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いぶきさんの返信一覧。最新の投稿順1ページ目

元記事:コンセプト(テーマ)か、主人公か?の返信

 初めまして、日暮一星です。

「A君を幸せにしたい」という『作者の狙い』ではなく、まずは『物語の中でA君がなにをするのか』を見つめ直してはどうでしょうか。

 ブレイク・スナイダー氏が『脚本構成の父』と言わしめるシド・フィールド氏は、
【脚本を書く時に主要人物が受け身ではいけない。出来事や事件に反応するだけではいけない。何度かはよいが、常に反応するだけでは受け身になってしまい、人物像が弱くなってしまう。そしてページから消えていってしまうのである。サブキャラクターが主要キャラクターよりも面白くなってしまい、そちらに興味が移ってしまう。】
 と自身の著作で明記しています。

 これを咀嚼して応用すると、どういう意味になるのか。

 要するに『主人公がA君を幸せにするプロット』であるがゆえに、主人公の行動に対してA君は必然的に『受け身』になってしまっているんですね。それに対する反応であったり、もともと持っていた(あるいは途中で生まれた)目的や行動などがB君に生じて、A君のキャラクターが食われている状態にあるのだと思います。
 たとえ脇役でも物語の中で登場すれば、それは『目的』を持ち『行動』します。ブレイク・スナイダー氏も『脇役であっても、その行動の根底には原始的な動機が必要だ』という趣旨を著作の中で明言しています。
 客観的に見て『誰かを幸せにしたい主人公の物語』というコンセプト自体は面白いと思うので、主要人物であろう主人公、A君、B君の目的と行動を見直しつつ、最終的には主人公の目的が叶う形でプロットを完成させればいいのではないでしょうか。

上記の回答(コンセプト(テーマ)か、主人公か?の返信の返信)

スレ主 いぶき : 0 投稿日時:

目暮さま!わああ目暮さま!!
返信がはちゃめちゃに遅くなってしまって本当にすみませんんん(´;ω;`)
皆様のコメントを印刷させていただいてそれと睨めっこだったためスレ放置で、せっかく教えてくださってたのに全然気づきませんでしたすみませんんん(´;ω;`)

今更なんですけど返信させてください!

「主要人物が受け身ではいけない」
これ、主人公は自ら動く、というのは頑張っていたのですが、
主要人物も受け身じゃいけなかったとは…分かっておりませんでした…
見直してみましたが、以前よりだいぶマシになったものの、A君確かに受け身!Bさんのほうが素敵!
と言う状態でしたぐぬぬ…

頑張って治し続けていたのですが、何か物足りない感覚がずっと消えなかったのは、もしかしたらここだったのかもしれません…受け身率多い…
A君、Bさんのそれぞれの目的と行動はあったはずなのに、全体的な流れの陰に消えてしまっているかもしれません。

コンセプトお誉めいただいてとっても嬉しいです!!(´;ω;`)
ありがとうございます!
もっともっと精進します!
ありがとうございます!

(煮詰まってご相談させていただきたいときは、どうか是非、またよろしくお願いします(´;ω;`) )

カテゴリー : ストーリー スレッド: コンセプト(テーマ)か、主人公か?

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元記事:コンセプト(テーマ)か、主人公か?の返信

執筆をはじめ、詳細な記述をするうちに「これは何かが違う」という当初の予定とズレることは、ザラにあります。むしろそれこそ創作の醍醐味。

漫画だと「いちご100%」、アニメだと「マクロスF」が、当初の予定と違うヒロインを最終的に選んでしまった例かなー。「いちご100%」は、創作活動上のパートナーは当初予定のヒロイン、彼女としては当て馬予定だったヒロイン……という結果になったハズ。

でも「何かが違う」というより「もう根本から違う」と感じてしまっても、当初予定の相手を選ぶことを貫いたなろう作家さんもいたよ。その理由は「そいつを突き放すとそいつが最悪に不幸な結果になってしまうから」でした。

