小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

シンさんの返信一覧。得点の高い順4ページ目

元記事:叙情的で、哀愁を表現するのが上手な作家を教えてくださいの返信

求めていらっしゃるのは、仄暗い情緒があり奇妙な読後感の残る小説というイメージでしょうか?
そういう作品にしぼっていくつかあげてみます。むろん取捨選択はおまかせします。

◎米澤穂信『玉野五十鈴の誉れ』

連作短編集『儚い羊たちの祝宴』所収。この作者はラノベ界隈では『氷菓』が著名かと思いますが、ホラー・ミステリの名手でもあります。

◎三島由紀夫『午後の曳航』

三島由紀夫のやや異常な観念性が表れた作品。イギリスで映画化されていますが、いかにもヨーロッパ人が好きそうな小説です。

◎内田百閒『花火』

短編集『冥途』所収。百閒は夏目漱石の門下ですが、漱石の『夢十夜』からエンタメ性をのぞき異様さを増したような独特の幻想小説が得意です。『サラサーテの盤』がわりに有名ですが、個人的に「花火」が一番印象に残っています。何だかよくわからない内容なのに鬼気迫る雰囲気が漂うという不思議な作風。

文章にこだわらないなら、海外の作品からも少し。

◎ロード・ダンセイニ『二瓶の調味料』

これも短編集ですが、表題作は江戸川乱歩が「奇妙な味」と分類される作風の代表としています。

◎ロアルト・ダール『南から来た男』

『あなたに似た人』所収。

◎アンブローズ・ビアス『アウルクリーク橋の出来事』

『アウルクリーク橋の出来事/豹の眼』所収。

以上の3作は、ラスト数行の切れ味が出色です。

ちなみに『陽だまりの彼女』は(しつこくて、すみません。汗)、雰囲気は明るく爽やかですが後半から「ん?」と思わせる空気が漂いはじめ、ラストは奇妙な読後感の残る小説の一つです。

上記の回答(叙情的で、哀愁を表現するのが上手な作家を教えてくださいの返信の返信)

スレ主 シン : 0 投稿日時:

再度回答ありがとうございます。
まず「儚い羊たちの祝宴」と「午後の曳航」は結構読み応えがありそうだったので読んでみます。
あと、すみません。外国の作品は現在何十冊かのSFを読み漁っていまして(それは単純にSFはストーリが奇異だから)、なるべく翻訳の日本語でなくて直の日本語の文章を吟味したい訳であります。
「陽だまりの彼女」、この作品は恐らく貴方様にとって相当薦めるべき作品なのだと思い、やはり読ませてもらいます。
本当に沢山の作品の紹介ありがとうございました。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 叙情的で、哀愁を表現するのが上手な作家を教えてください

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元記事:叙情的で、哀愁を表現するのが上手な作家を教えてくださいの返信

はじめまして
全然見当違いなら申し訳ないんですが、恒川 光太郎の「秋の牢獄」は短編ながらなかなか読後感わるいですよ。

上記の回答(叙情的で、哀愁を表現するのが上手な作家を教えてくださいの返信の返信)

スレ主 シン : 0 投稿日時:

回答ありがとうございます。
「秋の牢獄」のレビューを見ましたが結構面白そうですね。読んでみます。
面白そうな作品の紹介ありがとうございました。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 叙情的で、哀愁を表現するのが上手な作家を教えてください

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元記事:神視点=作者の知識と主観が地の文に入り込む

多視点と神視点は少し違います。多視点は単に複数の視点という意味ですが、神視点というのは作者が知っていることは何でも書いてしまうということです。その中には複数のキャラの心情なども当然含まれますから多視点に似ていますが、事件の背景となる事柄とか、SFだったら特殊な物理法則だとか、あるキャラとキャラが仲が悪い理由の解釈だとか、過去の出来事だとか、遠い将来に主人公が遭遇する運命だとか、もう何でもかんでもです。
「そんなに何もかも知ってるやつなんて、神様だけだろ?」という多少の揶揄をこめて、「神視点」と言うんですよ。まあ、そこまで行かなくても、作中のキャラクターから遊離した知識や主観が入り込んで来がちなのが神視点の特徴です。

例えば小説ではないですが、『ちびまる子ちゃん』ではナレーターがやたらにキャラの行動につっこみを入れるでしょ? あれは誰がつっこんでいるのかよく分からないから、一種の神視点です。ああいう手法、マンガやアニメだとわりとマッチするようですが、三人称の小説の地の文であれをやると鬱陶しくなると思います。ラノベの場合、一人称ならよくありますよね? 一人称ならつっこんでいるのも登場人物の一人なので、そういう性格のキャラとして設定してあれば違和感がないんです。

