主人公やその仲間に必ず感情移入させる必要ってあるのですかね?の返信の返信
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主人公やその仲間に必ず感情移入させる必要ってあるのですかね?の返信(元記事)
うーん。
小説に絶対ってないんですよね。
ただ、小説を作るという目標を登山だとすれば、事前にアイゼンやそれを付ける登山靴、防寒具(標高の高い富士山などの山は夏でも寒いです)を身に着けないと、そもそも勝負にならないということです。
そこで発想を変えて、ヘリから命綱と縄梯子を使って降りるなんてこともできます。別に目標は「山に登ること」なので、苦労する必要はありませんから。
あるいはなにか天才的な発想というのは、小説を書く際に必ず存在しますから、小説を書くことを登山に例えるのはそもそも間違いです。要するに書くという目標をどう達成し、どう面白くするかの問題です。
感情移入という尋常の手段を捨てて主人公が超人すぎて感情移入できないけど面白い、という話にすればいいんですよ。可能です。
私はハリボテ作戦というものをよく使います。自分の知力より遥かに上の頭のよさを持つ主人公、自分より遥かに行動力のある主人公を、紙の上で作り上げてしまうのです。だから感情移入できるかどうかということは、捨ててしまっています。
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投稿者 たまねぎくん 投稿日時: : 0
あ、念のために申し上げますが、ザイルや、他の道具もたくさんいりますし、おカネもムチャクチャかかりますからね。
だから小説を書く前にカネをかける、という考えの人がいても、あながちその人が間違っているということに決まらないですし、実は目に見えないだけで、小説を書くために必要な道具(書き方のコツ)は無数に、数え切れないぐらいありますよ。それを才能だけで突破する人は別に気にする必要はありませんが。
別に、プロットを綿密に作ること、設定を作ることだけじゃないんですよ。
壁を破るには、どういう話にするかという発想力が必要です。
飛躍した発想力。話全体をどういう風に決着させるか。
プロットを書いても、この「話の決着」という部分を完璧に作らないと、絶対に書けません。
仮面ライダーのほうが桃太郎よりも参考にしやすいという方がいましたが、実は仮面ライダーには弱点があります。
それは、ずっと同じように、悪役が倒されるだけで話が決着しないということです。
続き物にしてずっと食っていくなんてケチな考えは捨てて、話を「決着させる」ことだけを考えてください。
仮面ライダーは実は「駄作です」。どんどん新しい仮面ライダーに変わっていかないで、同じ話で続いていくならもう、どうしようもありません。サザエさんだって駄作です。
ドラえもんは、一回一回ちゃんと話が完結してますよね。だから名作です。
いやいや、そんなことないだろ? まあ、それはまあそうです。だって、面白くないものね、ドラえもんも。
決着した後も話が続いていくなら続けますし、続かないならもう終わりです。
無理やり続き物にしようとするのはよくある落とし穴で、話というのはダラダラ続くのが、この世界のありとあらゆる話の中で、一番最低です。それだけは絶対に避けなくてはなりません。
カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 主人公やその仲間に必ず感情移入させる必要ってあるのですかね?