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箇条書きで書いたシーンを描写したい(元記事)

 はじめまして。マッサンと申します。
 自分は書くのがとても遅く、なかなか物語を完結しないことが多々ありました。
んで、いろいろ方法を探しているうちに、とにかく頭をからっぽにして、ひたすら書いてみるっていう方法をやってみました。先に物語をかきあげて、それから加えたり、書き直したほうが早いとあったからです。プロットよりは全体の動きとか状況とかを、もっと細かく書いています。

※例※
「あっついな」
 扉をあける。そこには誰かいて、俺は予想もしなくて驚いた。
 女の子で、麦わら帽子をかぶっている。こちらに気づいてはにかむ。
「ほんと生きづらいですよね」
 首筋に汗が垂れる。どきんっと興奮する。

 …とまぁこんな感じで、一つの物語を最初から最後まで書き上げていきます。だいたい3000字~6000字ぐらいになりますかね。
 でもこの次に問題がありまして。箇条書きの文章をうまく描写できないんです。単語の順番とか、別の言い方を探したりとか。それで単語を辞典で探したり、表現の仕方に悩んだりして、30分でようやく2.3行できたって流れになることが多いです。最初のシーンからこんな感じなので全然物語が進んでおりません。
 自分の中でも描写の書き方とかポイントとか参考にしていったんですけど、どうしても箇条書きの状態から文章に書き直せなくて、本当に悩んでます。

 皆様のアドバイスお待ちしております。何卒宜しくお願いします。

箇条書きで書いたシーンを描写したいの返信

投稿者 サタン 投稿日時: : 5

それは、描写じゃなくて文章の組み立ての話ではないかなと思うんですが、身も蓋もない言い方をすれば「美文が書けない」という事を言ってるのでしょうか?

描写は、表現です。
美しい文章を書くことではありません。
例えば「ヒロインの些細な仕草に胸が高鳴る」という表現をしたい場合。

※例※
「あっついな」
 扉をあける。そこには誰かいて、俺は予想もしなくて驚いた。
 女の子で、麦わら帽子をかぶっている。こちらに気づいてはにかむ。
「ほんと生きづらいですよね」
 首筋に汗が垂れる。どきんっと興奮する。

これで描写になってます。
もちろん「それを表現したかったのなら」という話なので、意図が違うなら描写にはなっていないでしょう。
いやいや。表現したくて書いたシーンなんだから、そうなってるのは当たり前。そうじゃなくてその「どきっと興奮した」という心理状態をもっと鮮明にしたいんだ、という場合は。
その場合、文章表現が未熟というのも確かに要素の一つですが、それ以上に、「どきっと興奮した」という表現が最大限に発揮できるシーンすなわち展開を作っていないのが原因です。
例文は、ただの例なので揚げ足取るような指摘になりますが、
結局のとこコレは「独り言を聞かれて、美人からの反応が返ってきた」という展開なので、このように要約すると「ドキッ」とする要素が少ないですよね?
――いやまあ、ぶっちゃけ十分なシチュだと思うけども。
色気方面に強調するなら、ほぼ全裸の女が、と極端にしたほうが面白いし「ドキッとした」という描写を強くできる。
事件性(何か始まりそうという期待感)を煽るなら、暑さに耐えきれず行き倒れたような正体不明の茹だった女がいたほうが面白い。

まあ、ようするに「描写したいもの」を最大限に活かせる強調できる場面を作る、というのが手っ取り早い描写です。
場面作り、というかシチュ作りと言ったほうが正しく、凝った文章で場を飾ることが描写ではありません。
つまり、描写というのは表現です。
もっとも、混乱させてしまうかもしれませんが、「表現」なので、文章表現も描写っちゃ描写です。
ただ、「飾った文章」のことを描写と言うのではなく、それによる「表現」が描写です。

で。
文章についてですが、描写が出来てれば最低限の日本語が書ければなんも問題ありません。
小説のルール的に間違った作法をしていてもまったく問題ないです。わかりゃいいので。
同人ゲームで有名なのとか、書籍化Web小説のWeb版とか、無茶苦茶なの結構あるでしょ。
「転生したらスライムだった件」なんてWeb版はほとんどダイジェストになってる部分とか多いよ。
でも、主人公やサブキャラの魅力を出すに十分な展開が用意されていて、その展開で描写が出来ているので、何も問題なく物語を楽しめます。

なので、ようやっと本題ですが、
あくまで「文章の組み立て」という話で答えると、日本語の基礎が出来てればそれで問題ないです。
基礎というのは「主語述語の関係」の理解。
日本語の文章の構造。「単文」「重文」「複文」の3つがある。
これだけ理解してりゃ、どういう文章が適切でどう書けば良いのかというのはすぐ判断できるはず。
例文を勝手に改稿してみると、

「あっついな」
 誰にともなくボヤいて、扉を開けた。
 すると予想外にも扉の向こうから答えが返ってきた。
「ほんと生きづらいですよね」
 女の子だった。
 強い日光が麦わら帽子に遮られて女の子の素顔に濃い影を落としている。顔は見えない。でも、薄っすらはにかんでいるのが見て取れた。
「だっ――――」
 誰だコイツと思うよりも、独り言のような俺のボヤきが聞かれてたのだろうと理解して、急に恥ずかしくなった。
 恥ずかしさと混乱と動揺で夏場なのにフリーズする。と、フリーズな俺の視線はその場で唯一動いくモノへとついつい向かってしまった。
 女の子の首筋に、ひとすじの汗がつつっと垂れる。
 どきっとした。
 
うーん。もうちょいなんとかなりそうな感じはしますね。
夏場に麦わら帽子かぶってりゃ顔は影になるし、影になった女の子の首筋に汗が垂れる様子を確認できるとは思えんし。
「ドキッとした」は「生きづらいですよね」のセリフにもかかって欲しいから、これじゃテンポが悪いか。
まあいいや。

日本語は、基本「単文」がしっかり書けりゃどうにかなります。
単文というのは「主語+述語」だけのシンプルな文章ですね。それができりゃ大丈夫です。
「重文」と「複文」は単文の応用でしかないので。
「小説を書く」というと、どうしても「文章」または「文章力」を気にする人が多いですが、小説、特にラノベにおける文章というのは、漫画における絵と同じです。
そりゃ上手いにこしたことはないけど、下手でも面白いマンガは沢山ありますよね。
逆に、絵は上手いけど中身がクソという漫画も多いですよね。
文章力は、上手いにこしたことはないけど、その程度のモノですよ。
絵が下手な漫画でも、場面がわかりゃ問題ないでしょ?
「カイジ」なんて絵は下手くそだけどすごい表現力で主人公の心理状態や物語を「描写」していますよね。
絵が上手くったって、それで描写ができる、というわけじゃない。
なので、「描写」ができる表現力があるのなら、文章は日本語の基礎さえ出来れば何も問題ないです。わかりゃいいのよ。
で、描写ってのは表現だから、文章はあんま関係ない。
繰り返し、上手いにこしたことなはないです。文章力はあって困るものではない。これも漫画の絵と同じ。
けど、そんなものに何時間もかけるなら、展開やシチュや演出に時間を割いたほうがずっと描写が出来るでしょう。
イラストレーターではなく漫画家なら、一枚のイラストに四苦八苦するよりも、雑でもいいから漫画かけよ、って話。
我々はコピーライターではなく作家なんだから、文章にこだわるくらいなら物語(ストーリー単体ではなく演出やシチュなど)にこだわれ、と。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 箇条書きで書いたシーンを描写したい

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