世界観構築の共通点についての返信
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世界観構築の共通点について(元記事)
人気作品は現実に起こる「かもしれない」と思える設定が多い気がします。例えば「リゼロ」や「このすば」あるいは「空の境界」では主人公が交通事故にあっていますよね。そして事故を通して異世界へ行けたり、あるいは能力に目覚めたり。交通事故という誰にでも起こりうる事柄を通す事でキャラへの親近感を高めていると言うか。他にも「SAO」や「禁書目録」も科学が発展すれば「もしかすると自分達にも起こりうるのでは?」と思えますし。
ここで、皆さんのご意見を聞かせてください。
物語の世界観を構築するにあたって、「現実でも起きるかもしれない」という物は必ず必要だと思いますか?
世界観構築の共通点についての返信
投稿者 黒鐘 黒ぅ 投稿日時: : 2
「現実に起こるかもしれない」という設定が必要とは、一概に言えないですね。
単純な話、「現実味」が必要なだけなんですよ。
ぶっちゃけると、読者側はどんな事も「現実にも起こりそう」とか思ってます。読者が主人公に自己投影してる以上、主人公に起きた事は全て読者の身に起きた事なんです。
ですから、「現実にも起こりそう」というのは正直当てになりません。
では現実味とは何なのか、という事ですが、「現実にもありえる」というより、「現実っぽさ」って事じゃないかと。
SAOとかは良い例ですね。ゲームに囚われたプレイヤー達は、ゲーム攻略を目指したり、店を営んで攻略組を支えたり、恐怖のあまりにはじまりの街に引きこもったり、殺人を犯したり、自殺したり…………。とる行動は人それぞれです。
こういった事には現実らしさがあります。プレイヤー全員が攻略を目指して「頑張るぞー! エイエイオー!」なんて有り得ませんから。
「現実だったらこうなるだろう」という設定の方が、必要なんじゃないかと。
とはいえ、当てにならなくとも、「交通事故に遭って異世界に転生」みたいな展開にも、大きなメリットがあります。
ニシン様の仰るような「自分にも起こるかもしれない事に遭い、非日常へと足を踏み入れる」的な展開を、読者は強く求めています。そういった展開があれば、多少、読んでもらえやすいかと。
もちろん上記の事には個人差がある上、現実味への繋がりも微妙ですが。
「現実にも起こるかも」という展開は否定しませんが、「現実にも有り得る=現実味がある」という訳では無い事を、頭に入れておいたほうがいいかと。
カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 世界観構築の共通点について