ぶっちゃけ「マイナスから始まる恋愛物語」をやろうとしたんだけれども、その最初に起こしたマイナスがあまりに酷過ぎて後から何をどうフォローしようとしても挽回不可能なレベルだってことに気が付いた・読者から猛反発をくらったから。(人の信用は失ったら取り戻せない、それが現実です……)

だから、作者自身も気に入らなかったそうだけれど、お情けで当初の枠におさまった。読者もほとんど同意見で「本来キャラクターの気持ちを無視した許されない組み合わせだけれど、そこは作者の展開読み不足のせいだから。物語をこれ以上後味悪くすることなくおさめるにはこの選択肢しかない」という感じだった。

さらに詳細を言うと、その最初に起こした致命的なマイナスの他にもどんどんマイナスを重ねて最後でどーんと挽回しようとしていたけれど、そのマイナスの積み重ねも余計過ぎた。最初に取り返しのつかない過ちを犯したことにそのキャラクターがすぐに気づいて後はずっとフォロー&償いをしていればなんとか読者も許してくれたかもしれないのにね、という感じで「これはキャラシミュレートできてない人だ……」と思いながら読んでいたけれど。

でも、そうやって「何かが違う、決定的に違う」と感じるまで主人公の視点を真剣に掘り下げて執筆した方だったからこそ、その過ちに気づけたんだよ。

……なんやかんや言いましたが、他の方から出ている「両方を想定したうえで選択する」のがやっぱりけっこう大事だと思います。
他の作品でも「この人のほうが好みだけど、この人は拒否してもなんとかやっていける人だけど、あの人はたぶんそうなったら生きていけない」と思って「あの人」のほうを選んだケースも見ましたがな。

そういう「どちらを選ぶとどうなる?」という主人公の迷いや見通しを、そのまま書いてしまってもいいよ。それこそ主人公の気持ちになりきった、読者にも納得のいく気持ちが浮かび上がって来るかもしれないから。

上記の回答(コンセプト(テーマ)か、主人公か?の返信の返信)

スレ主 いぶき : 0 投稿日時:

コメントありがとうございます!

ズレることはザラにあると聞いてちょっと安心いたしました。
有名な商業モノでもそんなことが起こるとは意外です。編集さんと二人三脚で頑張ってもずれていくものなのですね。

>「そいつを突き放すとそいつが最悪に不幸な結果になってしまうから」
あああ、なんだかとっても分かるような気がいたします。今私が陥っている状況、というかお話に少し近いかもしれません。
詳細のお話も、なんだか他人事ではない感じが息苦しさを感じるほどです。
恐らく状況や境遇は違うと思いますが、フォローと償いをどこかで入れてみたくなってしまいました。

「あの人」と「この人」の選び方も、なるほどなーと思いました。
中々自分からは出てこない選択方です。
そういえば、主人公を悩ませて迷わせて葛藤させるのも作者の楽しみの一つですね!
登場人物よりも率先して私が悩んで迷って葛藤してみます。
他の方からも教えていただきましたので、A、Bルートだけじゃなく色々ありとあらゆるルートを考えてみます!

色々なお話を聞いて、何やら少し見識?が広がったような気がしました。
視野が広がったというのでしょうか。とっても参考になりました!
ありがとうございます!

カテゴリー : ストーリー スレッド: コンセプト(テーマ)か、主人公か?

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元記事:コンセプト(テーマ)か、主人公か?の返信

エンタメならば読者の願望を忖度する……かなあ。

たとえBルートが自然であっても、それを捻じ曲げてでも読者はAルートを期待するというケースもあると思うんですね。キャラというのは読者のツボにはまると、ストーリーもコンセプトも蹴散らして無敵ですから。
また、ストーリーは自然なだけではつまらないでしょう。

で、

読者の予想は裏切れ。しかし期待は裏切るな、です。

「流れからすると、どう考えてもこれはBルートだけど……でも、何とかAを幸せにしてやてくれよ!」と読者に思わせることが出来れば、半分は勝ったも同然。そこに何か大技をかましてAルートを実現できれば、読者は「よっしゃあ!」と叫んでガッツポーズしてくれます。

そんな感じがエンタメの理想形じゃないかと思うのですが。

上記の回答(コンセプト(テーマ)か、主人公か?の返信の返信)

スレ主 いぶき : 0 投稿日時:

コメントありがとうございます!

