だと思うけど、書きたいシーンが明確ならこうやって骨組みは他所から持ってきてしまって自分のアイディアに合う形に組み替えて使う。
それを何度もやってれば、そのうち参考の一部を別物に変えたり、参考はあくまで参考で全然別物にしたり、あるいは現実に起こった事件を妄想して心理戦のように書き換えたりってことができるようになる。

なので、参考は何らかの専門書とかじゃなく普通に心理戦メインの漫画とか小説とか映画とかで十分。
勉強法は、その心理戦の骨組みを理解して要素を抜き出し、自分のアイディアに置き換えること。
ギャンブルを政争ネタに組み替えたように、物語の骨組み自体にジャンルの違いなどは関係ないから、むしろまったく違う畑違いのジャンルから参考を持ってきたほうが良いから、話の要点を抜き出す練習をしてみたらいいんじゃないかな。

カテゴリー : その他 スレッド: 頭脳戦や駆け引きや政戦を描くための勉強

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元記事:お笑い芸人のネタやギャグを引用しても著作権法違反に引っ掛かりますか?

小説で許可なく楽曲の歌詞を引用すると著作権法違反になりますが、
お笑い芸人のネタとかギャグも小説で引用したら同じように法律違反になるんでしょうか?

例えば、

「その夜、俺はテレビを見ていた。
 田代まさしに『何だ君は!』と言われた志村けんが、
 『何だチミはってか? そうです、わだすが変なおじさんです。
  あ変なお~じさんだから、変なお~じさん。
  あ変なお~じさんだから、変なお~じさん。
  あ変なお~じさんだから、変なお~じさん。だっふんだ!!』とお決まりのギャグをしていた。」
 みたいな感じでお笑い芸人が実際に作中に登場してギャグをやるようなシーンがあってもセーフ、ぐらい緩いのか、
 
 それとも作中のキャラクターが「あ変なお~じさんだから、変なお~じさん。だっふんだ!!」とものまねをするなどの感じでギャグを台詞で引用するだけでもアウト、ぐらいに厳しいのかが気になります。

あと今カクヨム用にラブコメ書いてるんですが、
15章中後半の9章くらいで
主人公とヒロインがバチボコにヤってるんですけど、
(ほぼ事後描写だけど、あたりに使用済ゴムとか白いのが飛び散ってる感じ)
表現をマイルドにするか投稿先をノクターンに替えるかしたほうがいいですか?

上記の回答(お笑い芸人のネタやギャグを引用しても著作権法違反に引っ掛かりますか?の返信)

投稿者 サタン : 0 投稿日時:

芸人のネタには基本的に著作権はないというか、当人の演技含めてのネタだし他人がやったところで法的に違反するようなことはない。金銭が発生しなければなおのこと。
歌ネタの場合は歌や曲に著作権が発生する可能性があって、違法に作られたグッツなどには漫才やコントのセリフではなくキャラクターのほうに肖像権や著作権が発生する。

ただ、Web小説とはいえ文芸の末席にいるのだから、あなたのアイディアには 芸 があるんですかって話になる。
敬意をもったオマージュや批判するために引用するアンチテーゼ的な作品では、元ネタを利用した新しいものを作る。ただパクってるだけではない。
「どこまでOK?」って話じゃなくて、あなたが自信をもって読者に提供できて、元ネタを作った人に堂々と「これ見てください」と胸張って言えるモノが作れるのか、という問題です。
人のものを利用させてもらう以上は、自分だけでなく自分と読者だけでなく、元ネタを作った人も満足させられるようにしなきゃダメ。
それが無理そうなネタなら、グレーゾーンでバレたら怒られる覚悟をもってやる。

>表現をマイルドにするか投稿先をノクターンに替えるかしたほうがいいですか?
読者や運営から何か言われたら対処すりゃいいと思うよ。

カテゴリー : 著作権・オリジナリティ スレッド: お笑い芸人のネタやギャグを引用しても著作権法違反に引っ掛かりますか?

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元記事:「実は○○だった」は絶対に必要でしょうか?

こんにちは。みね子と申します。

現代ファンタジーの小説を書いています。
簡単にストーリーを紹介すると、こんな感じです。
・主人公とヒロインがいるところに、宇宙人がやってくる。
・宇宙人は「ヒロインは"宇宙人性毒霧病"にかかっている。これは18歳の誕生日に、猛毒の煙になって死んでしまう病気だ」と説明する。
(宇宙人はこの病気の調査にきており、たまたま罹患したヒロインがいたため、親切心で教えた)
・治療薬は宇宙人用のものしかなく、地球人には効かない。
・主人公がいろいろ活躍して、ヒロインを完治させてハッピーエンド。