映画やアニメを含む物語の形式の中で、「地の文」というのがあるのは小説だけです。いわゆる「カメラ視点」とも微妙に違う小説だけにある要素で、ここに作者の主観が入り込むのは要注意。これが神視点の最大の問題点です。
繰り返しますが一人称では地の文もキャラ描写の一つになるので、ここに入る主観は作者や神の主観ではなく語り手キャラの主観ということになるんですね。だから大丈夫なんです。

ということで。
シンさんがやりたいことが単に「複数視点」であれば、注意点はシンプルです。視点が切り替わる部分を分かりやすくすることと、特定のキャラに感情移入させにくいというデメリット。主にこの二つでしょう。
しかし、上で説明したような神視点をやりたいのなら、かなりのセンスと実力が問われます。
昔のエンタメ小説にはむしろ多かったですけどね、神視点。これが得意な人は、地の文に味を出せる人、雑多な内容をまとめ切れる腕力のある人です。
『国盗り物語』や『竜馬がゆく』のころの司馬遼太郎作品は、そんな感じでした。(後年の司馬作品は作者の歴史観を延々と書き綴る随想のような感じで、ファンじゃないととても読めません)

上記の回答(神視点=作者の知識と主観が地の文に入り込むの返信)

投稿者 シン : 0 投稿日時:

回答ありがとうございます。
やはり、定説は定説ですね。あと、私は神視点での作品は創るつもりは毛頭ありませんので、大丈夫です(笑)。
昔のエンタメ小説には神視点の小説が結構あったのですか。全く知りませんでした。
司馬遼太郎の作品ですかぁ......。正直、全く関心はありませんでしたが、2冊程持っているので、後年かどうかは知りませんが、取り敢えず読んで確認したいと思います。
神視点に関する説明と、その他の説明ありがとうございました。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 神視点での小説の成功例

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元記事:神視点での小説の成功例の返信

ご質問を拝読し、ちょっと切り口を変えてみます。
流れとして一人称を飛ばせませんので、冒頭で一人称が混じりますがご容赦を。

小説の人称ですが、ほぼ全てが一人称か三人称ですよね。もちろん二人称小説もありますし、実際に名作も存在しますが”極めて特殊な物語”に限られます。

ところが小説以外の物語となると、三人称が基本、というかほぼこれだけです。
映画も漫画も一人称っぽいのは、小説で言うところの三人称単一視点のカメラ位置(ちょい変化)である作品ばかりです。
小説以外で一人称が多数派をしめる物語というと、これも小説の延長線ですがノベルゲーぐらいでしょうか。
それぐらい一人称というのは小説ならではです。

例えば、よくありますが一人称で書かれたラノベをアニメ化したケース。
これもカメラ位置を主体にいえば、アニメ化するために三人称単一視点(っぽいもの)に変化させています。
理由は簡単で、一人称は映像化するのに無理がある。
一応、実際にやった映画もありますのでご紹介を。
【2015年ハードコアhttps://www.youtube.com/watch?v=vP2b4PiXSqQ】
好き嫌いは別にして、観客を主人公と同化しようとする試みですね。

言い方を変えれば『一人称は、一人称で無ければ語れない物語』もあります。
物語での約束事、これを逸脱すると、物語をゆがめて大失敗してしまうケースがチラホラしてきます。
個人的な感想ですが、有名どころでの代表格は【涼宮ハルヒの憂鬱】のエンドレスエイト。(超有名作ですが、今となっては年月も経っていますので、未読・未視聴であれば【エンドレスエイト】でググってみてください。当然ネタバレですので今後楽しむ予定があればお勧めしません)
原作小説では主人公はループする時間を知り得ませんし、読者も物語の結末まで時間が繰り返されていることを知りません。
理由は一人称だから。つまり視点人物が知り得ない情報は読者も知り得ないのが一人称です。
ところがアニメでは、同じ内容を演出を変えて何度も放映するという暴挙をやらかしてます。

視点人物が知り得ないことは、読者もまた知り得ない、という物語の土台にまで手を入れた結果、悪い方に作用した例ですね。
視点が変わるというのは、物語にも変化を与えます。

