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主人公やその仲間に必ず感情移入させる必要ってあるのですかね?の返信

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主人公やその仲間に必ず感情移入させる必要ってあるのですかね?(元記事)

 まぁ、闇金ウシジマくんとかデスノートや軍鶏あたりの主人公がほぼどうしようもない悪党かクズらしいので。ダークヒーローもガッツ、アーカード、島津豊久、フジキド・ケンジ、カイムなどは悪党やクズではなくても倫理観? なにそれおいしいの? 状態ですし。
 なんかもうやけっぱちな気分なのと戦争したいのと己の欲望を解放したいのと毎度毎度、同じような書き方から始めて盗賊とか悪徳領主とか化物とか狩るのも飽きたので一次創作と二次創作で現代地球とダークファンタジー異世界にて世界を敵に回してただ戦争をしたいから戦争をする。人を(作中で)殺したいから殺す。そんなわけで少佐や志々雄真実みたいなテロリスト主人公を描きたい気分になってきたのですよね。ただ私の勘違いかもしれませんがフォレストページ+ではたとえ架空国家であってもお上に逆らうのは防衛戦争以外ではウケずpvが減る。フォレストページ+は若いユーザーが多いから保守派の方が多いのかもしれない。
 ま、pv数なんて気にせず書きたいものを書くのが一番なのでテロリスト一次創作とテロリスト二次創作を書いてみようかと。心が折れるかもしれませんが。
 まさか「すげえぞ! さすが超越者! ホントに死なねえぜ!」の時のガッツに感情移入する人は俺みたいな狂人以外にはそんなにいなさそうですし、主人公ズに感情移入させる必要性ってそんなに重要なことなのですかね? ベルセルクなどダークヒーロー作品は人気作品ですし。フォレストで真似事すると保守派の気分を損ねた場合はウケがよくないですが。
 まーた、まとまりのない文章になってしまったかも。誹謗中傷は勘弁。
 どなたかコメント頂けたら幸いです。

主人公やその仲間に必ず感情移入させる必要ってあるのですかね?の返信

投稿者 サタン 投稿日時: : 2

偉そうな上から目線な回答になってしまうかもしれないが、
そもそも「感情移入する」のは読者であって、作者がさせるわけではない。

だから例えば、青春系の物語には割と古典的なキャラクターが配置されがちなんだけど、それには理由があって、というのも、そんな青春モノを楽しむ読者層が「登場させたキャラのどれかに親近感を持つ」ようにしてるため。
つまり、読者が感情移入する先を選べる、ないし、どれかにハマるようにしている、ということ。
青春モノこそ誰かに感情移入できないと青臭いだけでクソつまらないドラマになっちゃうからね。

なれてない人は「重要なキャラには感情移入させなきゃいけない」と勘違いすることがあるけど、そうじゃない。
感情移入は、言ってしまえば読者が「作り物である物語」を身近に感じるためのツールなので、その入り口はどこでもいい。つまり誰でもいいし極論一人いればいい。
その「一人」が全然登場しないんじゃ意味がないから、バランスよく登場させる、ないし、登場しやすい人物を感情移入しやすいキャラクターにする、という工夫があるわけです。
つまり重要人物に感情移入させるってのは結果論であって、要件を満たしていれば主人公でなくてもいいし、主要人物でなくてもいい。
そしてそれを選ぶのは読者であって、作者が出来ることはあくまで「しやすい環境を作る」ということだけ。

以上のことから、主人公や主要キャラがクソ野郎でも何も問題ない。
その場合の感情移入しやすい手段としては、
クソ野郎な主人公の横に常識人を置いて、この常識人を通して読者に感情移入してもらうパターンが王道。
クソ主人公に振り回される常識人、でもだんだん常識人はクソ主人公の内面を知ってゆくことになり、常識人はクソ主人公を理解して片腕足りうる存在になる。ってストーリーよく見るでしょ。
このクソ主人公は、このスレだからクソ主人公と表現したけど、人間離れしたスーパー超人とか、異常者レベルのIQを持つ超天才とか、そういう「一般的に理解できそうもない主人公」である場合にこのパターンが成り立つ。
例えば、ジョジョ4部の広瀬康一が常識人と表現した「入口」になるキャラ。
常識人ってのもただの表現で、ようは「相対的に一般人に近いポジション」って感じ。
このパターンは、常識人枠の凡人が横にいる超人との比較になって超人っぽさがアピールできるし、凡人が驚いたりリアクションを取れるので表現しやすいため、漫画でも小説でも映画でもどこでも王道。