問題はこの「宇宙人性毒霧病」の説明なのですが、
どうしてヒロインがこの病気にかかったのか、どうして18歳の誕生日に死ぬのか、
説明をしないつもりです。
説明をしない理由は、病気にかかった理由を探る場面や、病気の性質を理解する場面は話の本筋と関係ないので、読者によけいな情報・負担を与えてしまうためです。

小説には説明しなくてもいい重要な設定があると思っています。
たとえばグラスホッパーは、現代日本に暗殺者集団がいるというトンデモ設定ですが、暗殺集団の後ろ楯は何か、どうして暗殺集団が結成されているのか、説明はなかったとおもいます。

1から10までつまびらかにするより、少しだけ「なぜなんだろう」の謎を残しておいた方がわくわくすると思います。
しかし、「いやそこは説明せんかい!」という謎もあると思います。

その「残しておく謎」と「説明しなければならない謎」の違いやさじ加減がわからず、悩んでおります。
みなさんはどのようにしているのでしょうか?
アドバイスいただけないでしょうか。

上記の回答(「実は○○だった」は絶対に必要でしょうか?の返信)

投稿者 【本人から削除依頼】 : 1

 仰る通り、少しの謎「なぜなんだろう?」はワクワク感があります。このワクワク感は、読者の「こういうことみたいだけど、当たってるかな?」であることは注意する必要があると思います。

 ですので、一応の解明は与えておかねばなりません。そうせずに謎を放置すると、ワクワク感は次第に焦れる感覚(「いつになったら種明かしするんだ」)を起こし、最後に落胆(「あの謎は放置かよ」)となり、徒労感(「無駄に読まされたな」)を生じてしまいます。もし謎を未解明で残していいとしたら、ラストの後に良い余韻を残すようなものだけでしょう(代表的なのが「作品テーマ」そのもの)。

 全く種明かしもされない設定は多数あります。例として挙げておられる作品の暗殺者集団もそうなのでしょう。類似の秘密組織・結社みたいなのは、フィクションに多数ありますね。魔法や超能力も、どうやったらそんなことができるかの説明抜きに、「ともかく出来るんだ、そういうのがあるんだ」です。

 謎といえば謎なんでしょうけど、普通の謎とは異なります。普通の謎は解明されることが期待されるタイプの謎です。秘密結社などだと、どうでもいい謎として描かれます。例えば、敵として主人公を狙う秘密組織があるとして、敵は問答無用で襲ってきます。主人公とすれば、事故や天災みたいなもので、なぜそんな秘密組織があるのかなんて、議論している余裕を与えてくれません。

 それが「どうでもいい謎」の描き方の一つです。謎(上記の場合、敵組織)が生み出す危機を強調して、「敵組織の出自や維持方法を解明する」の重要度を下げてしまうわけですね。それも、主人公にとって謎が二の次にしてしまうことより、感情移入している読者にも二の次だと感じさせる。

 しかし、敵組織の弱点を掴み、その弱点を突いて敵を崩壊させる運びにするとしたら、敵組織の出自や維持方法を探って解明することが最重要となります。逆に敵の襲撃は、防ぎきるか逃げ切ればいいくらいに重要度が下がります。

 ですから、謎(未解明の設定)自体が、「これは説明すべきか、残しておくべきか」を示してくれたりはしません。作品の狙いや設定の重要度次第で、作者が選ぶ事項であるわけです。

 要は「作者が謎を解明したければ読者の注意を謎に向ける、解明したくないならどうでもいいことが分かるように描く」ということです

 ファンタジーとのことですが、宇宙人、未知の致死的疾病ということからはSFの側面も感じられます。ファンタジーやSFはジャンル、作風であるわけですが、読者がどちらかだと感じる場合、期待するものも違ってきます。

 SFだと、登場する主要設定は、少なくとも登場するキャラの一部は完全に知っていることが必要です。「知っている」は、どう設定が解明されているかを知っている場合と、未解明だと知っている場合に別れます。"宇宙人性毒霧病"ですと、病因、経過、治療方法の有無などを宇宙人は知っている必要があります。

 SFはサイエンスフィクションであり、科学(サイエンス)は「(学びさえすれば)誰でも同じように知ることができ、確認もできる」「既知なのか未知なのか、または証明不能なことが明確である」のが特徴です。フィクションでは、科学考証はもちろん、その先の嘘であるSF考証においても、そのことを崩すべきではありません。読者が期待するポイントがそこですので。SF作品中では、設定全てが解明されていることが必要です。

 設定について、知りたいことを(作品だけの嘘でいいから)教えてくれる必要があるのがSFであるわけです。

 一方、ファンタジーは違います。得体のしれないものがうじゃうじゃしている世界を読者は期待します。魔法があっても、なぜそんなことができるか分からなくていい。魔法で何ができるかのほうが大事。エルフやドラゴンの姿かたちや、どういう性格で何ができるかが大事で、生物学的な進化の過程みたいなことはどうでもいい。そう感じられるように描いて欲しい、となるわけですね。