冒頭より一人称について実例を交えて書きましたが、小説という枠を省いて、物語として見ると、三人称を選択されるというのは自然な展開でもあります。
『三人称多視点』
これは、主人公が知り得ない情報、主人公が不在である場所の出来事、これらを物語に組み込む上で必要になってくる書き方です。
『神視点』
人によって解釈が色々ありますが、心情・内面をベースにすると、心理に自由に立ち入るか、もしくは全く立ち入らないかのいずれか。
これを区別していないと、

>「神視点の小説は読者の混乱を招きやすい」

こうなります。
もちろん他にも様々な原因がありますが、もっとも「やらかしてる」パターンが多いのはコレ。登場人物の心理。
私は単なる読者なんですが、ちょい例を。

主人公太郎くんに、ヒロイン華子ちゃんが予期せぬ告白をするシーン。と、しましょう。
シナリオ風に書くと、
―― 告白シーン
華子、太郎の手を握り、告白する。
こうですね。監督や役者さんが(物語全般と、それまでの関係性を考え)演技をつけます。

これを文章にすると、
1)突然、手を握られて太郎は驚いた。華子は恥ずかしさを押しとどめるように口を開く。
2)突然、手を握られて太郎は口をあんぐりと開けた。華子は恥ずかしさを押しとどめながら言葉を絞り出した。

と、まぁ例文なんで面白み皆無なのはお許しを。
1)は太郎の心理に立ち入った場合。「驚いた」わけです。華子ちゃんは「押しとどめるように」(太郎が)見た。
2)が華子の心理に立ち入った場合。「恥ずかしさを押しとどめた」わけです。太郎は「口をあんぐりと開けた」(華子が)見た。

誰の心理にも入り込まないと、
3)突然、手を握られて太郎は口をあんぐりと開けた。華子は恥ずかしさを押しとどめるように口を開く。

なんか、字面がグチャグチャしますね。
内容も、よく言えばサッパリしている、悪くいえば何も引っかからない。
総括して読みにくい。

両者ともの心理に入り込むと、
4)突然、手を握られて太郎は驚いた。華子は恥ずかしさを押しとどめながら言葉を絞り出した。

混乱というより、いっそ拒否感が出ます。私だって、いくら活字好きでも物語がよほど面白くない限り、もし一般小説でこれをやられたら読めません。
ただ、ラノベの場合『いまからラノベを読む』という心構えがありますので、多少の「やらかし」は許容範囲です。率直には物語の邪魔をしない文章なら読みます。

とりあえず心理面から例をあげましたが、こういう3)や4)を易々とやっちゃう作家さんもいらっしゃいます。

>>「神視点の小説は読者の混乱を招きやすい」

つまり、これは「よほど達者な筆致が無ければ」という条件があります。
ただ『よほど達者な筆致』なだけに、そうでないケースが多数、つまりは定説になっているだけではないでしょうか?

小説で神視点を利用するかどうか。
これも三人称単一視点を基本として、ほぼカバーできるはずです。心理面の問題はシークエンスで視点を切り替えればリーダビリティに影響を与えません。

映画にしろ漫画にしろ、アニメだって物語としての心理面はキャラクターの演技が基本です。モノローグの多様なんて、凡百の手腕ではうるさいだけになっちゃいます。
それでも神視点を利用する作家さんがいらっしゃるというのは、達者な筆致を持った著者がやれば、確かに効果的だからです。
登場人物の内面に踏み込み、その人物の感情に寄り添いながら物語を楽しむというのは、ある種、小説が持つ最も光り輝く魅力です。
人称は物語を主体にして、その物語を最も引き立てる手法が正解なのではないでしょうか。

ということで実例を。
【栗本薫著:グインサーガ】
発行部数3300万部という超有名なベストセラーですね。巻数も化け物ですが、40巻ぐらいまでは(あくまで個人的な話し)夢中になって読みました。
極めてスケールの大きい話しですので、神視点で無ければ、こういった物語にならないという好例かと思います。

文章面でお勧めの著者さんを。
【海老沢泰久著:美味礼讃】
小説としての神視点、の実例ではありません。
というのも基本的にノンフィクション作家さんです。
お勧め作も辻調理師学校の創設者が題材。
あくまで読みやすく、かつ内容の濃い文章を書かれる著者の力量としてご紹介しました。

ではでは、執筆頑張って下さい。

上記の回答(神視点での小説の成功例の返信の返信)

投稿者 シン : 0 投稿日時:

