ラノベでの古文使用はどこまで可かの返信の返信
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ラノベでの古文使用はどこまで可かの返信(元記事)
読者は、書かれている文章を一言一句正確に読んでいるわけではないので、基本的に問題ないです。
例えば、これは極論であって正確には話が違うんですが、
「こんちには みさなん おんげき ですか? わしたは げんき です。」
この文章、たぶん読めますよね?
じゃあ、もう一度しっかりと読んでみて。
読めないでしょ。日本語になってないからね。
(参考URL https://yukawanet.com/archives/4191006.html
リンク先を読めば今回の話題とはあまり関係ない研究だということがわかると思うので、あくまで極論の一例ということで)
読者というのは、基本的に「一言一句正確に読んでるわけではありません」という事の意味がわかってもらえただろうか。
関西弁でも広島弁でも、古語でもギャル語でも、読者は文章の意味を読み取って理解するので、◯◯弁といった「表面的なガワ」は関係ないです。
ただ、方言によって意味が変わる語句やまったく新しい単語といったものもあるので、こうしたものは当然ながら「意味を読み取れない」です。
このため読みにくさは確かにありますが、これはつまりは常用外の単語を使ってるのと同じ話なので、説明を入れるかわかるように書くか工夫が必要です。
例えば、
「左様。ならばこの草より土と虫選り分けなむ」
なるほど、草と土を基準どおりに分ければ良いのか、と主人公は理解した。
といった具合で、古語や方言の部分が読めなくとも自然に解説を混ぜてるから問題なく読めるし意味がわかる、という書き方などがよくあると思います。
「読みにくくなるかも」と考えているのであれば、単純に読みやすくする工夫があれば良いです。
そして、これは正確には「読む」ではなくて「読み取る」という話なので、方言など言葉のガワの問題はどうとでもなります。
それこそ、キャラ付けのためだけに方言を使うことなんてよくある。
いろんな方言や言葉遣いが混ざってるというのも、割とある……というか、そもそも日本語は丁寧語やらタメ語やら日常的に複数の言葉が混じってるんで、別に苦にならないと思う。
ラノベでの古文使用はどこまで可かの返信の返信
スレ主 桂香 投稿日時: : 0
お二方、お返事が遅れてすみません。
方言によって意味が変わる語句(たとえば鳥取のタバコする(休憩する))や読者の大半が知らない語句(碁笥、六博など)は常用外の単語としてとらえられる感じでしょうか。子供向け歴史コミックとか読んでいると欄外に記述があったり、章ごとに単語をまとめたり……というのならば見覚えがあります。以後の例を考えますに、
「左様。ならばこの草より土と虫選り分けなむ」
なるほど、草と土を基準どおりに分ければ良いのか、と主人公は理解した。
キーの単語(簡単な名詞。今回は土、虫、草と動詞の選る、分くなどの動詞、ついでに感嘆詞(?))がありゃ文脈はどーにでもなる、っといた感じですかね。
たとえ受けた側が誤訳をしていても別のところでカバーすれば大丈夫でしょうか。
読み取りやすくする工夫は上記と、さりげなく解説を挟む、みたいな感じでしょうか。
服部くん(コナン)やケロちゃん(さくら)とかは解説不要かもしれないですね。自然と身につく感じでしょうか。
拡大解釈ギリいけば、もしヨーロッパの政略結婚する貴族等の数か国語ザラみたいな感じでしょうかね。……でも現代日本を生きてく中で、身に着けるのは日本語、せいぜい英語、第三言語(中国語とか)でも実際、将来役立たせることができる人は多くもない……大半は凡そ、自分たちのコミュニティ+敬語ぐらいでしょう。
苦にならない、の基準はわかりませんが大学のレポートの難易度を基準に、担任の教授と頭突き合わせて考えてみます。
カテゴリー : 文章・描写 スレッド: ラノベでの古文使用はどこまで可か