 設定についての理屈はおいといて、(実現不可能でいいから)夢を見させてくれる必要があるのがファンタジーであるわけですね。

 お考えの"宇宙人性毒霧病"ですと、疾病であるだけに医学を強く意識することになると思います。SF的な要素の強い設定です。病因は何か、感染性はあるのか、なぜ18歳の誕生日などとピンポイントなのか、なぜ人間が猛毒の霧と化すのか、そんなことができるのか。次々と疑問が湧きそうですが、ファンタジー的に処理するともやもやが残る恐れがあります。

 でも、ファンタジーでも余命が判定される致死性のものがありますね。例えば「呪い」です。それなら誕生日に死んだって、人が霧となって消えたって、おそらく誰もそこは疑問に思いません。

 もし、宇宙人が知らせてきた"宇宙人性毒霧病"に拘る必要があれば、地球人から見たら「呪い」に見えるように処理すればよさそうな気がします(リアリティのバランスを取るため、例えば宇宙人から見た地球人の疾病が理解不能の呪いみたいに見えるとしてもよさそう)。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 「実は○○だった」は絶対に必要でしょうか?

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投稿日時:

元記事:群像劇

「群像劇」という言葉を最近知りました。
色々な人の視点で物語が進む形式という意味らしいんですが、いまいちよく分かりません。
群像劇の形式で書かれたライトノベルというと、どんなものがありますか?作品名を教えてください。

上記の回答(群像劇の返信)

投稿者 サヴァ : 6 人気回答!

ライトノベルかどうかはわかりませんが、田中芳樹先生の「銀河英雄伝説」とかはいかがでしょうか? 

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 群像劇

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投稿日時:

元記事:ストーリーラインを戦闘シーンをメインに動かすのは公募で不利ですか?

少年漫画やアクション映画のように、激しいバトルを連続させてストーリーを繋いでいく作品を書いてるのですが、日常パートも盛り込まないと公募では通用しないんでしょうか?

上記の回答(ストーリーラインを戦闘シーンをメインに動かすのは公募で不利ですか?の返信)

投稿者 サタン : 2

これは個人的な考えであり、そこからくる助言の一つってだけですが、
まず「日常パート」という考えを止めましょう。
それはどっちかっていうと、ライターが複数人いてパートごとに管理するゲームシナリオの思考で、戦闘なりイベントなりのパートと別個で考えてます。
関連性を持たせず個別に考えるので、進行シナリオによっては日常パートの順序が入れ替わっても問題ない作りになってる。最初の数行を変えるだけとか。

ゲームシナリオはシステム上の効率を考えてそうなってますが、本来「日常」と「戦闘」は続いてるもので、そもそも「パート」で分かれてない。
だから、ぶっちゃけご質問自体が、その「日常パートも書かなきゃダメかな?」という発想が生まれた根本それ自体に問題があるんじゃないかなって思う。

というのも、要するに「次から次へと展開するアクション」とか「手に汗握る油断できない戦闘の連続」とか、そういうのを書きたいんだと思うのですが、それは別段特別なことではないので、考え方を変えれば普通にどのラノベでもやってる事と思うのではないかなと。
これって言いかえると「読者を飽きさせないようにする」という事ですから。
その飽きさせない要素にスレ主さんは「戦闘」を用いて書きたいと言ってるだけなので、こう考えると実現可能なラインが見えてくるのではないかなと。

ただ、ずっと戦闘してたら読者は飽きるので、緩急は必要です。
「急」が戦闘として、では「緩」は日常だろうという判断があると思いますが、なんのことはありません。別に「緩」も戦闘でいいんです。
例えば、負けたら仲間が皆殺しになる戦闘と、信頼を寄せてる師匠のシゴキによる戦闘と、緊張感は同じものですかって話。

師匠にシゴかれてボッコボコにされる、雑魚敵がやってきて主人公は師匠が言ってた事の何かを掴む、謎のボス敵と戦うことになって主人公は新技を披露し謎のボスに一撃を入れるが、防がれてしまう。主人公の新技を防御した謎のボスの正体は、師匠だった。

一応これそれなりに緩急を付けられるとおもうけど、通して戦闘続きで1エピソードが出来てますよね。
もちろんこれは「新技を習得する」という戦闘に関する事がテーマになってるので戦闘での組み立てが楽だっただけですが、基本的には同じように「戦闘」で話を成立させりゃいいだけなので、頭をひねれば出来ないことはない。

なので、そもそも「日常パート」と考えてるのが問題。
緩急の「緩」は別に日常だけじゃないし、そういうレッテルを貼らずに戦闘で進めたいなら戦闘で「緩」を作るべき。
そういう意味で言えば、緩急がない作品は通用しない、というのはその通りだと思う。

カテゴリー : ストーリー スレッド: ストーリーラインを戦闘シーンをメインに動かすのは公募で不利ですか?

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