>たとえBルートが自然であっても、それを捻じ曲げてでも読者はAルートを期待するというケースもあると思うんですね。

な、なるほど……。
確かに私も色々な作品に対して思ったことがありました。
その時思ったことも、たしか「幸せになって欲しい」だったような気がします。。
そういう感情を読者から引き出させまくらなければいけないのですね。
応援&共感&感情移入してもらえるように、キャラを魅力的にして文章で誘導しなければいけませんね!
本を読んで勉強したつもりでしたが、いざ実践してみると全然できていなくて正直しょんぼりします。

>「流れからすると、どう考えてもこれはBルートだけど……でも、何とかAを幸せにしてやてくれよ!」

もうこれを!これを読者から引き出して見せます!
読者を誘導するということ、そのための布石をまき散らしておくということ、とっても勉強になりました。
エンタメはやっぱりワクワクできたほうが楽しいですね。作者も読者も。
わくわくする回答、ありがとうございます!

カテゴリー : ストーリー スレッド: コンセプト(テーマ)か、主人公か?

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元記事:コンセプト(テーマ)か、主人公か?の返信

「物語の作り方」的なことで言えば、コンセプトを変更してでも一貫性をもたせたほうが「物語として」整います。
というか、いまは要するにプロットを作ってるという状況ですよね。
そういう、コンセプトが正しいかどうか、物語と合ってるかどうか、変更すべきかどうか、という設計をする段階がプロット作りなので、むしろ変更するなら今という状況でしょう。

一方で、そういう「作り方」的な話はただの創作論なので、別に従う必要はないし自分が面白いと思うほうを選べば良いわけで、好きにやるのが一番だし自分の感性に従うのが良い。
別に主人公に一貫性がなくても話の流れでそうなるならそうすりゃいいだけ。
コンセプトを変えたら書きたいものを書けないってことだから、やる気も削がれてくし。

結果どっちが面白いかは、結果が出ないことにはわからない。
なので、一番いいのは、「Aルート」と「Bルート」をそれぞれプロットにしてみるって事です。
要するに両方プロットを作ればいい。
プロットを作った時点で物語の大雑把な流れはつかめるし、物語の概要が見えるので、つまりは物語としての面白さという結果が見えるので、それが見えてからどっちにするか判断すれば良い。
プロットは「設計図」とよく言われますが、そんなしっかりしたものじゃなく、イラストで言えば雑な「ラフ」だと思ったほうが良い。
思いつたネタに対して、どういう形にするのが一番面白いかという事を何度もプロットに起こしてラフを作りまくって、一番良さそうなのを選んで執筆する。
そうやって作ってると、ひょんな所からコンセプトとストーリーが一致するアイディアが生まれたりして、AでもBでもないCパターンで上手くいったりもします。

上記の回答(コンセプト(テーマ)か、主人公か?の返信の返信)

スレ主 いぶき : 1 投稿日時:

コメントありがとうございます!

今はですね、プロットは全部書き上げて、執筆を開始してから全体の3分の1くらいに達したところです。。
プロットの時はそうでもなかったのですが、書き進めて行くとアイデアを出し過ぎていたのか物量がものすごいことになり、3部構成にしようと決め、1部は書き切った状態です。

けど1部の後半から、「これって、A君幸せになる?」と違和感を抱きはじめ、そして相談内容の状況に至ったわけなのです。。
直していいものになるなら今からでも直したいですし、一貫性をもたせた方が良いということならこのまま進めばいいのですが、このまま進むとA君が幸せにならないし…という、完全迷子状態です。。