回答ありがとうございます。
「グインサーガ」は知っていましたが、神視点だったのですね。また、「神視点 小説」と調べても全く的を射たものが出てこなかったのに、「グインサーガ 神視点」と検索したら、3つくらいの紹介を見つけることが出来ました。
「グインサーガ」はどうやら神視点の小説では有名な方らしいですね。
>登場人物の内面に踏み込み、その人物の感情に寄り添いながら物語を楽しむというのは、ある種、小説が持つ最も光り輝く魅力です。
確かに魅力的だとも思いますね。漫画などは、神視点が多いですよね。
他のサイトも参考にし、取り敢えず「グインサーガ」と他何冊かを、その本の文章の良し悪しが判断出来るまで読んでみたいと思います。
1人称の説明から3人称までの説明、そして神視点の小説の紹介ありがとうございました。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 神視点での小説の成功例

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元記事:神視点での小説の成功例の返信

神視点について。
ひとつ前のレスで挙げた例

 A 太郎は次郎を殴った。次郎に太郎は殴り返された。
 B 太郎は次郎を殴った。次郎が太郎を殴り返した。

Aは太郎視点、Bは一歩引いた俯瞰の視点と説明しました。この俯瞰の視点を続ければ、神の視点の作品になります。
客観的事実を、淡々と書き連ねていけば「神視点の小説は読者の混乱を招きやすい」なんてことにはならないのですが、そうは行かないのが小説です。

三人称一元視点の作品は、視点者以外の心内描写をしてはいけない、なんていわれます。が、これは「心内描写をする=その人物の視点」だからです。

つまり、神視点で複数の心内描写をすると混乱するのは、多視点で頻繁に視点変更するのと、同じことだからです。神視点だから複数の心内描写をしても良い、ではなく、視点が移動しても読者が混乱しない描写を心がけることが大切です。

もうひとつ、神視点が混乱する理由。
ダメ出しみたいになって申し訳ないのですが、あざらしさんの出した例

3)突然、手を握られて太郎は口をあんぐりと開けた。華子は恥ずかしさを押しとどめるように口を開く。

心内描写を排した表現とのことですが、これ素直に読めば、太郎視点ですよね。

神視点の作品で、部分的に登場人物の視点に入り込むことはOKです。
あざらしさんの例でも、前後の文脈次第では、混乱することなく読み進めるかもしれません。

ですが、神視点の例としては、不十分ではないでしょうか。
神視点で書こうとすると、こういうミスが起きやすい。そこが問題点です。

ちなみに、あざらしさんの例文を、神視点にすると

 華子が太郎の手を握った。突然のことに太郎は口をあんぐりと開けた。華子は恥ずかしさを押しとどめるように口を開く。

うーん「突然」が太郎視点になってるかなぁ。難しいですね。

上記の回答(神視点での小説の成功例の返信の返信)

投稿者 シン : 0 投稿日時:

回答ありがとうございます。
やはり、神視点は難しそうですね。
<ただBは、視点が太郎から次郎に移ってるようにみえます。ですが、そうではありません。実際、三人称一元視点の作品に、よくみられる表現です。これは視点が一歩引いた、俯瞰になってるのです。
こういうのは確かに普通に良くありますよね。
神視点について詳しい説明ありがとうございました。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 神視点での小説の成功例

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まず質問をご覧いただきありがとうございます。早速ですが、今回質問したいのは「主人公設定の限度について」です。
というのも、現在新人賞に応募するための作品を書いている最中なのですが、どうにも主人公の設定がモヤモヤとしてしまいます。
拙作の主人公の設定は「陰キャ」「コミュ障」「オタク」と三拍子そろった人物なのですが、どうもこの設定に限界を感じます。
かなり現実身のある主人公で攻めたいと思い立ちこういった構想で練り上げたのですが、やはりリアル過ぎる主人公というのは嫌われるでしょうか?

ストーリーが進むにつれて成長していく過程はあり、最後はしっかりと真人間になるのですが、やはり暗い部分の大きい主人公は最初で見切られてしまうのでしょうか?

上記の回答(主人公設定の限度についての返信)

投稿者 あまくさ : 3 人気回答!

一概に陰キャがダメだとは、個人的には考えていません。
ラノベなら『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』、純文学なら太宰治の作品群、アニメならエヴンゲリオンなど、陰キャな主人公をむしろウリにして人気のある作品もあります。
で、これらの作品の主人公は、陰キャではあっても魅力があるんですね。 s.sさんが「癖のあるキャラ」と書かれているように、「一癖ある」「性格の陰影が深い」「味がある」といった要素は陰キャ気味な方が与えやすいんじゃないかと思います。そのぶん繊細なキャラ造形のセンスは必要でしょうが。

「陰キャ主人公」と「陽キャ主人公」のどちらがウケるかと悩むよりも、陰キャなら陰キャで「魅力的な陰キャ」を目指す方がよくはないですか?

