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皆様が小説家になるために練習してきたことの返信(元記事)
ぶっちゃけ、質問が漠然としすぎていてなんと答えたらいいのかわからないのが本音です。
何をすべきかが定まってないために質問が漠然としてしまうと思うので、それを模索するのが第一だと思います。
なので回答は実践的な方法論とは程遠いものになるかと思います。
まず初心者の頃によくやってたこと。
・良い文章を書く練習。というか文章自体を書くこと。
・設定やイベント、タイムチャート、人物相関などを考えること。
・雰囲気やキャラを決めて出だしを書いてしまうこと。
・知らない漢字や言い回しを覚えようと調べまくったこと。
・神話や歴史、SF技術など知識を溜め込もうとしてたこと。
――これらは、当時の自分が目の前にいたら殴ってでも正したいですね。
多少書き慣れた頃にしてたこと。
・あらすじを書く。概要を決める。
・ネタが微妙でも魅力的な内容に仕上げられると信じてた。
・キャラは手を尽くして個性的・特徴的にする。
・勢いにまかせてとにかく書く。
・読み切りなどの漫画を小説化して描写力を鍛える。
・設定はあまりキッチリ作らない。
――「最初に概要を決める」くらいかな、今も続けてるのは。
漫画を小説化は、良さそうな訓練に思えるけど、まあ実際良い訓練だけど、ネタが無くても書ける、展開を思いつかなくても書けるというのが強みの方法だから、訓練としては単純に「書いた分だけ上達する」というだけ。小説化がやりにくいと思う人には向かない。
訓練という括りで言えば「あらすじを書く」も、今も続けてるか。
設定は、作るべきところと作らなくていいところを見定めるのが大事だよね。
いま心がけてること、やってること。
・最初に概要を決める。プロットを作る。熟考してから執筆する。
・キャラには、書くかどうかは別としてキャラごとエピソードを用意する。
・ネタを思いついたら、そのネタを面白くする。
・執筆しなくても物語を作るための訓練として、あらすじというかプロットを書く。
・良い文章・わかりやすい文章を書くよう心がけるのではなく、正しい文章を書くよう心がける。
・物語を理解し、プロット時点で構造的な不備を洗い出す。
・執筆は、推敲時に書き直すことを前提に雑でもいいと開き直る。一発で書こうとしない。
・描写は説明ではない。説明がダメなわけではないが、描写できる隙を見つける。
――こんなとこだろうか。
キャラにエピソードを用意するってのは、そのエピソードの内容や雰囲気がそのままキャラの個性になるので、設定や特徴を考えるのは二の次になった。
プロットについては、「物語を作る」という事を理解しないと、作っても意味ないと思う。
文章については、正しい文章を端的にかけば、それが一番わかりやすくて良い文章だってことに気がついた。昔はなんであんなに「美しい文章」を求めたのか……
描写は、なまじ小説は文章で説明ができるからねぇ。「内面を書く」と言っても文章で書けてしまうしね。絵で「内面を」と言えば表情で感情という形のないものを描写したりするからすぐわかるんだけども。
一応答えたつもりだけど、ハッキリ言って、上達とか気にしないで好きなのを好きなように書くのが一番ですよ。
誰かに読んでもらって指摘を受けたり、あるいは自己評価で書けない部分を見つけたり、それでやることが定まったら、そのときはじめて「これを会得したい」と考えたほうが良いと思う。
皆様が小説家になるために練習してきたことの返信の返信
スレ主 ジロー 投稿日時: : 2
詳しくありがとうございます。
小説を書くのは好きなんですが、初心者か脱却するためには自分でもどのように実力を極めればいいか悩んでいたのです。皆さんの小説家としての実力を上げるためにどのような練習を積み重ねたのか、経験談を知りたくて今回質問させていただきました。
返答ありがとうございます、参考にさせていただきます。
カテゴリー : その他 スレッド: 皆様が小説家になるために練習してきたこと