一番良さそうなものをプロットとして決定したはずなのに、どうも上手くいかなくて。。

>なので、一番いいのは、「Aルート」と「Bルート」をそれぞれプロットにしてみるって事です。

今の、主人公たちが動き出した状態でもう一度、最初からでも2部からでもプロット色々考えてみます。1部の終わってしまった今の状況からどうしよう?ばかり考えていたので、もう一度設計図から考え直すというのは頭にありませんでした。

黄金のCルートが現れてくれたらいいな!
と思いながら色々夢と希望と愛を詰め込みつつ頑張って考え直してみます!
ありがとうございます!

カテゴリー : ストーリー スレッド: コンセプト(テーマ)か、主人公か?

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元記事:コンセプト(テーマ)か、主人公か?

初めて投稿します…いぶきです。

今まで適当に好きなように書いてきましたが、
最近ちゃんと勉強しようと思ってビートシートのやつで勉強しながら書いています。

ただ、書いているうちに分からなくなってきたというか、
そもそも書き始めたのは、「A君を幸せにしたい」から始まってそのままこれがコンセプトになってます。
「A君落ちのAルート」にしようと思っていたのですが、
「主人公に一貫性を持たせる」ということで考えると、話の流れからしても、
どうしても「Bさん落ちのBルート」になってしまいます。

この場合、コンセプトを変更しても「主人公に一貫性」を持たせた方がいいのか、
コンセプトに則って書いた方がいいのか、皆さまのご意見をお聞きしたいです。。

たしか、ビートシートのブレイクさんは、「書いてて『違う』と思ったらログラインは変更しなさいね」みたいなことは書いていたと思いますが、皆様はやっぱり変更しちゃいますか?

まとまりのない文章で恐縮ですが、どうぞよろしくお願いします(´;ω;`)

上記の回答(コンセプト(テーマ)か、主人公か?の返信)

スレ主 いぶき : 0 投稿日時:

コメントありがとうございます!

( ゚д゚)な、なんと……!
主人公が誰かさえ明言されていないような、こんな言葉足らず過ぎる相談にここまでしっかりお答えいただけるとは、感激です…!

ご提示いただいた内容の、1番目がまさに陥っている状況です。
「主人公がA君を幸せにするプロットでBさんが目立ってきた」というものです。
主人公が、恩人でもあるBさんを大切にし過ぎて、「一貫性をもたせる」にしても、主人公の性格にしても、話の流れにしてもBさんルートの方が自然になってしまって、どうしたものかと思っていました。

ブレイクさんの三幕構成に則っていたので、A君に試練はあったのですが、それを、主人公がA君のことを助けはするけど、結局Bさんの元へ行ってしまう、のような感じになってしまうのです。。

当初のプロットでは、紆余曲折あり、主人公がA君を助け、Bさんと決別してA君と一緒になる。という感じだったのですが。。

まさか「どんでん返し」というものの可能性が自分の作品に眠っているとは思いませんでした。Bさんルートのプロットをしっかり考えてみることにします!
「行き詰った部分にこそ、宝が埋もれている」ってとっても素敵な言葉ですね。

返信もあまり上手にお返しできてない感じですが、
宝を掘り起こせるように頑張ります!!
ありがとうございます!

カテゴリー : ストーリー スレッド: コンセプト(テーマ)か、主人公か?

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元記事:書けない

新顔の浦部と申します。

ラノベを書きたいと思い、筆を取るのですが、自分の書いた文章が汚く拙いものに見えてしまいなかなか書き進められません。(後から冷静に読むと、自分でもこれはすごいぞ、と思うようなクオリティのものであっても書いてる瞬間は気持ち悪く感じてしまいました)どうしたらいいのでしょう。皆さんが小説を書く際にどういうことを考えているのか教えてください。

上記の回答(書けないの返信)

投稿者 読むせん : 2

文字を見ない。
ギリギリ見える薄暗がりとかでコピー用紙とかにガリガリやります。
文字が読めなければ、拙さもわからないから平気でした

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 書けない

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投稿日時:

