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不人気キャラに関するあれこれの返信の返信(元記事)

パクトボー様、お久しぶりです。
正直、スレ主と回答者という立場で再会できるとは思っていませんでした。

まずここですが。

>認識の擦り合わせとして質問しておかなくてはいけないのですが、作者の想定する人気キャラクターと読者が感じる人気キャラクターは同一でなくてはいけないのか?というお話です。
>そこのところ、なぜ「このキャラクターは人気でなくてはいけない」というお話になるのか、そこがまず不思議です。
>そういう認識に至った経緯をお聞かせいただけないことには~

まずこれをわかりやすく説明するために、パクトボー様も度々言及していたジョジョからセリフを引用します。
「人にはそれぞれその個性にあった適材適所がある。王には王の、料理人には料理人の。それが生きるということだ」(ディオ様のお言葉から引用)
今回人気が振るわなかったと主張したキャラクター達二人は、いずれも物語における自分に与えられた役割を全うしていると思っています。
この二人はその役割が物語に与える影響が特に大きいのです。だからもっと人気が出てもいいはずなのにと主張しているのです。

●ミレーヌの対応に対して

>まあ最悪なやり方として「敵の敵は味方」になるまで最低な敵を出すのはいかがでしょう。

話を伺っている限りだとそれは、一年前の時点から意図せず取り入れていた演出だと思います。
彼女の登場した長編は複数の冒険者パーティーが共同作戦を行うというものです。
内訳としては主人公、ミレーヌ、まとめ役のキャラクターのパーティーと、彼らとは別で元からパーティーを組んでいた三人、知り合いを連れて来ないで一人で作戦に参加した傭兵です。
その内の三人組が魔女である主人公に偏見の意識を向けていて、作戦開始前から主人公に心無い言葉を浴びせるというシーンがあるのですよ。
ミレーヌはそれから主人公を守るために度々口論を吹っ掛けました。そしてその度にまとめ役が両者、特に友達への思いから熱くなりすぎるミレーヌを諭すという演出です。
ミレーヌは実際わがままなキャラクターではあるのですが、主人公相手には本編開始前から友達だったこともあって優しいのです。
だから魔女へ心無い偏見を向ける者達には、主人公を守るために戦うのです。「あなたにも悪いところがある」と主人公に対して言うことは絶対ありません。終始主人公の味方です。
ようは「対身内の敵兵器」と呼べるキャラクターになります。

>ミレーヌちゃんで言えば、とことん主人公陣営全員がけちょんけちょんに心身ともに痛め付けられる場面を用意して~

先述したものは、主人公陣営全員というより主人公だけですけどね。
ただこれをやっても人気が伸びたのはまとめ役のキャラクターで、彼女の株はあまりあがりませんでした。
むしろ相手の三人組が「言動共にダメダメすぎることから一周回ってネタキャラ人気を取ってしまう」という悲しい事態に……これでもダメなんてどーすりゃいいんだ(泣)

※ただしまとめ役のキャラクターには「徹底していい人なのに重度のマザコン」という最強のギャップがあるから受けたという側面がありますけど。

●ベアトリクスの対応に関して

>「出落ちキャラ」まで突き詰めるのも手でしょう。

ただでさえ不人気なのにさらに出番を減らすのか……正直この時点で一番やりたくないですね。

>それを防ぐために、通常は弱点を用意したり人間性を掘り下げたりします。

これに当てはまる面としては「重度の男嫌い」というところがありますかね。
ヴァンパイアになる前は男嫌いという性分に任せて自分に求婚した皇子を暴行し、不敬罪及び国家反逆罪で処刑されたという過去があります。
あとヴァンパイアになった後もその男嫌いは健在で、男性の眷属は絶対に作りません。そしてこれはまだ作中で描写していませんが、彼女自身は男の血を一滴たりとも飲みたがらないというヴァンパイアとして命を紡ぐ上で重大な弱点があります。
さすがに眷属にした女性達にまで「男の血は飲むな」と強要したりはしませんけど、眷属達は好き嫌いのうるさい彼女を満足させるような娘を調達するのに少なからず苦慮することでしょうね(汗)
(戦闘面での弱点は炎に弱いという設定もありますけど、基本的に魔法のバリアだったり飛行魔法で防ぐので実質的にはあまり機能していないので、省きます)

