あらすじを聞いてどう感じたか、率直な意見を聞かせて欲しいです。の返信の返信
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あらすじを聞いてどう感じたか、率直な意見を聞かせて欲しいです。の返信(元記事)
読むせん様
あまくさ様
ワルプルギス様
まとめての返信で申し訳ありません。
ご指導いただきありがとうございます。
また、具体的な参考例も助かります。
後出しになって申し訳ないのですが、
実は頭の中で大筋のストーリーは浮かんでいて、
作中で一番主人公を苦しめるのは悪霊ではなく、主人公が助けた少女だったりします。
もちろんvs悪霊の物理的な対立もしっかり書き切るつもりではありますが……
自分としては、内面的な葛藤のほうを押し出したいです。
(あまくささんの言う「皮肉」にも近い気がします)
【背景】
主人公は幼い頃、危ないところを助けてもらった腕利きのゴーストハンター(名称はまだ決めてません)が目の前で喰われるのを目撃し、トラウマになっている。
「自分のせいで人を死なせてしまった」
「これからも多くの命を救い続けるはずだった人を」
という思いから、主人公は自らもハンターになることを決意する。
やがて腕利きに成長するが、
「ひとりでも多く救わなければいけない」
「自分を信じてくれる人たちに恐怖や不安を植えつけてはならない」
という強迫観念に囚われていて、
他人に頼ることができず、自分だけでなんとかしようと無茶をする欠点がある。
そしてたびたび、凄惨なシーンがフラッシュバックしてパニック発作(動悸、呼吸困難、現実の状況を見失うetc)に襲われる。
【本編】
起:生者と亡霊が共存する町に、強大な悪霊という迫っている。
主人公はいち早くその気配を察知する。
相棒(喧嘩するほど仲が良い的なマスコット。カラス)と共に町を訪れる。
道中、雑魚の悪霊に襲われていた少女を助ける。
承:少女は主人公にべったり懐いてつきまとう。
主人公は完全無欠のヒーローを演じようとするが、
少女の信頼のまなざしに過去の自分を重ねてしまい、精神的な不調をきたす。
少女がそばにいるだけでパニック発作を起こしそうになる。
承:偵察にいった相棒が帰ってこない。
動転した主人公は慰めようとしてくれた少女を反射的に拒絶してしまう。
少女に逃げられて、自分はもう駄目だと思う。
転:死んだと思った相棒が戻ってくる。
出会ってから喧嘩ばかりして、皮肉ばかり言っていたのに、
初めて主人公の頑張りを認めるようなことを言う。
全部抱え込まなくて良いと言われ、主人公は再び立ち上がる。
結:主人公は自分の弱さを少女に打ち明ける。
迫り来る悪霊の群れを、町の住人総出で迎え撃つ。
最終決戦。
主人公はトラウマの元凶になった悪霊と対峙し、見事討ち果たす。
細部は捻るつもりですが、大筋こんな感じです。
が、いまいちつかみが見つけられず……。
とりあえず、ワルプルギス様のおっしゃるように、
冒頭に事件を追加する方向で検討してみようと思います。
ただ、長編ではなく中編として書く予定なので、
あまり出来事を増やしたくはないというのもあります。
なので、上記のあらすじを一行、二行でまとめ、
かつ読者の興味を引ける方法があれば、
ぜひご教示いただきたいところです。
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投稿者 大野知人 投稿日時: : 0
あまくささんに褒められちゃったんで、おだてられてやって参りました。大野です。
と、言っても俺もそこまで面白い作品を書ける人間ではないので、『自分ならこうするかも』と言うのをいくつか。
1。主人公の背景。 パッと見て、『これ、むしろヒロインの方が良いんじゃないかな?』と思ったり。そうすると、主人公を設定し直す必要があるんですけど、能天気系か飄々としたキャラかな~。
ライトノベル主人公においては、ほぼ全ての主人公が『①そもそもトラウマを抱えていない/②すでに乗り越えた/③目を背けて生きてる』の三つのどれかです。何故かって言うと、『トラウマを抱えて現在進行形悩んでいる主人公』を描こうとすると、主人公自体が混乱した状態にあるために、『地の文が冷静でリアリティがない/錯乱して読みづらい』のどちらかの問題が起こるためです。
また、主人公が陰鬱だと、作品そのものの雰囲気も暗くなってしまうため、そこを補うカタルシスとしてアクションシーンに力を入れすぎたり、そもそも主人公以外が活躍する展開になってしまうこともあります。あ、あと『俺やっちゃいました?』系にして、ギャグパートとトラウマパートでバランスを取るパターン。
ともあれ、なんか『結果的に作者のやりたかったことが出来なくなる主人公選びだな~』って思ったので、ご忠告。
2。『起』の『生者と亡霊が共存する町』について。個人的にはかなり特異な設定ととらえました。何かって言うと、人類ってのは『自分と異なる存在』を排斥する生き物なんです。『生と死』でハッキリ分かれているのに共存できている、と言うのに強い違和感を覚えました。
個人的にこの設定について言いたいことをまとめると、『①ここ以降のプロットにおいて、特に「生者と亡霊の共存」に意味があるように見えないため、「普通の街」で良いんじゃないか?』『②もしも「生者と亡霊の共存する町」に意味があるのであれば、作品そのものと深く関連付けて書いた方が良いと思う』と言う二点です。
②について補足しますと、例えば『実は町そのものが「生者と亡者」の均衡を取る機能を持っており、悪霊はその秩序を乱そうとしている』とか、『この町はあの世とこの世の境の街で、悪霊と思っていたそれは成仏しようとしていただけであった』とか、『実は町長が悪逆非道の死霊術師で、町は彼の実験場。悪霊はそこから逃げだして町長への復讐を狙っていた』みたいな。
要らない設定は消せ、とは言いませんが『この要素の意味ってなんだっけ?』と言うのは常に考えた方が良いかも。
③『主人公は完全無欠のヒーローを演じようと~』の部分。この行動の動機は何ですか? ここに限らないのですが、『主人公→ヒロインの感情』がいまいち見えない、と言うか、この主人公の行動がヒロインに対して受動的であるように感じます。『慰められたから己の弱みを打ち明ける』『懐かれたから格好をつける』では、いまいち弱い気がします。もうワンアクセント欲しい。『昔助られなかった少女に似ている』とか、『かつて自分を助けてくれたハンターと自分を重ねて悦に入る』とか。
④承と転以外で、相棒があまり登場しません。承における事件発生パートを『町人の噂話で悪霊の話を聞く』、転の『皮肉しか言わない相棒に褒められる』だって『昔助けられなかった誰かの遺族に褒められる(怒られると思ってたのに)』で代用することができます。②と一緒ですが、『相棒の存在意義』をもう少し確たるものとして作った方が良いでしょう。現行のままでは、『ただの便利道具』になってしまっています。
⑤結における『街の住人総出で迎え撃つ』について。良いですか、専門家っていうのは他の人では替えが効かないから専門家って言うんです。主人公の特別性が薄れるので、ここは一般市民が出てきちゃダメな所です、
ちなみに、『主人公一人では倒し切れない』なら『敵の数を減らせばいい』だけですからね?
以上、気になったポイントを上げてみました。
参考になれば幸いです。
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