元記事:応募先について

自分は今、魔法学園ファンタジー物のラノベを書いてます。
ちなみに転生系ではありません。

そこで応募先なのですけど、自分は2つの応募先で悩んでいます。

それは、
電撃文庫とMF文庫Jです。

本命は電撃文庫です。

しかし、初投稿で自分は初作品の評価が知りたいのです。
MF文庫Jは投稿者ほぼ全員に評価シートを送ります。
しかしながら、電撃文庫に挑戦したいという気持ちもあるのです。
電撃文庫は第1次以上なら評価シートを送ってもらえるのです。

これを踏まえて、どちらに応募したらいいでしょうか。
どちらともやめたほうがいいという意見はできれば控えてください。
このご時世的にはどちらに応募したらいいのでしょうか?

最後に自分の希望は、
第1希望は電撃文庫
第2希望はMF文庫J
です。

自分はどちらとも好きなのでどちらでもいいのですけれど、できれば皆さんの意見を聞きたいのです。

どうか、できればお願いします。

上記の回答(応募先についての返信)

投稿者 のん : 1

 こんにちは、のんです。
 第1希望の電撃文庫に応募すればいいと思いますよ。電撃小説大賞の応募要項には

▼ご応募いただいた作品は、応募期間中(ご応募されてから、受賞・落選が判明するまで)は、新たに同人誌などに掲載することをお控えください。また、電撃大賞事務局が許可するウェブサイト以外への掲載も取りやめてください。

 とありました。言い換えれば、応募期間が終わり落選が決定した場合は、ウェブサイトへ掲載してもいい訳です。
 でしたら、例え電撃様からの評価が頂けずとも、このサイトの『ノベル道場』などで評価を知ることが出来るでしょう。
 【応募作品は返却しません】ともありますから、そちらは注意して下さいね。

 それに、評価シートを貰えない可能性はありますが、同時に貰える可能性もあります。むしろ貰える可能性の方が高いです。
 第1次どころか最終まで残り、書籍化出来るかも。いや、出来る! 位の自身を持ちましょう。努力は必ず報われます。

カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: 応募先について

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投稿日時:

元記事:テーマに飲まれていると感じさせないための技術

自分自身の欠点だと思う点について、指摘していただきたく、投稿させていただきました。

https://ranove.sakura.ne.jp/story_system/public_story/07182.shtml

先日、久しぶりに作品を投稿したのですが、鋭い感想をいただきました。

・テーマに飲まれている
・ストーリー上主人公に都合の良い人物たちが登場しているように見える
・「主人公を救うためだけに書いたストーリーを読まされている」
・この尺であれば、主人公が報われるのは、最後の最後。ほんの一、二行だけのほうが収まりよかった。

というものです。
僕は今最も書きたい作品がありまして、それを書くには、ライト文芸的な書き方を習得しないといけないと感じています。
そう考えると、心理描写に作為的なものを感じるのは非常にまずいと思っています。
恣意的な心理描写になってしまったり不自然な心の動きになってしまうのは避けたいのですが、どうしたら読者に「作為的ではない」「テーマにストーリーを飲まれない」書き方ができるか。

教えていただければと思います。

上記の回答(テーマに飲まれていると感じさせないための技術の返信)

投稿者 t : 2

こんにちは、読みました。

冒頭にある幼馴染のくだりはうーん……。よく分からないが率直な感想でした。
私は詳しくないのですが介護の場面はよく書けていたように思います。
同僚の女の子の台詞だったり、他の同僚がムネさんの悪口を言っている場面は読んでいて展開が気になるという意味で、面白かったです。
柳沢さんがあれされて。
ご主人との写真がでてくるあたりは、自然な流れで違和感がありませんでした、とても良かったです。
読み終わってもテーマはとくに感じませんでした、ごめんなさい。

