小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

叙情的で、哀愁を表現するのが上手な作家を教えてくださいの返信

元記事を読む

叙情的で、哀愁を表現するのが上手な作家を教えてください(元記事)

 今年中に新人賞に応募しようと考えている者なので、私の他の質問を見かけることがあるかもしれませんが、どうか少しばかりのお付き合いお願いします。
 まず私は、作品に叙情性、哀愁をほんの少しだけ匂わせたいです。ほんの少し、というのも上位ライトノベル作品で暗い、とういか真面目(大人びた)な作品はあまりありませんので。
 上記の理由の為、「叙情的で哀愁ある雰囲気、文章」を既存小説、作家から感じて、表現方法などを吸収したいと考えています。小説なら、官能小説以外(ラノベの少々エロいのは構いませんが)なら基本的に一考させて頂きますので、主観的でなく出来るだけ客観的にお願いします。因みに、川端康成の「雪国」はとても私の感性を擽りました。
 これは本当に出来たらでいいのですが、背徳を感じられる小説、作家も教えて頂けたら光栄です(しかし、これですら官能小説以外で…)。
 性癖に少々問題があるかもしれませんが(?)回答よろしくお願いします。
 

叙情的で、哀愁を表現するのが上手な作家を教えてくださいの返信

投稿者 あまくさ 投稿日時: : 1

求めていらっしゃるのは、仄暗い情緒があり奇妙な読後感の残る小説というイメージでしょうか?
そういう作品にしぼっていくつかあげてみます。むろん取捨選択はおまかせします。

◎米澤穂信『玉野五十鈴の誉れ』

連作短編集『儚い羊たちの祝宴』所収。この作者はラノベ界隈では『氷菓』が著名かと思いますが、ホラー・ミステリの名手でもあります。

◎三島由紀夫『午後の曳航』

三島由紀夫のやや異常な観念性が表れた作品。イギリスで映画化されていますが、いかにもヨーロッパ人が好きそうな小説です。

◎内田百閒『花火』

短編集『冥途』所収。百閒は夏目漱石の門下ですが、漱石の『夢十夜』からエンタメ性をのぞき異様さを増したような独特の幻想小説が得意です。『サラサーテの盤』がわりに有名ですが、個人的に「花火」が一番印象に残っています。何だかよくわからない内容なのに鬼気迫る雰囲気が漂うという不思議な作風。

文章にこだわらないなら、海外の作品からも少し。

◎ロード・ダンセイニ『二瓶の調味料』

これも短編集ですが、表題作は江戸川乱歩が「奇妙な味」と分類される作風の代表としています。

◎ロアルト・ダール『南から来た男』

『あなたに似た人』所収。

◎アンブローズ・ビアス『アウルクリーク橋の出来事』

『アウルクリーク橋の出来事/豹の眼』所収。

以上の3作は、ラスト数行の切れ味が出色です。

ちなみに『陽だまりの彼女』は(しつこくて、すみません。汗)、雰囲気は明るく爽やかですが後半から「ん?」と思わせる空気が漂いはじめ、ラストは奇妙な読後感の残る小説の一つです。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 叙情的で、哀愁を表現するのが上手な作家を教えてください

返信する!
コメントは4500文字以内。

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

トップページへ ページの先頭へ

「叙情的で、哀愁を表現するのが上手な作家を教えてください」の返信一覧

他の相談一覧

ラノベで大人主人公がいけないは、本当か?

投稿者 うっぴー 回答数 : 26

投稿日時:

迷える狼さんの投稿  今回の意見は、「主人公の設定について」です。  ラノベを中心としたメディアというのは、読者層からし... 続きを読む >>

新規ユーザーが『小説家になろう』を活動拠点にするのはリスクがありませんでしょうか?

投稿者 ジグタビ@虎井猫斗 回答数 : 4

投稿日時:

はじめまして こちらのサイトは学生の頃から拝見しておりました。 こちらのサイトでは、なろう分析が積極的に行われておりますが、... 続きを読む >>

転生モノの構想についての相談です

投稿者 大野知人 回答数 : 16

投稿日時:

お久しぶりです。大野です。 『飯テロやりたい!』とか言ったのはどうなったよと言われそうですが、偉大な先人の前に膝をつきました。ほと... 続きを読む >>

▼書き込みの検索

▼投稿者の検索

小説の書き方Q&A:創作相談掲示板の使い方・利用規約(必ずお読みください)。お問い合わせ