文章ではなく、ストーリーに山と谷をつくるの返信
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文章ではなく、ストーリーに山と谷をつくる(元記事)
選評から察するところ、緩急が足りないというのは文章・文体ではなく、ストーリー展開のことだと思います。
>導入の時代設定、キャラクター登場、アクション展開までは良かったのですが……その後も同じような書き口になってしまっています。
似たようなアクションシーンがただ繰り返されるだけ、という感じになっていないでしょうか?
>なにを見せたいのかを考えてそこに繋がるストーリーを構成しましょう。
これはおそらく、山場と山場が意味を持って繋がっていないのだと思います。
起承転結とよく言いますが、この言葉は物語には発端(起)と結末(結)があって、山場(転)は後半に持っていくということを言っているだけなんですね。長編の場合はそれでは不足で、山場は最低でも前半と後半に二つは必要。そして、前半の山場よりも後半の山場の方が大きくなければいけません。
例えば前半で主人公は一度ピンチに陥り、仲間の助力を得て何とか乗り切ったとします。しかし、後半ではさらに大きなピンチに遭遇し、今度は誰の助力も得られず一人だけで乗り越えなければならない、というような感じ。そして、前半で仲間のフォローがあったために主人公の能力や覚悟がアップしたことにすれば、前半の戦いと後半の戦いが意味を持って繋がってきますし、より大きな困難を乗り越える展開に説得力も増します。
他にもストーリー全体に伏線を配置して、ラストですべて回収するように持っていければベストなのかなと。
また、緊迫したシーンばかり続くと読者が慣れてしまうので、ピンチの後にゆったりとした明るいシーンを挿入し、その後に一転して再び危険や困難が襲いかかるというように、山と谷、明と暗を交互に置くようにします。
そういう工夫をすることが、ストーリーに起伏を作るということだろうと思います。
文章ではなく、ストーリーに山と谷をつくるの返信
スレ主 三文山而 投稿日時: : 0
なるほど……。
前半の山場と後半の山場の繋がりは後半の伏線として匂わせる程度で、他の選評者様から主人公の「能力の扱いはもっと活かせたはず」という言葉を貰っているので前半の方で主人公の能力をもっとお披露目するのと、新しい脅威の出現場面をもっと盛り上げてみようと思います。
カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 小説の文章に緩急をつける、というのはどうすれば良いでしょうか