追記
元記事を読む
セリフの繋げ方についての返信(元記事)
それは好みの問題で、決まりはないでしょう。
私なら、
「俺は毎日5キロは走ってるからね」
得意げに言う。いや、こっちは10キロ走ってるよ。そんな言葉が喉まで出かかったがのみこんだ。彼の笑顔を奪いたくなかったからだ。
とか。
2行目、「得意げに言う」の主語を省いたのは、おそらく1行目のセリフには前があると思われるからです。誰が会話しているか読者に分かっている場合は、主語は省けます。
また、「いやこっちは10キロ走ってるよ」ですが、「僕」が会話相手の自慢げな様子を鬱陶しく思ったのか、そうでもないのか、などによって後の地の文のニュアンスが変わります。
そういったことによって文章を調整する方が、大切なファクターだと思います。
追記
投稿者 あまくさ 投稿日時: : 0
>どれが正しいと言えるのでしょうか。(セリフの繋げ方だけ見た時)
純粋に地の文・セリフ・句読点の関係だけを知りたいという質問なら、①②は正しく、③④はほぼ間違いです。
③④はまずサタンさんが指摘されているように、1行目の地の文に対する述語がないという問題があります。小説の文章は表現として文法違反を許容する傾向が強いですが、例文では違和感があります。
もう一つの問題として、そもそもセリフの括弧の後に句点を打たないという慣例もあるので、③は2重にまずいです。
なので③はNGに近いですが、④は文章がうまければ通ってしまう可能性もあります。だから示されたような文脈から切り離した機械的な例文で考えても、あまり意味は無いと個人的には思うのですが。
カテゴリー : 文章・描写 スレッド: セリフの繋げ方について