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魔法少年バトロアモノのテーゼについて (No: 1)
スレ主 アライ 投稿日時:
魔法少年のバトロアモノの小説を構想しているのですが、作品のテーゼをどうしたら表現できるのか、悩んでおります。
テーゼとしてはオスばかりを排除の対象にする「自然の摂理」を批判する内容です。
幼い少年が、優勢な男子を決めるための女神の遊びによって、魔法少年となって殺し合うバトロアモノ。そんな話です。
・何故バトロアなのか?
自然界では優秀なオスがメスに選ばれ、弱いオスは排除の対象にされている。このバトロアは、その仕組みを決めた女神が自然の調和を保つために行う儀式のようなモノ。新しい代の女神を孕ませる優秀な男子を決める為に、殺し合わせている。
・批判したい部分
批判したいのは自然の摂理そのもの。「オスばかりを排除の対象にする自然そのものを否定し、人を1人の人間として扱うべき」というメッセージを込めたい。
・着地点
最終的にはその儀式が成り立たなくなるように上手く仕向け、女神を殺し、オスばかりを排除する自然の摂理が崩壊させる。そのせいで自然は着実に滅びの道を歩んでいくが、「オス1人大切にできない自然なんて滅べば良い」と主人公が言って終わる。
こんな感じです。そのテーゼの部分を表現するために相手である女性を非難したり、自然そのものを批判したり、それを決めた神様を非難したりするのを思いついているのですが、それを別の方に相談したところ「露骨なのは良くない」と言われたので悩んでおります。
こういう批判モノ、アンチモノを露骨ではなくやんわりと否定批判皮肉する方法ってありますでしょうか?例えを出してもらっても構わないので、挙げてくださると助かります。
それと、この設定にも問題や不備があればご指摘ください。
カテゴリー: ストーリー
この質問に返信する!魔法少年バトロアモノのテーゼについての返信 (No: 2)
投稿日時:
えっと、まず何故テーマのことをテーゼと表現しているのか、という部分が知りたい。
「批判モノ」とあるのでアンチテーゼのことを指しているのだろうか?
でも、だとするとその批判対象は「オスばかりを排除の対象にする「自然の摂理」」とあるので、これは御作の中だけの事ではないかな。
広い視野で捉えると「男ばかりが損をする」という現実を考えて、それを創作表現として「オスばかりを排除対象に~」と表現し、これに対するアンチテーゼを書く。
……という話でいいのかな。
ちなみに余談だけど「男と女でどっちが得か」というアンケートでは男女共に「女性のほうが得」と答えてるらしい。むしろ女性の回答のほうがパーセンテージが多い。
>露骨ではなくやんわりと否定批判皮肉する方法ってありますでしょうか?
テーマ性が強いものをイメージしてる印象なので、そのテーマを正確に理解しないと回答するに難しいですが、
抽象表現や別物に例えてしまうのが最も楽です。
上で少し書いたこととかぶるけど、
「相手である女性を非難する」 → 「女性の象徴を用意して、それを非難の的にする」
だから神様(女神)を非難する敵視するというのは良いと思う。
「自然そのものを批判する」 → 「自然崇拝してる教団が悪さしてて壊滅させる」「自然絶対主義の王国が自壊していく様子を書く」
こんな感じ。
終盤で「女神を殺す」とあるのも、ようは「否定」の表現でしょう? それと同じことをすればいい、という回答です。
うーん、まあ、でも。
展開を思いついているのなら、別にソフトにしなくても良いような気もする。
ガンガン批判してダイレクトに否定して、それが面白いよね、って場合もあるわけだし。
やるなら突き抜けてやりすぎるくらいで丁度いいんじゃないかな。
内容面で疑問を挙げると、
オスを競争させるために強制バトルロワイヤルってことは、主人公の敵になる対戦相手は同じ「オス」だよね。
そこで女神やメスに対する憎悪は書けるけど、対戦相手はあくまでオスになるから、でも敵として「批判の対象」になるのはメスを想定してるわけで、これは表現として成立しにくいと思う。
メスに対する批判の展開をはじめたらバトルロワイヤルしなくなっちゃうんじゃないかな?
メスや女神が敵なら、主人公はオス相手にバトルロワイヤルする必要ないよね。
強制性があるとしても、主人公の目的はバトルロワイヤルから抜け出して女神を倒しに行くことになるわけだから、そもそもバトルロワイヤルで行う展開は「メスに対する批判」ってテーマにほとんど関係ない、カスってはいるが、という感じじゃなかろうか。
魔法少年バトロアモノのテーゼについての返信 (No: 3)
投稿日時:
>こういう批判モノ、アンチモノを露骨ではなくやんわりと否定批判皮肉する方法ってありますでしょうか?