……と軽く言ってみましたが、むろんそう簡単なことでもないのは承知です。
ですが。
かと言って陽キャにしさえすれば魅力的になるわけでもありませんから。
陰キャだろうと陽キャだろうと主人公を魅力的にすることに作者の腕が試されるのであって、魅力のない陽キャだったらダメなことに変わりはないでしょう。

   *   *   *

>やはりリアル過ぎる主人公というのは嫌われるでしょうか?

……そこを気にしていらっしゃるのですか。
う~ん。リアルの度合いにもよると思います。

リアルすぎるというのは、エンタメの場合は注意が必要かもしれませんね。
陰キャ+リアルな主人公となると、ヘタをすると読者に何か突き付けてしまいかねませんから。純文学ならむしろそうあるべきなのでしょうが、エンタメとなると少しね。
そういうところを緩める配慮をするか、逆にあえて読者の心をかるく逆なでするぐらいの「毒」に仕上げてみるか。
ちょっと工夫は必要かもしれませんね。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 主人公設定の限度について

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投稿日時:

元記事:読んでもらえる文章について

初めて掲示板を使用させて頂きます、ねこにこばんと申します。よろしくお願いいたします。

質問はタイトル通り「読んで貰える文章です」もしくは「読む事に苦痛を感じない文章」でもいいかもしれません。
私は最近執筆活動を始めたのですが、自分が書く文章が冗長に過ぎるように感じてしまいます。詩的な物になってしまったり(いえ、詩的なのが悪いとは思わないのですが、後々見返して見るとナンカコレジャナイ感がスゴいといいますか‥‥)あるいは、一つの出来事を長々書いてしまい、「小説を閲覧してくださった方が途中で飽きてしまうのではないか?」と不安になってしまいます。
プロの方の文章を拝見すると、やはり何かが違うのです。例えば沖方丁さんの「マルドゥック・スクランブル The 1st Compression─圧縮」や小野不由美さんの「月の影、影の海」等。しばらく会話文が挟まれないにも関わらず飽きずに読み進める事ができるのです。
この違いはどこから生まれるのでしょうか? 「読んで貰える文章」「読んでも苦痛に感じない文章」について皆様のご意見よろしくお願いいたします。

上記の回答(読んでもらえる文章についての返信)

投稿者 あまくさ : 0

フラグとリアクション。

……と言うと「それって文章じゃなくてストーリー作りの話では?」と思われるかもしれませんが、要はどうやって読み手の興味を引くかが最重要なので。

で、フラグとリアクションのテクニックは小説よりもむしろアニメが参考になります。
アニメを見ていて「あ、今何かフラグが立ったな」と思う時ってありませんか? 視聴者に先の重要な展開を予感させるためにちょっとアクセントをつけているシーンです。
そして、そのためにキャラのリアクションがわりとよく使われます。
例えば一見それほど重要でもなさそうな小さなイベントがあり、キャラの一人が「ん?」という顔をしてそれを見つめます。

アニメだから文章ではないわけですが、呼吸を感じ取ってほしいんです。
そういうのを文章的に表現する方法については、書き手がそれぞれよく考えて工夫すること。
上記のようなことを意識しながら書いていれば、文章力そのものはそこそこ整っている程度で問題ありません。

へんに上手ぶった言い回しや形容詞の使い過ぎは、かえってマイナス。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 読んでもらえる文章について

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投稿日時:

元記事:主人公を誰にするか

こんにちは。

今考えているアイディアで、スライムモンスターが重要な役割を担うものがあります。

具体的にいうと、舞台は現代日本で何らかの事情で現れたスライム(知能がある)がアイドルをプロデュースする、というものです。

この場合、誰の視点でお話を考えるべきでしょうか。ちなみにコメディです。

上記の回答(主人公を誰にするかの返信)

投稿者 田中一郎 : 1

コメディならアイドルのマネージャーとかどうでしょうか?
変な周りの連中に振り回され、騒動に巻き込まれる常識人みたいなポジションで

カテゴリー : ストーリー スレッド: 主人公を誰にするか

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投稿日時:

ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

プロ作家、編集者にアドバイスしてもらえる!勉強会で腕を高めあえる!小説で飯を食べていきたい人のための創作コミュニティ。学生には交通費1000円を支給。

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