ふと思ったこと。此処に書かれている作法を、プロ含め作家は全部覚えているのか。の返信の返信
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ふと思ったこと。此処に書かれている作法を、プロ含め作家は全部覚えているのか。の返信(元記事)
>これ全部覚えてますか? そして、これ全部覚えて始めてスタートライン、みたいに、全部覚えなければならないのですか?
当然、覚えていないし、覚える必要もありません。そもそも「覚える」という考えがおかしいです。覚えるのではなく、理解することが大切です。
マニュアル本は、興味のあること、その時々で特に知りたいことにポイントを絞って拾い読みする程度で十分です。
ただし本当に右も左も知らない初心者の場合は、理解するべきポイントからして分からないでしょうから、何か1~2冊通読してみるのも有効かもしれません。そうすることによって、
◎自分がやろうとしていることの全体像が俯瞰できるようになる。
これがまず重要です。なので、書かれていることをすべて覚える必要はありません。
>(似たことを言っていた、もしくはまんま同じことを言っていたのもあると思いますが)
でしょ?(笑
加えて、相反するようなこともけっこう書かれていたんじゃない?
自動車の教則本なら決まり事を書いているだけなので何冊読んでもまったく同じはずですが、小説の書き方は人それぞれなので全然違うことも書いてあると思います。そういうのを丸暗記しても意味は無いわけで。
初心者の取っかかりとしてマニュアル本から入るのも悪くはありませんが、ほどほどにして実践に移るのが大事です。
ビジネス用語に「PDCAをまわす」というのがあるのをご存じですか?
計画し(Plan)、実行し(Do)、実行した結果を検証し(Check)、改善点を考える(Action)ということですが、改善点をフィードバックして新たな計画を立て、以下この流れをループさせるので「まわす」と言います。
小説の場合で言えば、マニュアル本などを読んである程度学んだり覚えたりしたら、それを使ってとにかく書いてみることをお勧めします。そう言うと当たり前だと思われるかもしれませんが、実際に書いてみれば本に書かれていたことをやってみようとしたのだけれど、どうにも上手くいかないということがでてくると思うんですよ。
で、どうして上手くいかないのかを考えてから改めて本を手に取ると、それだけで読み方が変わってきます。どういうところにポイントを絞って学べば良いか見えてくるからです。
これは、PDCAのC検証とA改善をやっているということです。それを踏まえてもう一度作品を書いてみると、また違った問題点にぶつかるはずです。
これを繰り返しながら、必要に応じて本を読むのも良いし、他人に教わるのも良いし、自分で考えてみるのも良いです。
そういう過程を経て、ある程度書けるようになってきた人なら、「これまでに読んだ作法や書き方を全部覚えているか?」なんて質問はナンセンスだと分かるはずです。
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スレ主 ふるへぐ 投稿日時: : 0
ご回答有り難うございます。自分でも「これ覚えるんじゃなく、本を書く為のやり方を理解することが必要なんじゃないか?」と思っていました。ただ、ここに書かれていることや本に書かれていることが「ここに書かれていること全部覚えないと、このやり方どおりにやらないと失敗するぞ!」と断言してるように聞こえてきてしまって、あぁ、全部覚えなきゃと苦しんでいました。
結果を検証し、改善点を考える。ありがとうございます。少し、心の荷が軽くなりました。
カテゴリー : 創作論・評論 スレッド: ふと思ったこと。此処に書かれている作法を、プロ含め作家は全部覚えているのか。