不人気キャラに関するあれこれの返信の返信の返信

投稿者 パクトボー 投稿日時: : 1

>まずこれをわかりやすく説明するために、パクトボー様も度々言及していたジョジョからセリフを引用します。
>「人にはそれぞれその個性にあった適材適所がある。王には王の、料理人には料理人の。それが生きるということだ」(ディオ様のお言葉から引用)
>今回人気が振るわなかったと主張したキャラクター達二人は、いずれも物語における自分に与えられた役割を全うしていると思っています。
>この二人はその役割が物語に与える影響が特に大きいのです。だからもっと人気が出てもいいはずなのにと主張しているのです。

うーん、そのセリフは引用したところでなんの意味もないと思うんですよ…。
確かサバイバー戦あたりのセリフだった気がしますが、なんか神父相手に美化されてそうな部分もあるしなんか信ぴょう性がなぁ、みたいな部分もありますし(絶対心では「だが王も料理人もこのDIOには敵わんがね」とか考えてそう)、じゃあそのストーリー内で流れで戦った隕石落としてくるやつが大人気かっていうと、そうでもない気がします。しかも直属の部下で最弱枠のラバーズやもっと雑魚枠のヌケサクのこと話題にしてない時点でもいまいち引用するには力不足だと感じます。
ていうか、J・ガイルいますよね。五部まで登場したあのポルナレフの憎き仇。めちゃくちゃ重要キャラでお話の盛り上がりに貢献してましたけど人気でしたか?
そういう、「お話への貢献」と「人間性の評価」は別物ですよね、みたいな…。そのセリフは、「もっと人気出てもいいはずだ」という例えにはならないと思います。なので、まだ貴方がどういう理由で人気出てもいいと思ったのかはまだわかりません。

>話を伺っている限りだとそれは、一年前の時点から意図せず取り入れていた演出だと思います。
>彼女の登場した長編は複数の冒険者パーティーが共同作戦を行うというものです。
>内訳としては主人公、ミレーヌ、まとめ役のキャラクターのパーティーと、彼らとは別で元からパーティーを組んでいた三人、知り合いを連れて来ないで一人で作戦に参加した傭兵です。
>その内の三人組が魔女である主人公に偏見の意識を向けていて、作戦開始前から主人公に心無い言葉を浴びせるというシーンがあるのですよ。
>ミレーヌはそれから主人公を守るために度々口論を吹っ掛けました。そしてその度にまとめ役が両者、特に友達への思いから熱くなりすぎるミレーヌを諭すという演出です。

まあここまでなら納得いくどころか、まっとうに人気出るタイプのキャラでしょ、と思ったんですが…

>ミレーヌは実際わがままなキャラクターではあるのですが、主人公相手には本編開始前から友達だったこともあって優しいのです。
>だから魔女へ心無い偏見を向ける者達には、主人公を守るために戦うのです。「あなたにも悪いところがある」と主人公に対して言うことは絶対ありません。終始主人公の味方です。
>ようは「対身内の敵兵器」と呼べるキャラクターになります。