別にやわらげる必要はないと思います。
が。
やや気になるのは、
>オスばかりを排除の対象にする「自然の摂理」
これは現実の自然法則に対する認識としてはかなり特殊で偏った見方です。なので、この「テーゼ」を作中の女神だけでなく読者にも突きつける感じに書こうとされているとしたら考え物ではあります。
>「露骨なのは良くない」
というのはおそらく、作品によって作者が現実の女性を批判・非難しているような色合いをおびてしまうのはよくない、という意味ではないかと思います。
要は、その「テーゼ」をあくまで作品内の設定と割り切っているのなら何の問題もないということです。
もう少し具体的にストーリーの作り方に即して言うなら、批判や非難はすべて女神と女神が司る「架空の自然法則」に向けておけばよいということです。
>相手である女性を非難したり、自然そのものを批判したり、それを決めた神様を非難したりする
「それを決めた神様を非難する」のはいいのですが、「相手である女性を非難する」「自然そのものを批判する」というのは、ちょっと筋違いな感じがするんですね。そのへん、どうお考えですか?
そもそも、「相手である女性」(ヒロイン? もしくは敵である女性という意味でしょうか?)というキャラが、説明の文章だけではどう関わってくるのか分かりません。
オスに対して理不尽な法則を決めた女神がいて、それによってオスが淘汰されるという設定のようですから、前半のバトロア局面において主人公が戦う相手は全員がオスになりますよね? 女性とも戦わせてしまうと「オスばかりが排除の対象にされる」という基本ルールに反してしまいますから。
したがって、主人公の本来の敵は理不尽な法則を作った女神であって、「相手である女性」はそれに加担している、または信条として女神の作った法則を是としているということであれば、その女性キャラにも主人公が批判の矛先を向けても不自然ではありません。
* * *
要するにですね。
ぶっちゃけて言うと、女神がトンチキな法則を勝手に決めていて、作中の女性たちがその変な法則によって依怙贔屓されているという構図なわけですよ。
しかし、それだと悪いのは女神であって、勝手に依怙贔屓されている女性たちには罪はありません。
したがって、主人公が女神だけでなく他の女性キャラも非難する理由付けに、説得力を持たせる必要があります。
一番簡単なのは、女神=ラスボス・女性キャラ=女神の子分という形にすることでしょうが、他にも方法は色々あるでしょう。その女性キャラを好意的に扱うなら、最初は女神の思想に精神汚染されていたのだけれど、主人公と関わることによってだんだんそれが間違っていると思うようになる、みたいな描き方もあるかもですね。
そこの辺りをきっちりと作らずに、女神だけでなくそれ以外の女性キャラも闇雲に批判の対象にしてしまうと、主人公の方も単に「理不尽な考えをこじらせた偏屈なやつ」という感じになってしまいかねない、というのが注意点かと思います。
追記 (No: 4)
投稿日時:
>こういう批判モノ、アンチモノを露骨ではなくやんわりと否定批判皮肉する方法ってありますでしょうか?
単にエンタメ作品のストーリーをどうするかという話であれば、キャラ同士で激しく批判し合うことはむしろ面白くするコツの一つとも言えます。
しかし「批判モノ、アンチモノ」と仰っているところから推測するに、単なるストーリー内の衝突に留まらず、読者に対して「問題提起」をしたいという意図がおありなのかなと?
それはそれでいいのですが、書き手にそういう意識が強すぎると作中の女性批判が現実の女性批判になってしまいかねません。
>「露骨なのは良くない」
とは、そういうことじゃないかなと。
スレ主様がガチで現実の読者と議論したいのなら止はしませんが、「やんわりと」やりたいのなら、先の書き込みで私見を述べたように、あくまで批判の対象をキャラとしての女神にとどめ、フィクションとして処理するフリをしておいた方がよいと思います。
その上で、書き手の本当の主張は伝わる人には伝わるというくらいで良いのではないかと。
魔法少年バトロアモノのテーゼについての返信 (No: 5)
投稿日時:
それの何が悪いのか分からん。
受精の仕組みとかまさに「それ」だし、そうしないと6つ子とか双頭児とかのキメラ化の危険があるやん。
卵子は一つしかないのに、精子は何億と来るんだもん。
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「オスばかりを排除の対象にする自然そのものを否定し、人を1人の人間として扱うべき」
というか・・・・・・【女が女神さん一匹しかいない】からそれが発生するんでは?
女神が自分の優位性を守るために、その世界の女を全部ゴソっと【間引き】している、とかの【意図的に自然の摂理を歪めている】設定が無いとバランスが取れない。
女の総数が男より多かったり同数しかいないと、バトロワが成立しにくいんですよね。
勝利者を女たちがマワす「うれしくないハーレム」でもやるの?
そこを処理していない気がする。