>>若いころの柳沢さんと、そのご主人との写真
不倫や借金、家のローンや姑やご近所付き合いで苦労したとか。今のような状況になった柳沢さんがその瞬間に何を考えていたか、主人公には本当のところは分かりません。

>>それはきっと、その写真に象徴される思い出が、本当に大事なものだったからなのだろう。
と主人公が解釈するのは許容範囲なのですが。その後で、

>>いつか、おれは、幼馴染に違う、とは言えなかった。(~~~略)、幼馴染を、幼馴染の妹を大切に思っていたからだ。

なぜここで幼馴染がでてくるのかちょっと繋げるのは無理があるなと感じたのと。
柳沢さんはご主人に会いに行ったりできませんが、主人公はそんなに大切なら仕事が終わってからでも連絡取ってみればいいじゃないですか。幼馴染に告白されたがもう一人の自分としか思えなくて、好きすぎて断ったとかなら分かるのですが。

>>優しさは行為であって、人格ではない。人それぞれ違う優しさの形があり、優しいと思う形があるだけだ。
ここもうーん……。
人それぞれ違う優しさの形と言い出したら、もし仮に主人公から見て柳沢さんに見て中途半端な仕事をしている同僚がいたとしても。その同僚に、私はいつも優しくしてますよとか言われたら、人それぞれの優しさって何? ってことになってしまいますよね。
今回は介護現場が舞台なのでリアリティか崩れるという意味でも、最後がこじつけのような形で終わっているように思えなくもない、そんな印象でした。

という感想を人に伝えてアドバイスをする機会があったとして。
「作為的ではない」「テーマにストーリーを飲まれない」
私だったら最後の方にでてくる、『おれは優しくなんかない。』 
この前あたりに台詞を追加します。

「柳沢さんってたまによく分からない表情する時があるじゃないですか、私ああいうの苦手なんですよね」
「あのひと私も苦手でした、仕事が減って助かります」
「ほんとそれです、最近うちの子が今日も風邪気味で病院に行かないといけないんです」
遠くから聞いていた主人公は注意しにいこうとしたが。
隣にいたムネは黙って仕事を続けていた。

同僚が使い切れてないので、
もっと振り切ると情景が浮かんできていいんですよ。とアドバイスに書いたとします。

こうされると萎える人と喜ぶ人に分かれます。
萎える人はアドバイスの箇所を自分で考えるのが好きだったのに、他人に言われたくなかったとか。もっと直接的に、自分が下手だと言われているようで恐怖や不安を感じてしまうとか。
喜ぶ人は一見すると上手くいったように思えますが。
実際に文章を書いてみて、自分が取り入れれる範囲で手直しすればいいのですが、そういったことがまだ上手くできないので。何か違うんだよなと思ってからが、もっと自分にあった方法を考えても、言われた以上のものがでてこなくて、そこからはひどく苦しむことになります。

ということはアドバイスの仕方について考えます。
今の物語は野菜でいうと同僚はまだ芯が残っているので、
――優しい人って、うぅ、自分のこと優しいって、うぅ、言わないね。
この辺りに同僚が柳沢さんをディスってる、そのようなことを言わせてみると物語が引き締まっていいかもしれませんね。
といつもだったらアドバイスしたような気がします。

人にはタイミングがあります。今の時間軸の3か月後、2年後、5年後から小説を上手くなろうと思ってもいいじゃないですか、相手のタイミングを信じてあげましょう。
この人なら上手くなれる、今は苦しくても必ず這い上がってくる、とアドバイスする側が一番先に信じてあげることです。
そして誰かを変えるのではなく、自分がその手本を見せてあげてください。
楽しく小説を書いて、楽しく意見を出しあってかかわった人達が成長していく。
その様子を見て、自分にはできないと言って去って行く人もいます。
でも自分もそうなりたいと思って近づいてくる人もいます。
焦らず少しずつ楽しんでやっていくのがいいです。

何かの参考になれば幸いです。

カテゴリー : 小説の批評依頼 スレッド: テーマに飲まれていると感じさせないための技術

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ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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