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現代・異世界ファンタジーについて (No: 1)
スレ主 新人 投稿日時:
初めまして新人字書きです。
とても初歩的な事なのですが、小説のジャンルについてお聞きしたいことがあり掲示板を利用させて頂きました。
あるサイトに小説を投稿するつもりでいます。(普段は二次創作などを雑多に書いているのできちんとしたオリジナルは初めてです)
「とある人間が何らかの要因で一時的に異世界へとばされる現象を繰り返し体験する」
例えば、ある人が毎日通勤に同じ道を通るとして。そこで、必ず遭遇する猫だとか野良犬だとかがいて、それに遭うと必ず異世界にとばされる。
というのは、現代ファンタジーなのでしょうか?それとも、異世界ファンタジーになるのでしょうか?ちなみに異世界と実世界は6対4くらいの割合で書きたいなと思っています。
またSFについても少し調べたのですが、とばされる理由として科学的(現実には有り得ないとしても)な根拠をつければSFになるというのは理解しました。SFは初心者には敷居が高いように感じるのですが、どうなんでしょう?
ひよっこのアホな質問ですみません。
ご回答をお待ちしております。
カテゴリー: 設定(世界観)
この質問に返信する!現代・異世界ファンタジーについての返信 (No: 2)
投稿日時:
「異世界」「現代」ってのは、「ミステリ」や「アクション」ってのとは、同じジャンルでも同列に語れることじゃなくて、
「ミステリ・アクション」ってのは話の内容を示しているけど、「異世界・現代」ってのは単に舞台を示してるだけなんですよね。
だから、「ドラえもん」が異世界の魔法学校を舞台にしてたらこれって同じ内容でも異世界ファンタジーですよね。ロボや道具を神様や魔術神術に変換して。
で、困るってるのは「同じくらいの割合で書くつもりなんです」ってこと。
ぶっちゃけ、そりゃもう作者の好みだと思います。
一応、考え方の指針としては、
「何が主題になってるか」を考えりゃいいと思います。
異世界で魔王を倒すことが目的なら、4割程度が現実世界でも異世界ファンタジーっぽさはあるでしょうし、
現実世界で主人公が精神的に成長するような内容なら、6割異世界でも現代ファンタジーっぽいんじゃないかなと思います。
舞台の話でしかないので、そしてその舞台の割合はほぼ同じくらいなので、ではどっちの舞台でキャラクターたちは活躍するのかって考えりゃ、活躍するほうがメインと考えることも出来ると思います。
そしてSFはようするにサイエンス・フィクションなので、科学(科学的な何か)をテーマに扱ってりゃSFです。
だから、別に根拠すらいらなかったりします。
「ドラえもん」も一応はSF作品ですよ。ひみつ道具の根拠といえば「未来の道具です」というだけで科学的なものは何もない。
でも、「未来の道具だから」というのがSFっぽいですよね。
ようはこの「っぽさ」が書けりゃいいので、別にハードルは高くないですよ。
SFというジャンルの印象から「科学的に説得力のある根拠を」と考えてしまうためにハードルが高くなりがち、というのはあると思います。
現代・異世界ファンタジーについての返信の返信 (No: 3)
投稿日時:
なるほど、どの舞台にメインを置くかという考え方ができるのですね。SFに関しても少し難しく考えてしまっていたようです。
ご丁寧な回答ありがとうございました😊
現代・異世界ファンタジーについての返信 (No: 4)
投稿日時:
(1)
>「とある人間が何らかの要因で一時的に異世界へとばされる現象を繰り返し体験する」
>例えば、ある人が毎日通勤に同じ道を通るとして。そこで、必ず遭遇する猫だとか野良犬だとかがいて、それに遭うと必ず異世界にとばされる。
>というのは、現代ファンタジーなのでしょうか?それとも、異世界ファンタジーになるのでしょうか?ちなみに異世界と実世界は6対4くらいの割合で書きたいなと思っています。
これだけの情報では何とも言えませんが、仮に、
1)「一時的に異世界へとばされる現象を繰り返し体験する」というアイデアに作品の軸足をおいている。
2)主人公が現実世界の方で何か問題をかかえていて、異世界での体験によってその問題を解決したり成長したりする。
というストーリーであれば、強いて言うなら「現代ファンタジー」寄りと考えられます。この場合、6対4という分量の問題ではなく、極論すれば異世界パートが9でも作品の本質は現代ファンタジーということは有り得ます。
(2)
ジャンルという言葉に囚われるから分かりにくくなるのではないでしょうか?