あとは、ベルセルクの場合はパックっていう相棒がいるけども、ベルセルクは主人公がああいう性格のため、人物から事情を聞いたりとか相談に乗ったりとかしないので、すると物語の解説が出来ず読者置いてけぼりで話が進行してしまうので、そのためパックっていうキャラが解説&進行役として存在してる。
一方でベルセルクの「常識人枠」は、主人公に助けを求める村人とか、主人公に情報を流して敵と戦わせようとする町人とか、探偵モノで言うところの「依頼人」に相当するキャラがベルセルクでの常識人枠になってる。
妖精のフリしてる使途と戦うロストチルドレン編で、ガッツに助けを求めた村娘がいたでしょ。あの子がロストチルドレン編での常識人枠。
そんな感じで、毎回話題ごとに常識人枠が変わっていく。

他にも手段はあるから、仲間も全員クソならその仲間ごとにそれぞれ別パターンの「入口」を作ってしまうのがいいと思う。
ベルセルクの例のように、その話だけのゲストキャラでも問題なくて、ようは感情移入は、役割だけで言うと、物語を身近に感じられるようにするための入り口でしかないので、それを果たせれば主人公でもサブキャラでもモブキャラでも何でもいい。

ただ、物語の構造上あるいはテーマ上、主人公(特定の人物)に感情移入してもらわないとダメって場合もある。
例えば、ベルセルクの場合は最序盤を終えて過去の黄金時代編に入るとパックもいないし「依頼人」に相当する人物もいなくなる。
だから、最序盤の領主の使途を倒すまでにパックや「依頼人」を通して主人公に興味を持ってもらい、過去編が始まるまでに、粗暴で非情な振る舞いをする主人公を読者の「入口」にさせてる。
そのため、最序盤なのにラスボスのグリフィスを登場させたり二人の関係性をパックを通してフワッと描写したり、非情な態度を取る裏で悲しそうな顔の主人公を描いたりしてる。
これは過去編に「入口」がないから。そういう常識的なものが一切ない非情な傭兵の戦場を置きたかったから(だと思う)。
だから傭兵時代の少年期が終わって鷹の団に入るとリッケルトっていう常識人が出てきて、彼だけが生き残って狂った世界と変わったグリフィスを、あくまで常識的というか正常な目線で見て語ってる。

だいたい、そういう「物語に入るための入り口」というか「親近感を持たせる入口」というか、そういうキャラなり要素なりがある。
それが、結果的にキャラクターへの感情移入へとつながっている。
なので、「感情移入は必要か」という問いには、それそのものは重要ではない。
感情移入自体は読者が勝手にやるもの。作者に出来ることは感情移入をしやすい環境を整えることだけ。
そしてそれは、「親近感を持たせて物語に入りやすい入口を作る」という事ができていれば、別に感情移入自体は必須ではない。が、それが出来てれば結果的に読者は「誰かしらのキャラ」に感情移入することになるだろう。

たぶん、ここまで私が書いたことってほぼ伝わってないですよね。
なので解説をなくして端的に「主人公や仲間に必ず感情移入させる必要はあるのか?」に答えると、
読者が物語に興味を持って読むことが出来る作品なら、別に意図してやることじゃないから必要ない。
けど、逆説的だけど「そういう物語」を作るために、主要人物の誰かしらには感情移入してもらうことを考えたほうがいいかもしれない。
優先度が高いのは主人公だね。登場回数的に。

で、主人公のキャラ的にそれ難しいんだよなって場合は、前述した「常識人」などのサブキャラでサポートするのが王道かな。
「感情移入」は物語に入りやすくするためには良い道具になるから。
別の手段で物語に入りやすく出来るなら必須ではないし、出来ないならキャラを起点にするのがやりやすいと思うから感情移入させることは考えたほうがいい。って感じ。
この話であくまで大事なのは「物語に入りやすい要素」ってことね。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 主人公やその仲間に必ず感情移入させる必要ってあるのですかね?

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