ここまで来て、理解できました。ミレーヌちゃん、どこを切り取っても「古風な暴力系ヒロイン」ではありません。あえて表現すると、主人公の取り巻きAです。中でも、主人公を否定しないって、それはもう全くの別ジャンルでしょう。
そこはまあ、料理の仕方次第で、今流行りの俗に言う「バブ味」みたいな、全肯定ヒロインとして人気出ることもありますよ。でもその説明だと、終始主人公への口先での甘やかしに徹底してるように思えるので、戦力次第では「口だけ達者な姑」程度の立ち位置に収まるかな、と。要は想定している方向性の人気は得られてないと思っていいです。
「全部甘えていいよ」と言い切れるような振り切った戦闘力があればいいんですが、心無い言葉に暴力ではなく言葉で返そうとする律儀さはまあ、全肯定系キャラには食い合わせが悪いです。
ていうか、むしろ暴力が足りてません。「主人公はこんなに頑張ってるのにムキー!」でもいいし、「今何か悪い口が喋りましたかぁ?(コキャッ」でもいい。言葉だけで解決しようとするのは人間として立派ですが、キャラとしてみれば、「言わせておけばいい」みたいな態度で主人公を信じてそうなまとめ役さんのほうが人気出るのは必然です。だって信頼がありますから。むしろ騒ぎを大きくしそうなミレーヌちゃんはちょっと有難迷惑かな、と思われかねません。
総合的に見て、「わがままの結果を周囲に被らせて主人公に利益出るようにする」みたいなキャラでしょうか。それではモンスターペアレントって奴でしょうから、そこまでではないのかもしれませんが。申し訳ないんですが、今回は完全に、キャラを立てる上での目的設定がミスった結果ですね。どうにも難しい行動様式をしてるキャラのようなので、この先いくらお話に貢献しても厳しいかと…。
ああ、いや、むしろ貢献に失敗して主人公に慰められてる場面のひとつでもあれば、ここからでもまだ可愛げが出るかもしれませんね。ミレーヌちゃんは、自分の行動が空回りしてしまったと知ったとき、主人公に対してどういった態度に出るキャラなのでしょうか?それとも、やることなすこと全て成功するキャラでしょうか?

>これに当てはまる面としては「重度の男嫌い」というところがありますかね。
>ヴァンパイアになる前は男嫌いという性分に任せて自分に求婚した皇子を暴行し、不敬罪及び国家反逆罪で処刑されたという過去があります。
>あとヴァンパイアになった後もその男嫌いは健在で、男性の眷属は絶対に作りません。そしてこれはまだ作中で描写していませんが、彼女自身は男の血を一滴たりとも飲みたがらないというヴァンパイアとして命を紡ぐ上で重大な弱点があります。
>さすがに眷属にした女性達にまで「男の血は飲むな」と強要したりはしませんけど、眷属達は好き嫌いのうるさい彼女を満足させるような娘を調達するのに少なからず苦慮することでしょうね(汗)
>(戦闘面での弱点は炎に弱いという設定もありますけど、基本的に魔法のバリアだったり飛行魔法で防ぐので実質的にはあまり機能していないので、省きます)

また悪い癖が出ています、設定で解決しようとしています。
男嫌いなら、男関係で何か重大なトラブルを引き起こす展開で自ら尻ぬぐいをするとか、お話を発生させるトリガーとして機能しているかが心配です。たとえ嫌いなものがあっても、物分かりがよくてワガママのひとつも言わないのであれば、そのキャラは結局は武器やアイテムにしかなれません。
繰り返しますが、どれほど人間的・能力的に優れていても、あるいは優れ過ぎているからこそ逆に、キャラクターとしての人気は遠のくものです。人気というのは、要するにそのキャラと「友達になりたい・もっと知りたい」という感情の詰め合わせですので、「こいつどこ切り取っても強いだけだな…」となれば隣人になるのは気後れするものです。言い方は悪いですが「読者がそのキャラ相手に優位ないし対等に立てるところ」を作中シーンとして用意しましょう。そこを足掛かりに読者は勝手にキャラに触れたい、もっと内面を知りたいと攻め込んでくるのです。コントロール権がわずかでも読者あるいは読者視点のキャラにあればよいです。弱いところを作れ、というのはつまり、「そいつとのおつきあいの仕方」のとっかかりを用意しないと、読者は「近づいたら私たちは消し飛んで終わりだな」と触れようともしなくなるのは当然ということです。
読者の人気とは、読者に「友達になりたい」と思わせることに成功した回数です。まずはガードを解きましょう。がっちり鍵を閉めて最強な世界に引きこもっていては、入ろうとする人はいません。ベアトリクスに関しては、少しだけ、防御を緩めましょう。大丈夫です、ちょっと弱くても、怪我をしても、「私の親友に何をするんだ!」「私の親友は強いぞ、手を出したお前死んだぞ」と言ってくれる読者さえ作れれば、あとは勝たせればいいだけなんです。読者は親友の無事を心から祝ってくれるものですから。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 不人気キャラに関するあれこれ

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