重要なのは、「作者が何を書きたいのか?」「どういう物語を好む読者を想定しているのか?」。この二つです。で、後からついてくる要素として、「この物語はくくるとしたら現代ファンタジーだね」ということになるだけです。
まあ、はじめにジャンルありき、というタイプの作者さんもいますが。
異世界ファンタジーが好きで多数のそういう作品に触れていて、自分でも「俺も異世界ファンタジーを書こう!」と思って書き始めた作者さんも大勢いるでしょうが、そういう場合は自分の書く作品のジャンルは何かで悩むことはないでしょう?
スレ主様がご自分の構想された作品のジャンルが分からないというのは、初めにジャンルありきではなく、内容やアイデアから考え始めるタイプの書き手だというだけのことだと思われます。別にどちらが良いという話でもありません。
(3)
それと。
そもそも「現代ファンタジー」という用語に若干問題がある気もしています。
もう一方の「異世界ファンタジー」というのはジャンルの特徴がわりあい明瞭で、簡単に言えば「別世界をまるごと作ってしまって緻密な設定をこれでもかと盛り込む」「現実を忘れて、架空の物語にどっぷりつかる」など、そういったことが好きな人が書いたり読んだりするものです。
……雑な定義ですみません(汗)。ガチで詳述し始めると膨大になってしまうので。
でですね。「現代ファンタジー」を好む人というのは、傾向として自身の日常的な現実と虚構世界をある程度シンクロさせるのが好きなのだと思われます。
よって「現代ファンタジー」よりも、強いて言うなら「日常系ファンタジー」または「現実系ファンタジー」と呼ぶ方が適当だと思います。
日常も現実も当然「現代」ですから結果的に「現代社会を舞台にしたファンタジー」になりますが、現代であることが本質ではありません。
(4)
>またSFについても少し調べたのですが、とばされる理由として科学的(現実には有り得ないとしても)な根拠をつければSFになるというのは理解しました。SFは初心者には敷居が高いように感じるのですが、どうなんでしょう?
「本格SF」は敷居が高いかもしれませんが、御作のアイデアにSF的な味付けをしたいだけなら、それほど難しくはないと思いますよ。それらしい雰囲気をつくるためのちょっとしたコツがあるくらいです。
「科学的(現実には有り得ないとしても)な根拠」と仰っていますから理解されているのだと思いますが、SFの「科学」は「疑似科学」や「トンデモ科学」「なんちゃって科学」も含みます。
例としては、ガンダムの「ミノフスキー粒子」。もっともらしい用語をひねりだし、何となく科学的っぽい説明をしているだけです。だいたいあれ、語源は「富野さんが好きな粒子 → ミノフスキー粒子」だそうですから(笑
そんなもんです。
現代・異世界ファンタジーについての返信の返信 (No: 5)
投稿日時:
ご回答ありがとうございます。
確かに内容から思いつき、まだ構想がはっきりとできていなかったために悩んでいたかもしれません。結局はどういった内容を書きたいのか、のあとにジャンルがついてくるのですね。異世界ファンタジーの定義の話、そうなると自分が書きたいのは現実世界での成長よりの話だなと思い始めたところです。
SFについてもご丁寧にありがとうございました。ミノフスキー粒子の成り立ち、初めて知りました😊そんなアイデアも面白いですね。