小説って何を以て「面白いなあ」と感じますか?の返信
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小説って何を以て「面白いなあ」と感じますか?(元記事)
質問です。
1.小説って、何を以て面白いと感じますか?
①ストーリー展開、緩急が上手いところ等
②伏線の敷き方、回収の仕方
③個性的なキャラクターがたくさん
④作品のテーマ(命とか友情とか愛とか)
⑤描写が良い
⑥世界観やオリジナリティが感じられるかどうか
⑦引き込まれる文章力
⑧1~7全部
⑨人それぞれ
2.作品って、面白いから売れるんですか? 売れるから面白いんですか?
ジャンルは違いますが、「鬼滅の刃」とか「呪術廻戦」とかは漫画もアニメも映画も大ヒットしているじゃないですか。YOASOBIの曲である「夜に駆ける」も再生回数が4億回達成したぐらいですし、こういう大ヒット作品って、何かしら「面白い」と言わしめる何かしらの「共通点」があるのではないかなと思えてなりません。
その共通点がずばり何なのか分かることが出来れば自分の作品にも採り入れてある程度世に通用する作品に仕上げることができると思うんですよ。
(ちなみに「鬼滅の刃」は、コロナ禍というかつてない状況の中、ストーリーもさることながら、コロナ=鬼と重ねたことで鬼をバンバン殺していく場面を見てコロナに対する鬱憤を晴らしてスッキリすることができるという点が大ヒットに繋がったという見方もあるそうです)
よろしくお願いします。
小説って何を以て「面白いなあ」と感じますか?の返信
投稿者 サタン 投稿日時: : 1
1.小説って、何を以て面白いと感じますか?
最終的には好みに合うかどうか。
人次第なので7ですかね。
でもそれだけだと誤解があると思うので自分の評価基準・判断基準を書いておくと、
こと「面白さ」を判断するとき、私の中では2段階あって、
まずは「面白味があるかどうか」で、これは好みによらない。普遍的に人間が「面白い」と感じる要素の組み合わせ。もっと言うなら作者がターゲットとしている層が「面白い」と感じる要素と、それを引き出せる設定が組まれているかどうか。
例えば「新米刑事」と「熟練刑事」の組み合わせなんてのはままあるものだけど、こういう真逆の要素が組み合わさっているとそこに衝突が書けるので、この衝突によってドラマが演出されるしキャラも出やすくなる。
つまり「面白さが出やすい設定」と判断できる。
弱者と強者とか、体育会系不良と文系優等生とか、「衝突」しやすい組み合わせは面白味がある。
キャラのコンビだけでなく主人公単体にしても、世界最強だが童貞で女と会話できない男が合コンに行く・逆ナンに合う・女ストーカーの被害にあう、って話があったら面白いでしょ。
いかに衝突を作るかが面白味。
次に、その「面白味」を最大限に活かせる物語であるか、面白味を面白く演出できる展開があるかどうか。
世界最強の童貞男が、女と一切関わらないストーリーを進んだって何も面白くない。世界最強なのに童貞って面白味が一切活かせてない。
このネタの「何が面白いか」を作者自身が理解していないと、この例は極端だけど、こういう事が頻発する。
作者はどういうところを面白いと決めたのかと問うてハッキリと回答できない、答えを濁す、延々語るタイプはだいたい理解できてない。
だから、逆を言えば「その作品の面白味」をちゃんと押し出せてれば、その作品は私の好みによらず「面白い作品である」と判断する。
ただこれは「面白さ」があるかどうかの判断であって、私自身の感性で「面白い!」と感じてるわけではないから、最低でも上記した2点をクリアした作品は好きな人が読めば面白いと言われる作品だろう、と判断してる。
つまりは、上記2点をクリアしたうえで自分の好みなら「面白い」と答える。
なので最終的には「好み」って感じ。
評価・判断自体は好みは可能な限り排除してる。
>2.作品って、面白いから売れるんですか? 売れるから面白いんですか?
「面白い」のは前提。
そのうえで運もあるし、企業の販促もあるし、人気に乗っかる商売もあって広がっていく。
世情を見て狙いを定めてテーマを考えるのも一つの方法ではあるけど、ぶっちゃけ狙ってハマることはそうそうないです。製作サイドからすりゃ、本当にただの運です。
でなけりゃ、
うーん、まあ、これも賛否あるしアレが原因コレが悪いんだと思うことある人もいるだろうけど、
狙って出来るんなら、例えばソシャゲのサクラ大戦が爆死したりしないし、けものフレンズの続編がアンチで溢れることもないハズなんですよ。
戦略が大ミスだったわけだけど、あんだけヒットした作品の新シリーズが、逆に狙ってコケるほうが難しいだろうに、盛大にコケたって時点で狙ってヒットさせるのはまあ難しい。
「狙ってやる」のであれば、なかなかの長期で作戦練る必要があると思うし、一気にドカンとやろうとすれば自爆するだけだと思うかな。
売れてる作品が面白いのは、前提として面白い作品があるから。
でも「面白い」は世に出る前提であって、売れるためのものではないので、面白いから売れるわけでもないし、売れるから面白いわけでもない。
加えて言うと、「つまらないのに売れてるのもあるよ」って思う人もいるかもしれんけど、その回答は質問1の回答にある。
それは「つまらない」んじゃなくて「あなたの好みに合わない」だけ。
まあ、いろいろ事情あってゴリ押ししなきゃ製作費が回収できない系の本当に「つまらない作品」もあるけども。
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