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皆様が小説家になるために練習してきたこと (No: 1)
スレ主 ジロー 投稿日時:
タイトルの通りですが、皆様が小説家になるために練習してきたこと、また見事に小説家としてデビューした方達の練習法を教えてください。
方法は初心者がやっていそうな事でも構いません。むしろ教えてください。
他にも毎日やってきた小説を書くため作るための上達法や、それらを実行して自身をどのような成長を感じたか、実感できたかを教えて欲しいです。
よろしくお願いします
カテゴリー: その他
この質問に返信する!人気回答!皆様が小説家になるために練習してきたことの返信 (No: 2)
投稿日時:
ぶっちゃけ、質問が漠然としすぎていてなんと答えたらいいのかわからないのが本音です。
何をすべきかが定まってないために質問が漠然としてしまうと思うので、それを模索するのが第一だと思います。
なので回答は実践的な方法論とは程遠いものになるかと思います。
まず初心者の頃によくやってたこと。
・良い文章を書く練習。というか文章自体を書くこと。
・設定やイベント、タイムチャート、人物相関などを考えること。
・雰囲気やキャラを決めて出だしを書いてしまうこと。
・知らない漢字や言い回しを覚えようと調べまくったこと。
・神話や歴史、SF技術など知識を溜め込もうとしてたこと。
――これらは、当時の自分が目の前にいたら殴ってでも正したいですね。
多少書き慣れた頃にしてたこと。
・あらすじを書く。概要を決める。
・ネタが微妙でも魅力的な内容に仕上げられると信じてた。
・キャラは手を尽くして個性的・特徴的にする。
・勢いにまかせてとにかく書く。
・読み切りなどの漫画を小説化して描写力を鍛える。
・設定はあまりキッチリ作らない。
――「最初に概要を決める」くらいかな、今も続けてるのは。
漫画を小説化は、良さそうな訓練に思えるけど、まあ実際良い訓練だけど、ネタが無くても書ける、展開を思いつかなくても書けるというのが強みの方法だから、訓練としては単純に「書いた分だけ上達する」というだけ。小説化がやりにくいと思う人には向かない。
訓練という括りで言えば「あらすじを書く」も、今も続けてるか。
設定は、作るべきところと作らなくていいところを見定めるのが大事だよね。
いま心がけてること、やってること。
・最初に概要を決める。プロットを作る。熟考してから執筆する。
・キャラには、書くかどうかは別としてキャラごとエピソードを用意する。
・ネタを思いついたら、そのネタを面白くする。
・執筆しなくても物語を作るための訓練として、あらすじというかプロットを書く。
・良い文章・わかりやすい文章を書くよう心がけるのではなく、正しい文章を書くよう心がける。
・物語を理解し、プロット時点で構造的な不備を洗い出す。
・執筆は、推敲時に書き直すことを前提に雑でもいいと開き直る。一発で書こうとしない。
・描写は説明ではない。説明がダメなわけではないが、描写できる隙を見つける。
――こんなとこだろうか。
キャラにエピソードを用意するってのは、そのエピソードの内容や雰囲気がそのままキャラの個性になるので、設定や特徴を考えるのは二の次になった。
プロットについては、「物語を作る」という事を理解しないと、作っても意味ないと思う。
文章については、正しい文章を端的にかけば、それが一番わかりやすくて良い文章だってことに気がついた。昔はなんであんなに「美しい文章」を求めたのか……
描写は、なまじ小説は文章で説明ができるからねぇ。「内面を書く」と言っても文章で書けてしまうしね。絵で「内面を」と言えば表情で感情という形のないものを描写したりするからすぐわかるんだけども。
一応答えたつもりだけど、ハッキリ言って、上達とか気にしないで好きなのを好きなように書くのが一番ですよ。
誰かに読んでもらって指摘を受けたり、あるいは自己評価で書けない部分を見つけたり、それでやることが定まったら、そのときはじめて「これを会得したい」と考えたほうが良いと思う。
皆様が小説家になるために練習してきたことの返信の返信 (No: 3)
投稿日時:
詳しくありがとうございます。
小説を書くのは好きなんですが、初心者か脱却するためには自分でもどのように実力を極めればいいか悩んでいたのです。皆さんの小説家としての実力を上げるためにどのような練習を積み重ねたのか、経験談を知りたくて今回質問させていただきました。
返答ありがとうございます、参考にさせていただきます。
皆様が小説家になるために練習してきたことの返信 (No: 4)
投稿日時:
私はやったことないですが、たしか室井佑月という作家は小説の書き写しというのをやったそうです。
パソコンとか使っていいから、お気に入りの小説を、さいしょから終わりまで、視写(ししゃ)してみては?
一作や一人の作家の視写ではなく、複数の作家の視写ね
。句読点や段落を間違えないよう、丁寧に打ちきる。
書きたい言葉とかを小説風に、反射的に書けるようになるそうです。ついでに言うと、めっちゃめんどくさいです。数行で挫折した思い出がある。
皆様が小説家になるために練習してきたことの返信 (No: 5)
投稿日時:
小説を書くという作業はわりと総合力なので、部分的な技能を練習するというのはなじまない気がしています。文章がうまいだけでは小説は書けないし、ストーリーの作り方はストーリーに触れることでしか身につかないんじゃないかと。
ストーリーに触れるというのは、小説だけではなくて映画やアニメでもいいです。
例えば先日あるアニメを観ていたら、一人のキャラの言動に他のキャラが少し視線を向けて無言で見ているカットが入ったんですね。これは何らかのフラグを立てているわけで、意図なくこういう絵が挿入されることはまずあり得ません。
そんな表現に触れたとき、これを小説でやるにはどうしたらいいだろうと考えるのが、半ば習慣になっています。しかし別に訓練して身についた習慣ではなく、読む、書く、観る、書くということを繰り返すうちに、自然にそんな思考をするようになっただけです。
ひたすら小説を読む。ひたすら小説を書く。アニメなどの越境的なジャンルにも触れる。そういうことを繰り返す以外に、小説上達法というものを私は思い浮かべることができません。
あと。
三題噺というのをご存知と思いますが、お題を提供されてストーリーを作るのはわりと効果的みたいですよ。
誰にでも思考のクセみたいなものがあって、そこから抜け出しにくいものなので。そういうクセから頭を切り離すことによって、思いがけない方向にイメージが転がっていくみたいです。