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「実は○○だった」は絶対に必要でしょうか?の返信の返信

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「実は○○だった」は絶対に必要でしょうか?の返信(元記事)

 こんにちは。のんです。確かに【謎を残しておいた方がわくわく】しますね。わざと設定を隠し、作中にブラックボックスを作り上げるのは立派な手法です。しかし

▼どうしてヒロインがこの病気にかかったのか、どうして18歳の誕生日に死ぬのか、
説明をしないつもりです。

 とのことですが、どちらも説明した方が良いでしょう。先ず前者ですが、理由としましては【宇宙人がこの病気を調査に(地球へ)来ている】からです。

 この設定が作中で出されるのであれば、当然読者様は病気に関わる何かが地球にあると考えます。そして、疑問の解決を期待することでしょう。「病気の原因とヒロインが関係するのでは」なんて憶測も飛び出るかもしれません。絶対必要とは言いませんが、説明するのが無難ですね。

 逆に【どうして18才の誕生日に死ぬのか】に関しましては、絶対必要です。【宇宙人性毒霧病】にかかった初の人間がヒロインならば、そもそも「理由を発見→18才の誕生日に死ぬと発覚」の順番ではないでしょうか?

▼「残しておく謎」と「説明しなければならない謎」の違いやさじ加減

 こちらは、他の謎と関わっているかいないかだと思います。その謎を残したまま他の謎を全て説明できる。というもの以外は、変に残さない方がいいでしょう。ブラックボックス化するときは徹底的に隠してしまうものです。

「実は○○だった」は絶対に必要でしょうか?の返信の返信

スレ主 みね子 投稿日時: : 0

質問したみね子です。
回答ありがとうございます。

>この設定が作中で出されるのであれば、当然読者様は病気に関わる何かが地球にあると考えます。そして、疑問の解決を期待することでしょう。

設定とストーリーありきになっており、読者の期待を置いてきぼりにしていました。
作者にとってはどうでもいい設定でも、読者は期待して解決を望んでしまう、という当たり前のことが抜けていました。
期待に応えないと、仮にストーリーやキャラが立派でも、読者の読後は「はあ?」となっていたと思います。私もそんな小説をいくつか読んでおり、「解決を期待した私が悪いのか?」と不満に思ったことがあります。世間的には評価されているようですが、私は嫌いです。嫌いな小説を作ってしまうところでした。

かといって、含みのある小説が嫌いかといったら好きです。その違いがわからず質問させていただきましたが、
>その謎を残したまま他の謎を全て説明できる。というもの以外は、変に残さない方がいいでしょう。ブラックボックス化するときは徹底的に隠してしまうものです。
この回答ではっとしました。
たしかに、含みのある小説は、読後に「あれは結局、こういう理由もあったのかな……」と思いを馳せるような感覚でした。作中に全て書かれていますが、文章の端々から「もしかしたらこういう感情もあったのかも……」と思わせるものがありました。
これはブラックボックス化に成功しており、かつ本を背表紙の厚み以上に見せています。

そうすると、今回の謎は謎のままにするとまずいということが明確になります。
ヒロインの病気をブラックボックスにしたら、なにも始まりません……。

謎のままにする謎、解明する謎の違いを明確に回答いただき、目の前が明るくなりました。
含みのある小説に憧れつつも手法がわからず悶々としていましたが、解決の尻尾が見えた気がします。がんばって掴みに行きます。

回答ありがとうございました。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 「実は○○だった」は絶対に必要でしょうか?

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